2007年07月30日

財政学試験

放送大学(以下エア大)の試験を受けてきた。財政学('04)。エア大を受講するのは今期が初めてではないのだが、前回は大学院のあまりにも難しい教科を選んでしまい、レポートすら提出できなかったので、試験を受けられなかった。もちろんがんばって勉強すれば何とかなっただろうが、その勉強の時間を使うくらいならほかのことをしたほうがましだと考えたのだ。

今期は教養学部の科目であり、難易度も適度。試験の結果は自身はないけど、試験自体は楽しく受けることができた。
一つだけ公式を使う問題があり、公式を覚えていなかったので「これはだめかな」と思ったんだが、考えているうちに公式の出し方が思いつき、公式自体も思い出せた。これは大丈夫だろう。

今回試験を受けて思ったのだが、よく「テキスト持込可」の試験があったり、「社会に出たらテキストを参照する余裕はあるんだから暗記する必要はない」なんて議論があったりするが、それは結局ナンセンスなんじゃないかということ。
つまり、人に説明をしていたり、人と議論していたりするときに、テキストを参照する余裕なんてほとんどないのだ。当意即妙、臨機応変であることが求められることが実社会では多かったりする。
そのためには、議論の対象を自分の中にある程度持っていないといけない。

そういうことが求められる立場であれば、やはりそういう勉強をし、そういう試験を受けて訓練を積むことも重要だと思った。今回の財政学が重要というのではなく、仕事上で重要なことについては試験を義務付けることも必要なんじゃないかなあと思った次第。
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2007年07月28日

ティーレマンのブルックナー

NHK-FMでクリスティアン・ティーレマンがウィーン・フィルを指揮したブルックナーの交響曲第8番が放送された。リアルタイムでは聴けないので、エアチェックし、帰宅後に聴いた。

1楽章では、先行き不安なほどの脱力ぶり。全然緊張していない?8番を自然体で振れる、演奏できるというのもすごいし、こんなリラックスした1楽章も貴重ではある。
2楽章のトリオあたりから趣が変わる。さっきのリラックスはそのままに巨大な音楽が立ち上がってくる。以前の来日公演の7番でも聴かれた、ビンビンに力が漲ったフォルテ。
3楽章では冒頭からダイナミクスを細かく変化させ、ただ音を鳴らすのではなく、ドラマを形作っていく。ティーレマンにはブルックナーが8番でどういうドラマを書きたかったのか、完全に読みきっているようだ。ハイティンクは8番で神々を描くが、ティーレマンは人々を描く。悩み、傷つきながらも1歩1歩人生という山を登る「人」の姿を(ほんとかね)。3楽章は自信に満ちて演奏されるのが常だが、こんな愁いに満ちた演奏がありうるというのは驚きである。そうやって到達する第1主題の3回目の提示の切なさと言ったら!その後のクライマックスの強さ!音楽を、ドラマをコントロールしつくしている。
4楽章でも、常日頃の強さではなく、「やさしさ」が支配する。ブルックナーの半分はやさしさでできています、なんて思えてくる。

見事な演奏であった。

2007年07月27日

暗号解読

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面白かった!
サイモン・シン著、青木薫訳の「暗号解読」(新潮文庫)。上下刊で計1280円。
以前読んだ同じ著者、訳者の「フェルマーの最終定理」も面白かったが、これも値段だけのものはある。
これらは学術的な本ではなくて、ドキュメンタリー的なものであり、いわば「プロジェクトX」と同じような成功物語である。
問題解決のために、時代時代でさまざまな手法が生み出され、最終的に「解」を得る。

「暗号解読」の方で特に興味深かったのが、暗号の持つ意味を多面的に捉えられたことである。
すなわち、能動的に作成した一般的な暗号と、古文書のように「読み方」が分からなくなって「暗号化した」文書があり、解読にはどちらも暗号解読的な手法が必要であるということである。
これらのことは音楽に敷衍して捉えることができると思う。すなわち、ショスタコーヴィチのように、自らの名前を音名で読み込んだ能動的な暗号化の音楽と、演奏法や楽器が現代に残っておらず、演奏法を推測するしかない「古楽の時代」の音楽である。このことについてはもう少しまとまってから書きたい。
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2007年07月26日

ゲーデル・エッシャー・バッハ

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無事に36歳の誕生日を迎えることができた。

打ち合わせ1、打ち合わせ2、シンポジウム参加、打ち合わせ4、打ち合わせ5とばたばたと1日を過ごした後、本業のために職場で22時まで過ごし、そういえば自分にプレゼントを贈ってもいいじゃないかと思って今井書店のサイトでかねてからほしいと思っていたダグラス・ホフスタッターの「ゲーデル・エッシャー・バッハ」の在庫を検索してみると「在庫僅か」、つまり1冊はあるらしい。
帰り道にパスタを食べ、今井書店に閉店10分前に着き、探すと、ちゃんとあった。迷わず購入して帰宅。

写真でも見えるとおり、出版されてから20年以上経つ本である。この時代の理系の人間なら、一度は手に取ったことがあるのではなかろうか。私が読んだのは高校生のときで、兄が買っていたのを借りてむさぼるように読んだものだ。今となってはどれだけ覚えているか、あるいは理解できているかは心もとない。
とりあえずは書き下ろしの序章(40ページもある)を読んで、ホフスタッターがこの本で書きたかったこと、その後のホフスタッターの活動が綴られていた。本文はあとに取っておく。

さて、この本を再度読んでみようと思ったのは、実はサイモン・シンの「暗号解読」を読んだためだ。「暗号解読」は、いつも見るiioさんのサイト、CLASSICA(http://www.classicajapan.com/wn/)で出版を知り、購入したもの。睡眠不足を推しても読んでしまう魅力的な本である(未読了)。iioさんの選書眼にはほとほと敬服する。
「暗号解読」自体は面白い本だし、ゲーデル・エッシャー・バッハは暗号とは直接関係のない本なのだが、認知論と記号論のはざまで「音楽」を捉えなおしたときに、「作曲家が音楽に込めた暗号をどう読み解くべきか」という発想に至り、その基礎資料としてあらためてゲーデル・エッシャー・バッハを読みたくなったのだ。

音楽と暗号の関係については、また考えがまとまってから書きたいが、「音列」を中心とした音楽的暗号だけを捉えることは音楽の暗号的側面の半分しか見てないのではないかというような発想である。詳細はいずれ。
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2007年07月23日

さわやか終演!

56789.JPG

夏休みさわやかコンサートが終わった。
曲は、剣の舞、モンタギュー家とキャピュレット家、おもちゃの交響曲1楽章、ラプソディ・イン・ブルーが前半。アンコールに安部可菜子さんの子犬のワルツ。
後半は米良美一氏が登場し、もののけ姫、浜辺の歌、ふるさと、この道、海、アンコールにアメイジング・グレイス。
米良効果か、ビッグシップの2000席(くらい)が満席。温かな拍手。
米良さんの歌は万全。とても楽しめました。演奏時間が少なかったのが残念。MCはなんだか宗教家の説法みたいでした。なにかあったんでしょうか。服装も教祖様みたい。

安部可菜子さんの演奏はいろんな機会で聴いていて(追っかけみたい)、4年位前の県庁講堂でのベートーヴェンのテンペスト、こども弦楽学校でのシューベルトの鱒のピアノパート、境港のシンフォニーガーデンのショパンコンサートなど。
これまでのレパートリーはヨーロッパの作曲家がほとんどなので、ガーシュウィンがどんな感じになるかと思っていたら、やっぱりヨーロピアンでエレガントで、チャーミングだった。何より発見だったのが、ガーシュウィンをヨーロピアンに演奏すると、ラヴェルとの親近性が聴こえてくること。夜のギャスパールみたいな瞬間が聴こえた。ガーシュウィンがラヴェルに師事しようとしたのは有名だが、ラヴェルへ近付きたかった現われであろうか。
アンコールのショパンはお得意のレパートリー。途中でふと止まりそうになるのが面白かった。
来年の2月にはまた米子で皇帝で協演する予定。楽しみ。

ちなみに、今回の演奏会、個人的には練習不足で「ごめんなさい」でした。練習して出直してきます。

写真は56789kmに達したオドメーター。帰り道、小沢見あたり。運転しながら撮ったのでなんだか分からん。何でも載せればいいってもんじゃないと言われそう。

2007年07月22日

Coda

20070721160450.jpg安部可菜子、米良美一の2大巨匠(?)ととも夏休みさわやかコンサートのゲネプロ。二人ともうまいの何のって。客席で聴いていたい。個人的には過去最悪の不出来なので朝練せねば。
さて、行きがけは時間に余裕があったので、北栄町のジェラート屋「コーダ」に寄る。食べたのはスモモのシャーベット。酸っぱくって果肉っぽくってめちゃめちゃ美味かったんだが、ジェラートにしとけばよかった。
今後は米子に行く時は、10分早く出てジェラート買いに寄ることにしよう。
でも、何でコーダなんだろ。国道313号の終点だから?
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2007年07月21日

さわやかコンサート

日曜日はいよいよ米子管弦楽団の「さわやかコンサート」。BSS主催、コカコーラ協賛、だったかな。
今回は米良美一と協演。それよりも、美少女ピアニスト(という歳ではないけどそんな感じ)、米子出身の安部可菜子さんとラプソディ・イン・ブルーを協演するのが楽しみだ。以前こども弦楽学校の打上げでレポートのお手伝いをするなんていいながら何も手伝わなくてごめんなさいね。内容は「指揮者とオーケストラの関係」みたいなものだったかな。
泊りがけなので、明日のブログはお休み確実です。
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2007年07月20日

HTML的愚痴

今日のは愚痴です。HTMLのソースを読まない人には全然面白くない話題だと思います。ごめんなさいね。

広報の部署に異動して、広報誌とウェブサイトを担当しているわけだが、広報誌は月1回発行で、今週月曜日に校了だったので、今週は一息ついている。
広報誌のほうで一息ついている裏では、10月に迫っているウェブサイト管理システム入れ替えのための種々の検討を行わなければいけないのである。

ウェブサイト管理システムというのは、パッケージとしていろんな会社が作っているのであるが、うちが取り入れるのは、某国内大手ヴェンダーのもの。
パッケージというのは基本的にそのままでは使えないもので、うちにあったものにカスタマイズしていかなければいけないものである。
そのカスタマイズの程度が微調整なのかプログラミングを伴うものかで金額的にもいろいろあったりする。

システムのなかで微調整で済む、つまり運用の中で解決できる問題であると判断できれば、安く済むし運用も楽になる。

今取り組んでいるのは、この使いづらい某大手のシステムの問題点を運用で解決する方法を探ることである。

昨今のこういうシステムは、「動的生成」が基本で、このシステムもXMLで構築してある。このXMLというのはHTMLより数段難しくて、本を買ったけどよく分からない。
ただ、XMLの全てを理解しなくてもシステムの動きは把握できるので、HTML部分だけを読み解いてレイアウトを直していく、というような作業で解決できそうではある。

HTMLの問題に帰着したとして、いちばん厄介なのが、同じHTMLとスタイルシートで書かれていても、ブラウザによって描出方法が違うこと。
個人的に使いたいmargin: autoなんてファイヤーフォックスでは理想的に描出するがインターネット・エクスプローラーでは聞いてくれない。逆にrubyタグはIEでしかだめ。
また、最近は推奨されていない「要素でレイアウトを指定」なんてものを使わないとできないことがあったり、あんまり好かれないtableレイアウトでないとできないこととかがあったり。
例えば、table全体を横位置でセンタリングするためには<table align="center">と書くしか方法がないし、縦に長い枠の真ん中に字を置きたければ、tableのセルの中に字を書いて、<td style="vertical-align: center; ">aaa</td>という書き方をするしかない。

結局、そういう制約の中で、どういう組み合わせをとれば理想的なレイアウトが実現できるかを探るのにとても時間がかかるのだ。

今日の作業の中で、おおむね光明が見えてきたところ。

ただ、「理想」は人によってずいぶん違う。サイドバーでブックマークを表示する人としない人ではそのへんの気質がずいぶん違うので意見のすり合わせもできなかったりする。つまり横幅固定を好むかリキッドスタイルを好むか。ちなみにうちが導入するシステムのデフォルトのデザインは、テーブルレイアウト+横幅固定。ソースを見ていると醜くてしょうがない。でも、そういうレイアウトを好む人もいるのは事実だし、それを否定する理由付けも薄い。
今後難しいのはそのへんをどう調整していくかである。
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2007年07月19日

晴れと室内楽

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10日ぶりくらいの晴れ。いよいよ梅雨明けか?写真は市役所前交差点にて。

夜には室内楽のコンサートに。
東京藝大の現役学生による「アンサンブル・クラヴィス」の演奏で、モーツァルトのアイネクライネ、メンデルスゾーンのトリオ(1番)の3,4楽章、ブラームスのピアノ・クインテット。
基本的な演奏技術は全く問題ない。細かい音も音程もアンサンブルも問題は無い。ピアノの人は別格に上手かった。
弦の人には批判としてではなく、演奏の糧となるべく伝えたいのだが、ヴィブラートのかけ方と右手の使い方を何とかしてほしい。特に右手は、音量を弓圧だけでコントロールするのでなく、弓速で変化させてほしい。音色が死んでしまうし倍音が鳴らない。
もう一つ根本的なこととして、「どんな音楽を作りたいのか」と「作曲家は何を伝えたかったのか」を意識してほしい。聴いていてどうにもどんな音楽をしたいのかということがつかめなかった。
音楽作りは、苦労し、悩んでナンボである。苦労を知る人にこそ本当の音楽の喜びが表現できるはずだ。
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2007年07月17日

ジュニアオケ合宿

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鳥取ジュニアオーケストラの合宿で、3連休に山籠りしてました。去年は山の上からケイタイでブログ打ったけど、今年はめんどくさかったので無し。
チェロの子は7人いるんですが、7人が7人なりに成長したと思います。成長幅が大きい人も小さい人もいるんですがね。
写真は帰路に山の上から。3日間ずっと雨で、帰り道もざんざん降り。暑いのはやだけど湿度は低い方がいいので梅雨もそろそろあけてくれませんかね。

今回の演奏会では、ヴィヴァルディの「四季」の「冬」、早川正昭先生の「日本の四季」の「冬」なんかをやるんだが、ヴィヴァルディの四季の美しいのなんのって。実は四季のCDを持ってなくて、最近はまともに聴いたことがないんです。
早速帰りに今井書店に寄ってCDを入手。ソニー・クラシカルから出ている、ジュリアーノ・カルミニョーラのヴァイオリン、アンドレア・マルコン監督のヴェニス・バロック・オーケストラ。めちゃめちゃノリノリの、ゴキゲンな演奏である。
posted by tak at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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