2007年07月27日

暗号解読

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面白かった!
サイモン・シン著、青木薫訳の「暗号解読」(新潮文庫)。上下刊で計1280円。
以前読んだ同じ著者、訳者の「フェルマーの最終定理」も面白かったが、これも値段だけのものはある。
これらは学術的な本ではなくて、ドキュメンタリー的なものであり、いわば「プロジェクトX」と同じような成功物語である。
問題解決のために、時代時代でさまざまな手法が生み出され、最終的に「解」を得る。

「暗号解読」の方で特に興味深かったのが、暗号の持つ意味を多面的に捉えられたことである。
すなわち、能動的に作成した一般的な暗号と、古文書のように「読み方」が分からなくなって「暗号化した」文書があり、解読にはどちらも暗号解読的な手法が必要であるということである。
これらのことは音楽に敷衍して捉えることができると思う。すなわち、ショスタコーヴィチのように、自らの名前を音名で読み込んだ能動的な暗号化の音楽と、演奏法や楽器が現代に残っておらず、演奏法を推測するしかない「古楽の時代」の音楽である。このことについてはもう少しまとまってから書きたい。


posted by tak at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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