2006年06月30日

ドホナーニ/英雄は普通、道化は非凡

dohnanyi_strauss.jpg

英雄の生涯は至って普通の演奏だなあ。
まあ英雄の生涯を普通に演奏できる時点で非凡なんだが。

と思ってたら。

ティルはえらい冴えた演奏。エッジ立ちまくり。どうなってるんだか。

指揮者とオーケストラの関係については、いつかきちんと論じてみたいものだが、これらの演奏においては、そこが問題になっているようだ。
つまり、英雄の生涯では指揮者がオーケストラの集中力を引き出せず、ティルでは十二分に引き出せている。オーケストラはどちらの演奏も技術的には全く問題ないのだから、やはり指揮者の問題なのだろう。

ドホナーニがいまひとつ人気が出なかったのはこういうことなのだろうか。

Christoph von Dohnányi
Cleveland Orchestra

Richard Strauss / Ein Heldenleben
1992.1.27
Richard Strauss / Till Eulenspiegels lustige Streiche
1991.8.18

2006年06月29日

東部会

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鳥取県総合芸術文化祭東部地区企画運営委員会(長い!)をやった。
私は委員長なので司会。
仕切りがうまくなくて、夕方6時から夜の8時45分まで3時間近くぶっ通し。委員の皆さんにはいつも長い会になって申し訳なく思っています。
前日の夕方くらいから緊張してたんです。緊張すると言葉数が多くなってしまっていかん。
このたびの会の委員さんはそれぞれの分野の大家ばかりであり、私のようなただの趣味人が仕切るのは大変おこがましいけど、その方が皆さんが意見を自由に言えていいのかもしれない。

フリースペースのイベントに応募された内容をみんなで確認。
それにしてもみなさんいろいろな企画を考えていらっしゃって、とても面白い。

何とかフリースペースに人がごった返すようなイベントにしたいなあ。そうなる素質は確実にある。後はそれをどう知ってもらうかだな。
タグ:総芸祭 日記
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2006年06月28日

新温泉町出張

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兵庫県の新温泉町(旧浜坂町)に出張してきた。行きがけは眠くて、運転してて2度ほど意識が飛んだ(汗)。
写真は、来週会議が行われる浜坂ビーチ。なんと松林にテントをたてて会議するんだって。よく思いついたね。でもきれいな海岸だった。

今日も飲み会だった。
鳥取駅南の吉鳥の焼き鳥は美味かった。
カラオケは苦手だ。
タグ:日記
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2006年06月27日

六月蛙い

今日は飲み会だった。
一昨々年と一昨年やった『音劇』(私の命名)(吉川経家の物語を尺八+琵琶語り+獅子舞とかいろいろでやる怪しげな舞台)の面子が、来年の6月にクラブツーリズムのツアーで再演するための決起大会みたいなもの、というか同窓会かな。
自分で言うのもなんだが、なんだかよく分からない舞台なのである。大阪の尺八の偉い先生が鳥取に見えたので、みんなで集まった。

早めにお開きになったので、歩いて帰る。車で10分の距離だが、歩いて1時間20分。良識ある大人が歩く距離ではないが、タクシー代2,000円が浮くと考えれば安いものである。
帰り道の家の近くは両側が田んぼで、かえるの大合唱。うるさいは「五月蝿い」と書くが、「六月蛙い」と書いてもいいくらい(?)相当なボリュームであった。

蛙の合唱(30秒 329KB)
タグ:日記
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2006年06月26日

大阪ドライブ

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楽譜を買いに大阪に行った。
今日は普段とルートを変えて、9号線で福知山の先まで行き、173号線を南下して行った。
9号線沿線は山と田んぼがほとんどで、たまに街が現れる。平均スピードは60km/hと私には遅すぎる。追い抜きポイントもない。
173号線は山越えルートで、恐ろしく雄大な景色が見える。山を降りると唐突に大都会。最後は阪神高速池田線に自動的に乗ってしまい、料金はかかったがあっという間についた。

ちなみに今回のコースは、中国自動車道を使う最もポピュラーなものと比べて片道で1時間半長く4時間半かかるが、通行料金は2900円安い。おおむね60km/h走行なので燃費にもよい。
53号線+373号線+2号線(阪神高速使わず)は5時間半もかかるので、料金と時間と燃費を天秤にかけてちょうどよいルートかも。

ナブッコの「行け我が思いよ、金色の翼に乗って」のボーカルスコアを手に入れるのが最大の目的で、幸いササヤ書店にあった。
ついでにフランツ・シュミットの交響曲第4番のスコアも購入。

用件が済んだらCD探し。大阪駅前ビルの中古CD店にはめぼしいものはなく、名曲堂梅田東店まで行った。ドホナーニのマーラーの4番と、英雄の生涯&ドン・ファンを手に入れることができた。
これでドホナーニのマーラー録音は全曲揃った。

家に帰って、フランツ・シュミットの4番のスコアを見ながらCDを聴いたが、これくらい複雑な曲になると、これまで音だけで何度聴いても聴き取れていないところがたくさんあるのがよく分かる。
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2006年06月25日

医学部の定期

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鳥大医学部のオケ、鳥取大学室内管弦楽団の定期演奏会に出演した。
曲は、未完成、新世界とアンコールのフィンランディア。
チェロの4プルト表で演奏。ちなみにアメリカ配置。

やはり未完成は若者には難しい。
アンサンブルも音程も問題はないが、緊張で内に閉じこもってしまい、表現が表に出て行かない。
盛り上がりだけで勝負できない曲なので、細部に魂をこめなければならないが、経験が少ないとそういう技も使えない。
緊張で体がこわばっているのが曲のせいでさらにこわばってしまった。
まあ充分美しい演奏ではあったのだが。

新世界はアンサンブルが難しい曲。
1楽章は勢いで何とかなる。2楽章もメロディの美しさや大きな盛り上がりでそれっぽくなる。
しかし、3楽章には冷静さが必要だ。緊張が乱れを生み、乱れがさらに緊張を生む。第1主題は1回目、リピート、ダカーポと3回奏されるが、3回目でようやくまとまった。実は演奏している本人たちがアンサンブルの乱れを自覚していたかどうかちょっと疑問。
4楽章。いろんな要素がある。4拍子の音楽は意識して盛り上げないと小節の中でだれる。途中までなかなか盛り上がらないのでコンマスを見るとあわあわしている感じ。チェロ4列目からコンマスにアイコンタクトを送って(笑)ノリノリな感じの演奏を見せ付ける(爆笑)と反応してくれた!(多分)
そのあとは見事にオケ全体が一体化し、燃え燃えの演奏に。ちょっと荒っぽくなったかなとも思ったけど、客席の反応は針が落ちても聴こえるんじゃないかってくらい息を呑んで演奏に集中してくれている。
良好なテンションのまま曲を閉じて、盛大な拍手。

アンコールのフィンランディアもその集中力のまま、いい演奏になった。
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2006年06月24日

圧巻!公開レッスン

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クリーブランド管弦楽団のアシスタント・コンサートマスター、Yoko Moore(廣江洋子)さんにレッスンしていただきました!

催し自体は鳥取大学芸術文化センター主催で、前半はセンターの新倉教授との対談で、Yokoさんの半生、音楽とは、オーケストラとはなど、いろいろ語っていただきました。

後半は我々カプリス弦楽四重奏団の公開レッスン。思いのほかお客さんが多くて緊張する反面私的にはとてもやりがいがありました。

「モーツァルトの楽譜には基本的にピアノとフォルテしかないのね。クレッシェンドは文字で書いてあるのが本当で、括弧書きとか記号で書いてあるのは誰かが勝手に書いたのかもしれないの。だからいろんなスコアを見比べて、最終的にどう演奏するか判断しないといけないのね」
「ピアノとフォルテしかないからその違いは明確にしないとだめ」
「カルテットのピアノはオーケストラの演奏で言えばメゾフォルテぐらいかもしれない。聴こえなければ意味がないんだから。とくにファースト・ヴァイオリンは他の楽器がどんなになってても自分だけは聴こえるように演奏しないといけない。ただ、モーツァルトの場合はファースト・ヴァイオリンが主役だからそうだけど、ベートーヴェンなら全部の楽器が対等の立場だからもっときちんと考えないとだめ」
「弓の先で弾くとコントロールができなかったり弓元に戻すのに時間かかったりするでしょ。だからオーケストラでは弓先はほとんど使わない。使うのはブルックナーのトレモロ弾くときくらい」
「モーツァルトは30いくつで死んじゃったでしょ。最後まで子供の気持ちのままだったの。だから不協和音みたいな深刻な曲でもかわいらしく弾かないと」

題材はモーツァルトの不協和音の第1楽章だけだったんですが、あまりにも指摘が多くて、序奏と第1主題だけで1時間が終わっちゃいました。
とても楽しいひと時でした。

そのあとのお食事会がまた楽しくて。

「いまの音楽監督のヴェルザー=メストさんは、とても勉強家で音楽のこととかいろんなことにすごく詳しくて、リハーサルがとっても面白いの。ヨーロッパの人はたいてい音楽は単に仕事の手段ではなくて『誇り』だから、いい加減に演奏するのをとてもいやがるの。だからリハーサルはとてもねちっこい。私はそれがとても勉強になるから、本番がどうであろうとリハーサルの満足で本番もとても幸せ」
「ヴェルザー=メストさんもレクチャーコンサートするんだけど、英語のしゃべりがかなり平坦で聞いてて面白いものではないのね。そんな調子でウィンナワルツのこととかとてもまじめに説明するの。そういう音楽に真剣な姿勢がとても素敵なの」
「『日本に帰ったら何食べたい』ってよく聞かれるんだけど、何食べてもおいしくて感動するの。中国料理にしても韓国料理にしても日本料理にしても、アメリカと違って『ヒストリー』が感じられるから」

ほんと、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
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2006年06月23日

彼我の差

ブラジルに先制!伝説になるか、と思ったら、やはりブラジルは強い。

彼我の差は縮まらない。。。強い国はますます強くなる。

その中で、玉田と加地の動きはこれまでの日本代表離れしたものだと思った。今後に期待できる。
タグ:サッカー
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HMVから届いたCDなど

20060622HMV.JPG

2ヶ月くらい前に予約していたCDとDVDが届く。

●ショスタコーヴィチのオーケストラ伴奏歌曲集
トーマス・ザンデルリンクとロシア・フィルによる生誕100年記念録音その1。

●ショスタコーヴィチのマクベス夫人組曲など
トーマス・ザンデルリンクとロシア・フィルによる生誕100年記念録音その2。世界初録音って本当か?どちらのCDもタイトルはケースにシールで貼ってある。すごいデザイン。

●「わが祖国」プラハの春50年の歴史
マッケラスの「ボヘミアの森と草原より」(1999)、ヤルヴィの「ターボル」(1994)の映像が見られる!

●エロイカ
クナとWPhによるベートーヴェンが聴ける!しかしジャケットのクナの表情は何?

日本対ブラジル、前半16分ではどちらも得点なし。kna.JPG
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2006年06月22日

マッケラスの慈悲

mackerras_tito.JPG

マッケラスの最新録音、皇帝ティトの慈悲である。

温和さと中庸さに満ちたすばらしい演奏である。

聞き逃してはならないのは、オーケストラの豊かな表情であろう。
喜び、怒り、憧れ、諦観、失意、後悔、決意、慈悲。
歌手だけでなく、オーケストラがすべての感情表現を的確に行っている。
顕著なのは伴奏付きレシタティーヴォでせりふの前にオーケストラが先触れ的に感情を表現するところだろう。
オーケストラは特別なことをしているわけではない。むしろ、能面が角度や光の具合によって表情を変えるのと同じ程度の変化なのだ。
それでもきちんと表情が聴こえるのは、指揮者の徹底によるものに違いない。

これだけ長い曲の、これだけ変化する表情をどうやって指示するのだろう。たぶん、言葉での指示だけではなく、マッケラス自身の顔の表情によるものだろう。
これぞ、名人芸だ。

合唱はあんまりうまくない感じ。オケは技術的な問題点は全くなくうまい。とくにバセットホルンのソロなんかとてもよい。

録音はおそらくエディンバラ・フェスティバルの演目の総練習と並行して録音したものだろう。ホールの響きがとてもきれいだ。ライブだと客が入って残響がなくなってしまうだろう。スタジオ録音の最良の姿だと思う。

Mozart
La cremenza di Tito
Sir Charles Mackerras
Scottish Chamber Orchestra & Chorus
Rainer Trost, Magdalena Kožneá, Hillevi Martinpelto, Lisa Milne, Christine Rice, John Relyer
2005.5, Edinburgh, DG

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