2006年05月29日

ドホナーニ/Bruckner #5

dohnanyi_bruckner5.jpg

なんだこのヨーロッパ風味は!

ホールトーンが豊かなのは、単にホールが良く響くからだけではない。
音程と発音のタイミングが絶妙であるために、倍音成分が良く乗っているのだ。

さらに感心するのは、歌い口の精妙さと歌い終わりの仕舞い方の品の良さ。
縦の線で合わせるのでなく、呼吸で合わせる、いや呼吸を合わせる演奏。
ヨーロッパ以外で演奏された、最もヨーロッパの様式に近いブルックナーではないか。

苦難の80年代を乗り越え、アンサンブルの精度とモチベーションを取り戻したクリーブランドが、美しい音楽を美しく奏でる喜びに浸っているようだ。


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