2006年11月20日

鳥大関連音楽行事二件

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その1
鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会にエキストラで出演した。
・カルメン組曲抜粋(降り番)
・ペレアスとメリザンド(フォーレ)
・フランクの交響曲
・ファランドール(アンコール)

カルメン降り番でいきなりペレアスだと体が温まる暇もなし。
フランクは、本番になってようやくこの曲の真髄に近づけたのではなかろうか。弾いていてとても心地よかった。
特に、コーダの前のハープがアルペジオを奏でるコラールのような場面。ふだんはせかせかして全く宗教性が表現できていなかったのだが、本番では宗教的秘儀というか祈りの成就のような演奏になったのではなかろうか。
フランクは最近あんまり人気がないようだが、この宗教性が理解されにくくなったのと、理解させられる演奏が少ないのが原因だろう。技術的な上手さだけではどうにもならない。1楽章の祈り、2楽章の試練、3楽章の奇跡が表現できなければ、フランクが演奏できたことにならない。ジュリーニ/Wphの演奏がもっともその宗教的体験に近づいているのではないかと思う。
写真はカルメンのリハの模様。

その2
鳥大定期の後に倉吉市に向かい、門脇大輔JazzyLiveを見てきた。門脇大輔とは、鳥取(倉吉)出身のヴァイオリニストで、ポップス・インストルメンタル・ユニット「Clacks」のメンバー。
何でこれが鳥大関係かというと、共催が鳥取大学地域学部なのだ。私のチケットは鳥大の先生から買った(というよりは売るために預かった)もの。
会場は高田酒造倉庫。土壁で、日本的なつくりで、相当でかい倉庫だった。昼夜2回公演で計300人の来場ということだったが、夜の部でも200人くらい入っていたのではなかろうか。

今回のメンバーはクラックスとはかぶっていなくて、今回初めて組んだメンバーだそうだ。何かの参考になるかもしれないのでメンバーを書いておく。
ヴァイオリン:門脇大輔
トランペット:織田祐亮
キーボード:滝本成吾
ベース:関谷友貴
ドラム:伊藤隆郎

ドラムは文句なしに上手い。ベースも良い。他のメンバーも問題はない。
でも、このジャズみたいなポップスみたいな、葉加瀬太郎みたいな音楽って、何を志向しているんだろう。私には消費の対象にしか聴こえないのだ。ひと時を楽しむための音楽。今日だって充分楽しめたからそれでいいじゃないかと思う。しかし。
彼らの音楽は歌なしの歌、無言歌のようなものだ。しばらくすると一通りのパターンを作曲しつくしてしまい、やることがなくなってしまうんじゃなかろうか。クラシックだってジャズだって行き場をなくして前衛に解体したし、ロックだってひたすら細分化、拡散の道を歩んでいる。
ふだんから時代の洗礼を受けたマスターワークスばかり演奏したり聴いたりしているせいで、「作曲」というものを厳しく見てしまう。

写真は休憩時間の土蔵の様子。

言うまでもなく鳥大=鳥取大学です。


posted by tak at 00:07| Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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