2006年08月23日

アンチェルのプラハの春1968

ancerl_smetana.JPG

プラハの春とは、一般にはこの1968年の動乱を指すだろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%81%AE%E6%98%A5
チェコの作曲家カレル・フサはまさに「プラハの春1968」という曲を作曲している。

そう、このアンチェルがプラハの春国際音楽祭で1968年5月12日に演奏した「我が祖国」は歴史的にも重要な意味がある。

ところが、演奏は絶対的評価で極上の演奏であり、歴史的とか何とか、音楽外での逸話を寄せ付けない「高潔」な音楽である。
正にカレル・アンチェルの人格の高潔さ、音楽家としての非凡さが伝わる演奏である。

チェコ・フィルとしてももう何度も演奏した曲だとは思うが、一切のルーティン性を感じさせず、今この曲の本当の価値を知ったかのような、新鮮な表情。

1968年の録音だから決して良好な音質ではないが、演奏の優秀さを聴くには何の問題もないし、そっけない放送録音であることが逆に奏者の息遣いをリアルに伝える。

特筆すべきことが2つ。
1.チェコ・フィルの縦の線のそろい具合がすさまじい。優秀なソリスト集団ではなく、厳格に統率された合奏集団。
2.各楽章、各パッセージを演奏する際に、どういう「心持ち」で演奏したらいいかということについて、意思の徹底が厳格である。

アンチェル恐るべし。これが指揮者の力だ。

Bedřich Smetana
Má Vlast
Czech Phikharmonic Orchestra
Karel Ančerl
1968.5.12, Radioservis


posted by tak at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 買ったCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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