2007年08月01日

自動車雑誌の日本語感覚

autocarjapan.jpg

私は子供の頃から「クルマ」が大好きで、車を買うわけでもないのにクルマ雑誌は結構買って読む。

これまで一番多く買ったのは「NAVI」だろう。大学時代は毎月買っていた。今ではほとんど買わない。編集長が代わってちょっと期待したが、「印象批評」には変化がなかった。「カーグラフィック」はアルファ・ロメオの特集の号は買うが、それ以外はほとんど買わない。あくまでも運転者の評論であり、高度ではあるが「印象批評」域は出ない。
「UCG」は外車専門中古車雑誌。500円と安いので毎号買っている。クルマ雑誌禁断症状を抑える月1回の精神安定剤。アルファ・ロメオ特集の号は捨てずに残している。

本当は毎月買いたいけど買わないのが「MAGAZINE X」と「AUTO CAR JAPAN」。
「MAGAZINE X」には「覆面座談会」というコーナーがあって、設計者とかテスターとかが作り手の立場からクルマを批評する。これがめちゃめちゃ面白い。CGとかの印象批評とは真っ向から対立する意見がバンバン出てくる。しかも自動車メーカーの広告を出していないので言いたい放題。車を買うならこの記事を読むに限る。
「AUTO CAR JAPAN」はイギリスのクルマ雑誌「AUTO CAR」の翻訳版。だから普通の新車紹介雑誌なのにほとんどが外車。目の保養である。必ずドリフトを決めている写真が載っているが、イギリスでは問題ないのか?

この「AUTO CAR」だが、翻訳者によって文体が全然違っていて、同人誌っぽくて面白い。そもそもがイギリスの雑誌である時点でアマチュアっぽいのだから、それに輪をかけている。
その翻訳だが、9月号にはこんな単語が出てきた。

「ひとたび干戈を交えるとなれば、仁義なき戦いになるのは必至。」
「'M DCT'ギアボックスの恩恵は灼かで、0-100km/h加速は0.2秒短縮する。」

「干戈」は、小学生のときに読んでいたクイズの本かなんかにあったのを思い出して読めたし意味も分かったが、「灼か」は全然見当も付かなかった。「霊験灼か」なんて書いてあったら読めたのだが。ネットの辞書かなんかで調べてください。
こんなめったに使わない単語をとても正確な文脈で使っている車雑誌なんてないよ。「〜を奇貨とし、」なんて言葉もさらりと出てくる。この翻訳者、車雑誌で翻訳させておくにはもったいないんじゃなかろうか。

ちなみに、この9月号を読んで次に買うべき車が決まった。それはヌオーヴァFIAT500。
http://www.asahi.com/car/italycolumn/TKY200707120338.html
http://www.webcg.net/WEBCG/essays/e0000017116.html
一見レトロだが、こいつは本物だ。


posted by tak at 00:48| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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