2006年08月05日

ドホナーニのセヴェランス改装記念

dohnanyi_cleveland_gala.jpg

セヴェランスホールが美しく改装されたのを記念したコンサートの模様のライブ盤。

いきなり国歌演奏だが、たぶんプログラムにはなかったんだろう。アウフタクトでは誰も歌ってない。でも驚くべし。3拍目までに半数が、3小節目からは全員がもう一緒に歌いだしている。
お客さんいきなりノリノリ。

バートウィッスルの曲は、たぶんこのホール改装記念のための委嘱作品で、いかにもアメリカのゲンダイオンガクって感じ。いやいやイギリス人だった。まあいいんじゃないですかね。アメリカのオケってのはこういう曲をとても的確に演奏する。演奏に「的確」って言葉が適当かどうかよくわからんが。

お次はマイスタージンガー。変な表現だが、まるでこれからオペラ全曲が始まるかのような、いい意味で肩の力が抜けたいい演奏。一発ライブのはずなのに編集跡があるのが残念。ミスがあってもいいのにね。

揚げひばりは、このCD最大の聴きものだ。15分という長い時間を心の休息にたっぷり費やせる。これはすでに音楽ではない。湯治場だ(笑)。

古典交響曲はドホナーニ=クリーブランド10枚組みライブセットのと同じ演奏。こういう人たちにとってはこの曲は別に技術的に難しい曲ではないんだね。プレーヤーが本当に楽しそうに音楽で遊んでいる。4楽章のリピート前のティンパニのクレッシェンドなんてすごいね。

リゲティのアトモスフェアが聴けるのがうれしい。こんな曲なのにオケは歌ってるよ。音楽的に演奏するのが正しいかどうかわからんが音楽的だ。

ダフニスは、柔らかく自由な「夜明け」、思索を思わせるパントマイム、神の啓示のように始まり自然に自然に盛り上がる全員の踊り。乗りに乗った演奏。この曲のためにこのCDを手に入れたのだが、その目的は果たせた。

アンコールにフィガロ。最後までオケのプレイヤーは楽しそうだ。

ここまでで、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、ハンガリー(?)、フランス、オーストリアと、主要国制覇みたいなプログラミングだ。おみごと。

Reopening Gala Concert
Christoph von Dohnányi

The Star-Spangled Banner (music by John Staffford Smith, words by Francis Scott Key)
Sonance Severance (by Harrison Birtwistle {world premiere}, commissioned by Cleveland Orchestra)
Prelude to Die Meistersinger (by Richard Wagner)
The Lark Ascending (by Ralph Vaughan Williams), with William Preucil, violin
"Classical" Symphony (by Sergei Prokofiev)
Atmosphères (by György Ligeti)
Suite No.2 from Daphnis and Chroé (by Maurice Ravel)
Encore: Overture to The Marrige of Figaro (by W.A. Mozart)

2000.1.8, Severance Hall


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