2006年07月11日

ムラヴィンスキーのタコ8

mravinsky_shostakovich8.JPG

ずっと昔から持っているCDだが、最近ずっと廃盤だったらしい。タワレコオリジナルで最近出たようだ。
ふと聴きたくなって取り出した。

ムラヴィンスキーはこの曲がお気に入りのようで、残された録音もたくさんある。私も他に1961年2月25日録音というのをメロディア未発表録音集(BMG国内盤)で持っている。
最近では1960年だかのBBC LEGENDのものがいいらしいが私は未聴。

そういうわけで(?)あらゆるタコ8の中でこの録音が一番好きだ。
録音や演奏は万全というわけではない。しかしながら、ムラヴィンスキーの最大の魅力であるやわらかく豊かな弦の響きと鮮烈な金管の咆哮が両立している。
音楽が描く恐怖が見事に、丁寧に表現され、(この演奏時点では)40年前の戦争の悲劇が今のことのように演奏されている。ムラヴィンスキーはもちろんだが、演奏者にもその時代を体験した人が多くいるのかもしれない。

ところで、最近気がついたのが、この録音は5楽章の最後の最後に編集跡が丸分かりのところがある。ムラヴィンスキーとレニングラードといえどもミスはあるのだろう。案外この編集跡がしばらく廃盤だった理由なのではないかと思ったりする。

Dmitri Shostakovich
Symphony No.8 in C minor, op.65
Leningrad Philharmonic Orchestra
Yevgeny Mravinsky
Philips 1982.3, Leningrad, USSR


2006年07月10日

音楽熟成?

なんだかうちの職場にここの人が来て、幹部連中相手に30分も講演したらしい。
http://onjyuku.com/
詳しくは左のメニューの「ごあいさつ」を。

どう見てもトンデモ科学のひとつにしか見えないんだけど、皆さんどう思います?
うちの幹部、信じてそうなんですけど。。。

まあ、お酒とか野菜とか牛とか、音響の振動自体が良い影響があるというところまでは許すが、機械の調子がいいとか人のミスが減ったとか。なぜブルックナーじゃダメなんだ!
ラベル:日記
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イタリア優勝

ワールドカップ決勝は、試合内容はいいのに(前半限定?)、いろいろきまずいことがあってゲーム自体を薄暗いものにしたような気がする。
ジダンが頭突きをした理由がなんだったか分からないが、なんと劇的な競技生活の幕切れだったことか。
結果的にイタリアが勝ったことでほっとした気がするのはなぜか。いや、フランスがまずかったわけではない。審判のゲームコントロール?わからない。
ラベル:サッカー
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2006年07月09日

ちんどん屋始めました

chindonya.JPGchindonya2.JPG

4日ほど前、市内に残る古い商家を改装した施設「高砂屋」の七夕イベント宣伝のために、ちんどん屋をしました。
着物を着てチラシをまく係と聞いてたんですが、その役の人がドタキャンらしく、いきなり太鼓渡されて、15秒ほど練習して、いきなり本番。
クラリネットの人がちんどん屋のセミプロ(?)で、某玩具博物館職員。その人のおかげで何とかさまになっている感じです。
職場を出て高砂屋まで、途中幼稚園とか寄りながら、30分くらいやりました。
結構病みつきになりそう。
ちなみに、クラリネット以外の3人(含む私)と着物着ているお姉さん(チラシ配り要員)は同じ職場の人です。うちの会社、大丈夫か?(って思われるよなあ)
ラベル:日記
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2006年07月08日

ジュニアオケ

junior.JPG

今日はジュニアオケの練習日。
超初心者、初心者のレッスンと、上級者の合奏の補助。
来月の本番に間に合うのか不安な出来だなあ。
ラベル:オーケストラ
posted by tak at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

マエストロ・ヤルヴィのサイン

jarvis_and_shostako.JPG

7月4日に京都市響のコンサートに行ったときの続き。

コンサートが済んで事前に調べておいた楽屋口に駆けつけるとすでに数人が並んでいる。
しばらく待っていると人がどんどん集まってきて30人くらいになり、ホールだかマネージメントだかの人がサイン用のテーブルを準備して、サイン大会の開始。最終的には40人くらい並んでいた。

私は、チャイコフスキーの5番(エーテボリ)、フランツ・シュミットの2番(シカゴ)、我が祖国(デトロイト)、プロコのロメジュリ、ショスタコの14番と7番のライナー・ノートを用意していて、最もお気に入りのショスタコの7番にサインしてもらおうと手渡した。

するとヤルヴィ先生、
「これは大事なものだ。何で大事か分かるか?ほらこのページ・・・(ページをめくる)、ほらここ、パーヴォが写っているんだよ。ほらほら(ヤルヴィの奥さんにも見せる)」
そして、どこにサインするかじっくり考えて、サインしていただいたのが上の写真。

サインし終わったら、ヤルヴィ先生の奥さんが、
「ちょっとだけ待ってて。ちょっとだけ」
と言って、マネージャーだか通訳だかの人に、
「ほらこれみて。うちのパーヴォが写ってるのよ」
って言いながら見せびらかしている。

幼いパーヴォと、ヤルヴィ・パパとショスタコーヴィチ大先生が写っている写真を見て大喜び。
ショスタコーヴィチと一緒であることと言うよりは、幼いパーヴォの写真があったことのほうがうれしかったみたいだけど。

ライナー・ノートひとつでこんなに喜んでもらえて、選んだ甲斐があった。パーヴォもいいおっさん(失礼)になっているのにお父さんお母さんから見たらいつまでも「うちのパーヴォ」なんだろうねえ。
posted by tak at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ネーメ・ヤルヴィ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

ネーメ・ヤルヴィの音楽

jarvi.JPG

京都市交響楽団第490回定期演奏会
平成18年7月4日(火)19:00
京都コンサートホール・大ホール
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
コンサートマスター:グレブ・ニキティン
グリーグ/叙情的組曲op.54
グリーグ/4つのノルウェー舞曲op.35
チャイコフスキー/交響曲第4番へ短調op.36

初ヤルヴィのコンサートのために、初めて京都市交響楽団のコンサートに出かけた。
京都コンサートホールはできてすぐのようで、とてもきれいだったが、なんとなく文化の香りが薄い気がした。
1,500円と安いP席より指揮者に近い4,000円のB席(2階R-2列13番)を買った。大正解。

さて、ヤルヴィ。

1曲目の叙情的組曲は、まるでおじいさんがコタツに入ってみかんを手にとってふと昔話を話し始めるくらい気楽に、振り始めた。
オーケストラの表現もその気楽さそのままでありながら出てくる音は充実しまくり。分厚い弦楽器。特に中低音が充実している。
ソフトな音質、きれいな音程、滑らかなダイナミクス、センスに満ちたテンポ変化。
ずうっとヤルヴィの指揮ぶりに釘付けだった。

まず、音程の良さはヤルヴィの音楽能力の高さゆえだろうと思った。
リハーサルで音程のことを指示したわけではなかろう。彼を見ていると、自分のしていることがすべて見透かされているような気がして、音程やアンサンブルを精密に合わせなきゃいけない気になってくるのではないだろうか。

次にキュー出しがこと細かである。
重要な楽器のではすべてキューを出す。すべてのキューのしぐさが表情に満ちていて、次に出てくるべき音楽の表情、音量、音のスピード感、歌いまわし、さらに楽器の種類までわかるくらいであった。

さらに、インテンポの部分でもビートを刻むことをいとわず、常に拍を取っていく。そのビートの幅はフォルテでも大きくはないしピアノなんて1センチも動いてないくらい。肩で指揮をすることもある。あの指揮を見ていれば、アンサンブルが崩れるわけがない。

フォルティシモでも表情は柔らかで、とても幸せな音楽を奏でる。熊のように大柄なヤルヴィもゴキゲンにビートを刻む。
幸せな瞬間。

1曲目から大拍手。7割の入りでしかないが、満員のような拍手。

2曲目の4つのノルウェー舞曲も同じように指揮者としては格別のことをするわけではないが、そのすべてのしぐさが音楽表現と直結して、しかもそのしぐさのレパートリーが膨大であり、あらゆる音楽の表情がしぐさだけで汲み取れるくらい。曲が終わるとブラーヴォが飛ぶ。前半なのに。でもその気持ちがよく分かる。

2曲目が終わった後に、なんかオケのメンバーも指揮者も楽譜をガサガサすると思ったら、なんとさっき演奏したノルウェー舞曲の第2曲をアンコール。さっき指揮したときの2倍のしぐさ、2倍のルバート、2倍のダイナミクスの変化で演奏。そのヤルヴィのしぐさが可愛くて、客席から笑いがこぼれるくらい。すごい!

この時点で頭を整理。前に、日フィルでマーラーの6番をやったときのリハーサルはただ曲を通すだけだったなんて話を聞いたことがあるが、あの指揮振りを見たら納得できる。口で指示しなくても、指揮ですべて表されている。あれでできなかったら奏者が悪い。

後半のチャイコフスキーは冒頭の運命の主題をまるでメゾフォルテのように振り始める。1楽章はアンサンブルが難しいが、こと細かにビートを刻み、一切の困難さを感じさせない。運命の主題は出てくるたびに柔らかな表情である。叫ばないチャイコフスキー。すべてのモチーフに言葉が付随しているように、語る音楽。
びっくりしたのは再現部第2主題のテンポの速いこと速いこと。やわらかく歌う表情のままテンポを速くすることで、その憧れに満ちたモチーフがいっそう光り輝く。

2楽章3楽章も特別なことは一切ないのにとても充実した瞬間の連続であった。3楽章はあの速い4分の2拍子をなんとひとつ振り。でもその分かりやすい予備拍で出だしで困ることは一切ない。

4楽章も本当にあきれるくらい細かく振る。基本的に4つ振りと2つ振りを適宜使い分ける。頭拍がパーカッションで金管がシンコペーションの裏拍を打つ、たいていの演奏でグジャグジャになる箇所でヤルヴィは丁寧に4つで振り、全くアンサンブルを乱れさせない。職人だ。
この4楽章の第2主題もとてもテンポが速い。1楽章と同じ効果がでている。
運命の主題が出た後のホルンの出とか、指揮がリラックスしているのでホルンも緊張する必要がなく軽やかに出られる。

コーダでは充分な音の洪水で、曲が閉じると大ブラーヴォ大会。

何度か出入りがあったあと、下手(しもて)に引っ込むときにまるで「ええっとアンコールは何だっけ」みたいなしぐさで譜面台のスコアを確認してアンコールを示唆して、客席が大爆笑。いやはやエンターテイナーだわ。
アンコールはヤルヴィ曰く「おめでた、モーツァルト」??後宮への逃走だった。これがまた軽やかかつ分厚い演奏で、劇場感覚に満ちた序曲らしい演奏であった。またもや大ブラーヴォ大会。
なんとも充実したコンサートだった。ヤルヴィの才能と魔法を存分に堪能した。あんだけ膨大な録音を行えるのは、才能のなせる業に他ならないことを確認でき、大いに収穫であった。
posted by tak at 01:39| Comment(0) | TrackBack(3) | ネーメ・ヤルヴィ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

ブラヴィッシモ!!マエストロ・ヤルヴィ!

7月4日、ネーメ・ヤルヴィ指揮の京都市響のコンサートに行った。グリーグの叙情小曲集とノルウェー舞曲、チャイコフスキーの4番。
爆演系かと思っていたら、現代において稀有なカリスマ系指揮者だった。
7月中旬には新日フィルを振る。逃すまじ!って私は行けないが。

演奏会の詳細は後日。要約すれば「ごきげんくまさん」???
ラベル:京都 ヤルヴィ
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2006年07月04日

コリドー21 サミットやってます!

image/takmusik-2006-07-04T11:21:19-1.jpgただいま因但県境自治体会議を開催中!
鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、新温泉町、香美町の市町長、議長が集まって、新たなスタイルの観光についてディスカッションしてます。
ラベル:日記
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グリモーの珍しい録音

grimaud_withbassoon.jpg

グリモーがファゴットの伴奏??
HMVでグリモーのCDを検索してて見つけた驚愕(私だけ?)の1枚。
ライナーでファゴット奏者キーゼッカーのバイオグラフィを見て納得。
"In his spare time he enjoys the company of his dogs Bosco and Willi, and his wolves Axel and Jossi."
そう、狼つながりなのだ。グリモーが熱心な狼の保護者であるのは有名であり、このCDの製作者もこの1文でこのCDが成立した背景が納得されると分かっているのだろう。特にグリモーファンには。

演奏はフツーに良い。何の問題もない。
ファゴットの音色とスタジオ録音の適度なリラックス感が相まって、ぼんやり聴くのにちょうど良さそうだ。
当然初めて聴く曲ばかりだが、当然のようにヴィラ=ロボスの曲が一番いい。

ちなみにファゴットのキーゼッカー、1997年以降はスイスのザンクト・ガレンのオーケストラで吹いているらしい。それまでの活躍の場がほとんどアメリカだったが、狼を追いかけてスイスまで行った?
またまたちなみに、アルバムの題名のAmericasは両アメリカ大陸の意味のようで、Etlerはアメリカ、オズボーンはカナダ、その他はブラジルで、コリンホスとはブラジルの軽音楽のようだ。

Bassoon Music of the Americas
Jeff Keesecker, bassoon
Hélène Grimaud, piano

Sonata for Bassoon and Piano / Alvin Etler
Three Etudes for Bassoon and Piano / José Sinquera
Rhapsody for Bassoon (solo) / Willson Osborne
Ciranda das sete notas / Heitor Villa-Lobos
Three Chorinhos

1995.12.6-7 ("Three Chorinhos", unkown)
aca Digital Recording, Inc. (Atlanta)
posted by tak at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | エレーヌ・グリモー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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