2007年01月12日

ジョシュア・ベルのブラームス

dohnanyi_bell.jpg

「レッド・ヴァイオリン」の奏者、ジョシュア・ベルの、ブラームスとシューマンのヴァイオリン・コンチェルト。
伴奏はもちろん、クリストフ・フォン・ドホナーニとクリーブランド管弦楽団。

ブラームスは「可憐」な演奏だ。ソロも伴奏も。一切叫ぶことなく、しなやかに淡々としみじみとブラームスの音楽を楽しむ。
これまで「剛毅」な演奏を聴くことが多かったような気がするが、「可憐」な演奏というのは初めて聴く。「女性的」と評する人もあるかもしれないが、女性でもここまで「柔」に徹底した表現をしないかもしれない。

個人的にはブラームスは「剛毅」な演奏が好きで、ピアノ・コンチェルトで言えば2番より1番が好き、って関係ないか。だから、こういう演奏はあまり好まないと思っていたら、これは気に入った。ブラームスのナイーブさをうまく表現しているように思う。
ソロが可憐に弾けばオケも反応してさらにしなやかに付き従っていく。いいなあ。

ドホナーニはブラームスをツェートマイヤーともテルデックに録音していたはずだが、こちらも聴きたい。

そしてシューマン。ジョシュア・ベルにとっては、このめちゃめちゃマイナーなシューマンのほうが身近な曲なのではなかろうか。隅々まで味わいつくし、なで回すような、親近感を感じさせる演奏だ。
そしてまたオケが音の深み、精神の深みで支える。2楽章はむしろオケを聴くべきかも知れない。3楽章ではソロが饒舌。結構速いテンポだと思うし、ソロは相当忙しそうに弾いているが、全然難しそうに聴こえない。むしろ楽しそう。

DECCAリストラ組のジョシュア・ベルとドホナーニ、ちゃんと今でも実力相応にがんばっている。


Johannes Brahms
Violin Concerto in D major, op.77
1994.5

Robert Schumann
Violin Concerto in D minor
1994.10

violin: Joshua Bell
Christoph von Dohnányi
The Cleveland Orchestra

DECCA


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