2007年04月17日

休信

家の方で少しばたばたあって、2、3日投稿を休みます。
毎日律儀にごらんいただいてた方、病気とかそういうのではないのでご心配なきよう。


ラベル:日記
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2007年04月16日

トゥランガリーラ交響曲

turangalila.JPG

私が若い頃(今でも若い?)は、トゥーランガリラ交響曲と言っていたものだ。なんてことはどうでもいい。
曲についてはこちらをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2

新装相成ったNHK-FMの日曜の定番、FMシンフォニーコンサート→サンデークラシックワイド−シンフォニーコンサート−。N響以外のオーケストラの日常公演をFMで聴ける貴重な機会が、1時間枠から4時間枠になることでさらに価値を増した。
その最初の恩恵をこうむった曲は、メシアンの「トゥランガリーラ交響曲」だった。70分を超える曲を全曲放送。指揮はチョン・ミョンフン、演奏は東京フィル。車のオーディオで聴いたが、見事な演奏であった。特に丸々聴けた第10楽章。演奏者にとっては長くつらい曲であろうが、素晴らしいパワーを失わず(アンサンブルだけはちょっと見失い気味?)で、最後の長い伸ばしのクレッシェンドも、本当に長く長く伸ばして、見事な演奏であった。

久しぶりにこの曲を聴きたくなって、我が家のCDを探してみる。持っていたのは以下の3点。面倒なので日本語表記。

・エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
  ピアノ:ポール・クロスリー
  オンド・マルトノ:トリスタン・ミュレイユ
  録音:1986年ごろ
・マレク・ヤノフスキ指揮 フランス国立放送フィル
  ピアノ:ロジェ・ミュラーロ
  オンド・マルトノ:ヴァレリー・アルトマン=クラヴェリー
  録音:1992年9月16-20日
・ハンス・ロスバウト指揮 バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団
  ピアノ:イヴォンヌ・ロリオ
  オンド・マルトノ:ジネット・マルトノ
  録音:1951年12月23-24日

F1を見なければいけないので、全楽章は聴けない。従って第10楽章のみ聴き比べした。
結局、どの演奏もそれなりに面白い。

サロネンは、バイエルン放送響とのロシア名曲集がデビュー盤で、これが2作目のはず。1985年にSONYと契約を結んでいらい、最近までずっとSONYと録音してきたが、最近DGに移籍(?)した。
なぜかこの演奏の録音日はライナーには書いてなくて、ウェブ上でも見つからない。1985年か86年だと思う。サロネン28歳ごろの仕事である。
フィルハーモニアはオケの創立以来名門として知られてきてはいるが、最初の10年を除いてはヴィルトゥオーゾ・オケではない。そのフィルハーモニアをヴィルトゥオーゾ・オケのようにきびきびとしたテンポで振るので、いろいろと問題はある。
特に、リズム感を強調しすぎて、フランスの音楽に聴こえない瞬間があるのはどうかと思う。それでも、きびきびとした音楽を聴く快感に満ちている。

ヤノフスキの演奏は、おそらく巷でもほとんど評価されていないだろう。サロネンの後に聴くとハエの止まりそうな遅さ。
でも、まるでシャンソンを聴くような軽やかさと潤い、ドイツ的重みといった、ヨーロッパ音楽らしい演奏である。オケもちゃんと聴けば上手いことが分かる。

そしてハンス・ロスバウト。きびきびと言うよりは、キリキリとした演奏。初演2年後の録音であるが、メシアンの音楽というよりはロスバウトの音楽であろう。でも、これも面白い。現代音楽を現代音楽として演奏している。

なお、サロネンとヤノフスキは2枚組でカップリングの曲も魅力的だ。サロネンはルトスワフスキの交響曲第3番と「眠りの空間」、ヤノフスキはメシアンの「ほほえみ」(ヤノフスキに捧げられた)とルトスワフスキの管弦楽のための協奏曲。

それぞれゆっくり聴かねば。
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2007年04月15日

ドホナーニ/グラス/シュニトケ

dohnanyi_glass_schnittke.JPG

ドホナーニ物件で最も手に入りにくいと思っていた1枚。難なく某オークションで手に入れることができた。
ウィーン・フィルによるフィリップ・グラスとアルフレート・シュニトケである。この内、シュニトケだけは同じシュニトケのヴァイオリン協奏曲(指揮はハインリッヒ・シフ)とのカップリングで現役盤である。

フィリップ・グラスは、伝統的なオーケストラ編成と、伝統的な3楽章構成で書かれているが、あのいつものポップス崩れのようなチャラい感じの音楽なのである。
でも私は嫌いではない。ミニマル音楽の旗手らしく、ワン・アイデア(ワンフレーズ)を繰り返しているだけのような曲だけど、それでいいではないか。愁いを感じさせるモチーフは十分美しい。それをウィーン・フィルが演奏することで、演奏に揺らぎが生じ、ミニマルな音楽に波紋が広がっていく。つまり、ミニマルらしくない。
クレーメルはいつもの表現過多な演奏で、それもまたグラスにふさわしくないとも言えるが、それもまたよい。グラスらしいミニマルな演奏はほかにいくらでもあるだろうから。リラックスして聴く上質のポップ・ミュージック。

シュニトケは、厳しい音楽だ。クレーメルは万全である。ウィーン・フィルも丁寧にバックアップする。ひとつひとつのソロが美しい。
ピアノはシンセサイザーのような音響に増幅されているが、それがこの曲の絶対音楽的厳しさもさらに増幅しているように感じる。因みに冒頭の和音はバッハの無伴奏パルティータ3番のジーグと同じか。

2曲ともコンチェルトでありゲンダイオンガクであるためもあって、ドホナーニのドホナーニらしい表現が明瞭に聴き取れるわけではないが、むしろこういったタイプの曲を的確に音楽としてまとめ上げ、上質で上品な音楽として聴かせる手腕がドホナーニらしいと言えるかもしれない。


Philip Glass
Concento for Violin and Orchestra

Gidon Kremer, Violin
Wiener Philharmoniker
Christoph von Dohnányi

1992.2, Wien, Musikverein, Großer Saal

Alfred Schnittke
Concerto Grosso No.5 for Violin, an Invisible Piano(Amplified, behind the stage) and Orchestra

Gidon Kremer, Violin
Rainer Keuschnig, Piano
Wiener Philharmoniker
Christoph von Dohnányi

1991.11, Wien, Musikverein, Großer Saal

2007年04月14日

へべれけ

sakura20070413.JPG

今日もしっかり飲んでへべれけだ。

まずは職場の仲間で気楽な飲み会。ディープ鳥取を代表する「折鶴」。一元さんお断り的な敷居の高い店では全然ないのだが、鳥取に初めてきた人が行き着くことのできるほど分かりやすい店ではない。
と言うわけで1年ぶりにホルモンなどを堪能。真剣に美味かった。

2次会は普通のスナックの「カルネ」。2曲くらい歌を歌ったような気がするが、酔っていて正確にはよく分からん。
その次は、一瞬だけ「ゼロ」というスナック。
その次は「韓国炉辺」。韓国流儀のキムチを食べ、チョミスルという韓国の人が普通に飲む(日本には普通は入っていない)焼酎(韓国流に言えばソジュ)を飲む。
さらにそのあとに「いち籠」でそばを食ってお開き。

家に帰って風呂に入った今も、まだ酔っている。

写真は全然関係なくて、今朝の鳥取の桜の状況。まさに桜吹雪。情緒がある。といってもソメイヨシノ的日本の春の情緒は高々100年の歴史しかないことは知っておいて良いことだと思う。
ラベル:ごはん
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2007年04月13日

すみれとてしお

urayasu.JPG sumire.JPG teshio.JPG

午前は普通に仕事だったんだが、午後は出張のようなもので琴浦町へ。
琴浦町と言えば、ラーメンの名店「すみれ」があったなと思い、地図でチェックして、いざJRで琴浦へ。細かいことは友人のブログでどうぞ。
http://plaza.rakuten.co.jp/jactaaleaesto/diary/200612290001/

今は琴浦町だが、平成の合併の前は、東伯町、その前(多分)は「浦安」という地名のところである。
そう、某D国とかD海とかあるあの浦安と同じ。JRの駅名はこちらがオリジナルで、「浦安駅」。なので某D国最寄のJRの駅名は「新浦安駅」なのである。

さてそのラーメン店「すみれ」であるが、駅からまっすぐ1km歩く。まあ普通の人は歩かない。まっすぐ1kmの道を見ると気が萎えてしまうが、歩いてみると10分そこそこのものなのである。
行ってみると餃子はないので、チャーシュウ麺にゆで卵のせを頼んだ。750円。麺は縮れ麺で、好みの食感だがもうちょっと茹でてほしいなあという感じの硬さ、チャーシュウはまあ美味しい方、そしてスープは絶品。あんまり美味しくて飲み干してしまった。帰り道(というか本来の用事への行き道)はなんとも幸せいっぱいだった。何と安く幸せが手に入ることよ。
駐車場が見当たらなかったので、どこかと尋ねたら、対面にある公民館に停めるものらしい。いいのか?車で来られる方はそういうことなので注意されたし。ちなみに「駅から歩いてきた」と言ったらちょっと引かれてしまった。

そして、夜はとある行事というかコンペ不採択の反省会。不採択の分析をし、一同納得(?)。
ちなみに場所は、市内の川端通りの「てしお」。和食。3,000円でコースで頼んで、突き出し2種、刺身(イカとヨコワ)、豚の角煮、天ぷら(筍、長いも、白魚、えび)、太刀魚の煮付け、そば、桜のアイスクリーム。追加で鶏肉の黒胡椒焼。いずれも美味。特に、筍の天ぷらはジューシーであった。ただ、私は桜餅がダメなので、アイスクリームが食べられなかった。
お酒は、諏訪泉の満天星、強力、瑞泉(?)の燗を飲んだ。締めて一人頭5,000円。適価というか安め。お勧めです。

というわけで、B級グルメ的美食の一日であった。
ラベル:ラーメン ごはん
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2007年04月12日

代休

alfa_20070411.JPG

こないだの日曜日に1日労働したので、今日は代休。

といっても朝からとりあえず職場には出る。1時間だけいて、メールのチェックとか細々としたことを済ませて、次の用事へ。

まずは青少年の弦楽器講座の実行委員会。便宜的に座長を務めて、濃密なギロンを経て予定通り2時間ちょっとで完了。

お昼を食べて、今朝紛失が発覚した月極めで借りている駐車場のパスカードの再発行に事務所に。もしやと思って「パスカード届いてないですかねえ」と聴いたら、ちゃんと事務所に届けてあった!出口の機械にカードを入れたまま抜くのを忘れたらしい。何と間抜けなことか。でも良かった。
そう言えばYahoo!占いでも獅子座は「無くした財布が意外なところから出て来たり」なんて書いてある。日本全国の獅子座の人はいろんな探し物を発見したことだろう(?)。

その後放送大学に行って、受講科目のテープを借り、受講してない科目のCDを聴く。麗しい女性講師の声を聴きながらうたた寝してしまった。

帰ってから、久々の洗車。前回はワックスをかけていないので、ワックスをかけるのは半年振りくらいか。ワックスをかけても塗装の保護にはならないし、本当は専用の粘土で鉄粉を除去してからじゃないと塗装全体を傷つけてしまうとは分かっていながら、でも見た目はきれいなのでワックスをかける。
成果は写真の通り。深く満足。

あとは、姪っ子とトランプしたり、燃費計算したり、放送大学の受講科目のテープを視聴したり。のんびりというよりは引きこもりがちな休日の宵であった。

ちなみに、これまでの累計燃費は9.1km/l。私の走行パターンから推定した100,000km到達日は2011年2月27日であった。
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2007年04月11日

自転車に乗って

自転車が好きだ。

小学生の頃から自転車好き。高校は自転車通学。
大学は、3年生の頃にようやく生活費を工面して自転車を手に入れた。

その自転車は鳥取に持って帰ってしばらく乗っていたのだが、いかんせん安物であり、長くは乗れず処分してしまった。

そして、3年ほど前にどうしても自転車が欲しくなり、半ば衝動買い的に買ってしばらく乗っていた。
実はこれは、飲み会のときのタクシー代節約のために買ったというのが最大の目的だったので、自転車の飲酒運転にも罰金が適用されるようになってから、全く乗らなくなってしまった。

ところが昨日ふと思い立って、タイヤに空気を入れ、フレームを拭いて、すぐ乗れるようにした。
そして今日は絶好のサイクリング日和(仕事だけど)だったので、自転車で通勤。

今回「ふと思い立った」訳は2つある。

1つ目は、アルファロメオを長く維持したいという気持ち。5万キロを超えて、そろそろいつまで乗れるかのカウントダウンに入ってきたような気がしてきたのだ。車を長く維持するには、乗り過ぎないことと適度に乗ることが肝要だ。そのバランスを取るために、というかむしろ渋滞を乗らないために、自転車で通勤する。
2つ目は、自分の体。今々は体力の不安はないが、ふだん全く運動をしない生活をしているので、どうしても体の切れが悪くなってくる。特に、心肺能力の低下が怖い。スポーツジムとかに通う金も暇ももとよりないので、安上がりの方法を取るしかない。なぜ自分の体が理由として2番目にくるのかは謎である。普通1番目だろ。

というわけで今日は自転車通勤したわけだが、本当に快適であった。都市部は自転車の方が速いし(鳥取にも渋滞はある)、都市部でも空気はそんなに汚れていない(そうは言ってもやっぱり田舎)ので、自転車でもつらくない。通勤途中に知り合いに3人も会ったし。

ところで、乗っているのはこんな感じのモデル。http://www.bscycle.co.jp/catalog/sports/abios/index.html
私のはカタログには載っていない初期型で8速、グリーン。タイヤとハブベアリングの性能が凄い。最近の自転車は、ちょっと高いのならフレームの素材の振動特性とか組み方による剛性としなりのバランスとかをコンピュータ解析でやるので、フレームにいちばん金がかかっているのだが、フツーの自転車にはそういうのはあんまり関係なくて、どんな自転車でも共通の部分の部品の精度が相当底上げされているような気がする。
ただこれもジャスコとかの自転車ではなかなか難しい話で、ブリヂストンならではのところだと思うが。
ラベル:日記
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2007年04月10日

ジュリーニ/フィルハーモニア/ブラームス

giulini_po_brahms.JPG

ジュリーニは録音人生の中でたびたび同じ曲を取り上げてきたが、ブラームスの交響曲も例外ではなく、メジャー・レーベルの正規録音だけで1番、2番、4番は3種、3番は2種ある。それぞれの時代にコンセプチュアルに録音されたもので、フィルハーモニア時代の最初の全集、シカゴ響との「ラスト・シンフォニー」シリーズ、DGにおけるロス・フィルとの蜜月時代の録音、そしてウィーン・フィルとの「何とか間に合った」全集録音。

フィルハーモニアとの全集は、おそらく最も存在感が薄いものであろうし、残念ながら存在意義も見出しにくいところがある。事実、4番については、世界的に廃盤のようだ。4番には翌年のシカゴ響との録音があるので仕方がなかろう。
というわけで、LP時代にはどうだったか分からないが、CD時代において唯一4曲セットで発売された形態のドイツ盤を某オークションで、比較的安価(この希少盤にしてはということだが)で手に入れられた。

ジュリーニのフィルハーモニア時代については、50年代のフランクの交響曲などのいくつかの曲で「きびきびと、颯爽とした演奏」というイメージがあったのだが、このブラームス全集は全く違う。まさに、盤歴初期の「颯爽」時代と晩年の「微速前進」(by 金子建志)時代とをつなぐミッシング・リンクのような演奏であった。
ジュリーニのフィルハーモニア時代については、山崎浩太郎氏のサイトで外山雄三氏の感想を引用されている。
http://www.saturn.dti.ne.jp/~arakicho/wien60/wien6023a.html
さらに、以前にも引用したレコード芸術・別冊「演奏者別クラシック・レコード・ブックVol.1 指揮者編」(1987年10月30日発行)のジュリーニの項の、三浦淳史氏によるウォルター・レッグの批評。
「ジュリーニはすばらしいオーケストラ・トレーナーだ。彼は信じがたいほどの強烈さを持っている−実際、彼にとってもっとも重要なのは、ドラマティックな強さとリズムだった。彼の演奏のすべてにはスイングがあり、イタリア人的なエモーションと見事な色彩のパレットをそなえていた。しかし、音楽的には彼は決してリラックスしないように見えた。つまり、音楽に干満がないのだ。歌手にとっては、それはいっこう邪魔になるものではなかったが、わたしはいつも、それが彼の演奏にかけている要素だと思っていた。」
ジュリーニの特質を見事に射抜いたすばらしい表現である。なお、この全集でも、ニュー・フィルハーモニア時代の4番以外はウォルター・レッグがプロデュースしている。

さて、演奏であるが、いちばん最初に収録された1番の、冒頭の序奏のテンポが転びそうなほど遅くてまずびっくり。主部も遅い。そしてなにより、4楽章の第1主題がまたこけそうに遅い。
そして、4番の3楽章。ふだんは駆け足のようなこの楽章が、のんびり歩きである。
そして面白いことに、たとえばチェリビダッケがその瞬間に鳴り響く音楽要素のすべてを現前させるためにテンポを遅くするのとは違うことを意図しているようなのである。その意図は聴いていてもよく分からない。「遅くしたいから遅くしたんだ」というのがいちばん正しいように私には思えるが、私が未熟な聴き手だからかもしれない。
しかし、おそらく50年代の颯爽時代から、彼自身の年齢も50歳台に近づき(4番では50を越え)、いろいろなことを考えるようになったのだろう。ウィーン・フィルの全集でやったことは、このフィルハーモニアの録音の時点ですでに彼の中で確立した解釈(手法)のようなのである。むしろ、ギラギラしたカンタービレはこの時代にしか聴くことができない。
もちろん個性的に聴かせるためにそうしたのではなかろうが、非常に個性的なブラームス理解である。そういう意味で、後年のロス・フィルやウィーン・フィルの演奏より、このフィルハーモニアの演奏の方がジュリーニのコア・コンセプトを理解しやすいのかもしれない。
ちなみに、フィルハーモニアの演奏は、クレンペラーが指揮したときとはまるで別人である。建築的なクレンペラー、カンタービレのジュリーニ。この時代のフィルハーモニアがそれを十全に受け止めるほどには状態がよくないのは少し残念である。

不思議なのが、4番の録音のこと。この録音は1968年4月23日と7月12日、そしてより有名なシカゴ交響楽団との録音は、1969年10月15日。その間わずか1年。プロデューサーもディレクターも違うので、それぞれ独立に企画されたものかもしれない。むしろニュー・フィルハーモニアとの4番は、落穂拾い的に何とか全集の格好をつけるために帳尻合わせをしたのかもしれない。
http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=1870808
そうであったとしても、この4番は、4曲の中では最もジュリーニらしさの濃い演奏である。シカゴの演奏は聴いたことがないので比べられないが。

先に引用したとおり、ジュリーニの60年代は万人に認められたかどうかはよく分からない。それにもかかわらず、粘り強く録音を続けたEMIに感謝したい。この時代の録音活動がなければ、後のジュリーニの傑作録音群を聴くことができなかったかもしれないのだから。


Johannes Brahms

Sinfonie Nr.1 c-moll, op.68
1961.1.16,17, Kingsway Hall, London

Variationen über ein Thema von Joseph Haydn, op.56a
1961.1.25,26, Kingsway Hall, London

Sinfonie Nr.2 D-Dur, op.73
1962.10.10-12, Kingsway Hall, London

Tragische Ouvertüre, op.81
1962.10.12, 11.9, 11.12, Kingsway Hall, London

Sinfonie Nr.3 F-Dur, op.90
1962.10.12, 11.9, 11.12, Kingsway Hall, London

Sinfonie Nr.4 e-moll, op.98
1968.4.23, 7.12

EMI

2007年04月09日

オークション戦績

ヤフーオークションでの戦績一覧。
入札回数とは、入札に参加した人数ではなく、入札に参加した人が最高額を何回更新したかをカウントしたもの。





















































アルバム開始金額入札件数落札金額
ドホナーニ/クリーブランド ブルックナー7番(DECCA)6005660
ルーセル 管弦楽曲集(へ長の組曲他) ジャキャ/パリ管(EMI Pathe)1,00011,000
ギブソン/SNO ウォルトン交響曲第1番(CHANDOS)9001900
ドホナーニ/WPh ベルク ルル(DECCA)2,50012,500
三枝成章 ラジエーションミサ(Warner Pioneer)2,50012,500
ミラン・ホルヴァート マーラー6番(Cantus Classics)1,00093,900
ドホナーニ/クリーブランド ドヴォルザーク7,8,9番(DECCA)40041,200
コンドラシン/コンセルトヘボウ ブラームス1番、イタリア(Philips)90072,100
ショスタコーヴィチ1,7番 バーンスタイン/シカゴ響(DG)1,60011,600
ベイヌム/コンセルトヘボウ マーラー4番、フランク プシュケ(DECCA)5201520
ヤルヴィ/バンベルク響 ヤナーチェク シンフォニエッタ(BIS)80061,000
ショスタコーヴィチ8番 プレヴィン/ロンドン響(DG)1,20011,200
ショスタコーヴィチ6,9番 バーンスタイン/WPh(DG)700132,500
ドホナーニ/クリーブランド ドヴォルザーク6番、タラス・ブーリバ(DECCA)1,00011,000
マッケラス/チェコ・フィル ドヴォルザーク6番(Supraphon)1,00011,000
コンドラシン/モスクワ・フィル ショスタコーヴィチ14,15番(Le chan du monde)141,300
ホルスト・シュタイン/ベルリン・フィル リゴレット抜粋(DG)1,00011,000
ブロムシュテット/サンフランシスコ響 シベリウス4,5番(DECCA)8001800
ショスタコーヴィチ5番 ロストロポーヴィチ/ワシントン響(DG)6001600
アバド/WPh ブルックナー ロマンティック(DG)8001800
ドホナーニ/クリーブランド 幻想交響曲(DECCA)5001500
アバド/WPh ブルックナー7番(DG)1,00011,000
ヤルヴィ/エーテボリ響 シベリウス クレルヴォ交響曲(BIS)1,00011,000
ヤルヴィ/SNO スクリヤビン2番(CHANDOS)1,22011,220
ヤルヴィ/フィルハーモニア ヒンデミット交響的変容(CHANDOS)8001800
コンドラシン/モスクワ・フィル ショスタコーヴィチ5,6,7番(Le chan du monde)100261,210
ヤルヴィ/エーテボリ響 シベリウス3番(BIS)7001700
ドホナーニ/WPh メンデルスゾーン交響曲全集(DECCA)2,60022,900
コンドラシン/モスクワ・フィル ショスタコーヴィチ8,9,10番(Le chan du monde)2,00012,000
グッドオール/ウェールズ歌劇場 トリスタンとイゾルデ(DECCA)4,00057,260
プレヴィン/ロンドン響 ショスタコーヴィチ10,13番(EMI)1,00011,000
ドホナーニ/WPh さまよえるオランダ人(DECCA)2,00022,000
ドホナーニ/クリーブランド セヴェランスホール改装ガラコン(CO自主制作)2,00012,000
ベイヌム/コンセルトヘボウ マーラー大地の歌(Philips)2,50012,500
ドホナーニ/クリーブランド ショスタコーヴィチ10番(DECCA)50041,600
カラヤン/ベルリン・フィル ブルックナー8番(57年録音)(EMI)5001500
ドホナーニ/WPh R.シュトラウス ドン・ファン、メタモル、死と変容8001800
マッケラス/スコティッシュ室内管 マルティヌー、スーク(Conifer)88041,400
チェリビダッケ/シュトゥットガルト ティル、ショスタコーヴィチ9番(DG)1,22011,220
ヤルヴィ/エーテボリ響 シベリウス フィンランディア、大洋女神(DG)7001700
クレンペラー/フィルハーモニア ブルックナー8番、ワルキューレ(EMI)1,00095,250
ハイティンク/WPh ブルックナー5番、テ・デウム(Philips)1,48011,480
ハイティンク/WPh ブルックナー4番(Philips)8801880
リヒテル&バシュメト フライブルク・リサイタル(Melodiya)1,00011,000
ドホナーニ/ベルリン・ドイツ・オペラ ヘンツェ 若き貴族(DG)1,40052,200
ハイティンク/コンセルトヘボウ ショスタコーヴィチ8番(DECCA)1,50011,500
ドホナーニ/クリーブランド ブルックナー3,8番(DECCA)500182,220
ドホナーニ/WPh ブラームス/シェーンベルク ピアノ四重奏曲(DECCA)2,98055,250
マッケラス/BBCフィル マーラー6番(BBC music magazine)3,00054,300
ジュリーニ/フィルハーモニア ブラームス全集(EMI)500207,757

ラベル:日記
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2007年04月08日

ミニカー病

mb300sl.JPG

またミニカーを買ってしまった。これは病だ。
だって、ミニカーなんて乗れないし、時計みたいに時間が分かるわけでもない。ただ眺めるだけもの。
でも、美しい造形の車っていうのは、見ているだけで楽しいんだよなあ。これはもう幼児の頃からの病なので、治りようがない。

というわけで今日買ったのは、メルセデス・ベンツの300SL。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84_300SL

ヤナセがメルセデス・ベンツの展示会を鳥取県民文化会館の展示室でやっていて(建物の中に車を入れちゃうのだ)、アクセサリー類も売っていたのだ。実車を見るのもそこそこに、アクセサリーコーナーのミニカー群を物色。
メルセデスで私的に重要な車は、ルマンで優勝したザウバー・メルセデスと190E2.5-16EvolutionIIとこの300SLだが、前2者は持っている。そうしたらちゃんと300SLが持ってきてあって、1/43なのに何と1,500円。安い!1/43の相場はだいたい4,500円くらいなので。

でもなあ、安いからってミニカー買ってどうするかなあ、なんて後悔もあるが、眺めてみれば本当に美しい車だし、満足満足。
ラベル:モデル・カー
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