2008年01月27日

市響定期初合奏

10月12日の定期演奏会に向け、鳥取市交響楽団の初合奏。正指揮者がお休みのため、初見大会を代振りさせていただいた。

最初にショスタコーヴィチの交響曲第5番。なんとも素晴らしい曲だ。とりあえず全曲を通してみたんだが、4楽章の最後あたりは初見にもかかわらず相当濃密な演奏になった。そのあと1楽章に返って細かく(と入っても大雑把ですが)やると、これまたかなり踏み込んだ演奏になる。市響もやるなあ。

次にグリーグの叙情組曲。これまた皆さん全然知らない曲にもかかわらず、結構絶妙な表現になっていく。とってもいい曲!音に実体があるのなら抱きつきたいくらいだ。

最後にベートーヴェンのコリオラン。なんだかこれがいちばん荒っぽい。左手でスコアがめくれるのを押さえて右手1本で指揮したのがいけなかったか(笑)。

ところでショスタコーヴィチの4楽章で「何かに似ているなあ」と思いつつ指揮をしていると、マーラーの1番の4楽章のあの苦々しい雰囲気に似ていることに気が付いた。
家に帰ってよく考えると主要テーマの4つの音はリズムが一緒。まあこれはよく知られた話だろう。ただ、マーラーの「苦々しさ」はあくまでも個人的な心象風景だが、ショスタコーヴィチは世界の不安を表す。マーラーの時代は平和だったんだな。
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2008年01月25日

ドホナーニ/Bruckner #6

dohnanyi_bruckner6.jpg

この6番をもって、ドホナーニがクリーブランドとデッカに録音したブルックナー、3〜9番が私のコレクションにようやく全部そろった。

結構風変わりな演奏である。
ミクロのレベルで言えば、ここの奏者がここのパッセージを、フレーズの入り、フレーズの頂点、フレーズの出を明確に意識して、きちんと歌って再現している。6番はかなり細かいパッセージの積み重ねっぽいところがあるが、概ね万全である。
ただし、テュッティになると妙に求心力がなくメロメロになったり、逆に構築的なコラールが聴かれたり、いいところとどうかと思うところが混在している。しかもテンポ設定が細かく変わって、しかもあまり一貫性がなさそうで、よくもまあオケがついていっているもんだと感心する。6番なんてめったに演奏しないだろうに、「よく知っている」要に聴こえるのが不思議、というかさすがビッグ5のオケだけのことはある。。
さらに、ブルックナーでこれをやるととたんにダサダサになる、しかも、ドホナーニがしょっちゅうやる「短めの四分音符」がたまに炸裂する(ドヴォルザークとかマーラーの5番とか幻想交響曲では成功しているのだが)。う〜ん。
で、これが駄演かというと、まあ私が勝手に「ドホナーニ補正」を掛けてしまっている(何でも許せる)のだと思うが、よい印象だけが残る。輝かしく、かつよく歌うブルックナー。6番で一押しにできるかというとどうかなあと思うが、聴くべきところはたくさんあろう。

バッハのリチェルカーレのウェーベルン編曲版は、これはまたメロメロにロマンティックな名演である。バッハらしくもウェーベルンらしくもない不思議な演奏だが、音楽の演奏の多様性への可能性を充分に示している。
ちなみに、この曲の録音日は、以前紹介したブルックナーの3番と同じ。あの演奏はここまでとろけるようなロマンティックさはない。
http://takmusik.seesaa.net/article/35023540.html

ヤフオクで調達。3,900円はちと高いがまあ本当に手に入りにくいのだから仕方ない。ちなみにパッケージにはドイツ・プレスとあるのに中身はフランス・プレス。実はこういうのは結構よくあることである。ブックレットとか紙類はまとめて3ヶ国語で印刷しておくのだろう。

The Cleveland Orchestra
Christoph von Dohnányi

Anton Bruckner
Symphonie Nr.6 A-Dur
1991.10.7, Severance Hall, Cleveland

Johann Sebastian Bach
Fuga ricercata a 6 voci, orchestrated by Anton Webern
1993.6.1, Severance Hall, Cleveland


DECCA

2008年01月24日

W体調不良

自分も車も軽く体調不良である。

自分の体の方はおそらくこれ。
http://www.tmg.gr.jp/hokensinpou/020401-isyokudo.html
原因は、早食い・大食いである。これは間違いなかろう。とりあえず最近はゆっくりと食べ、食べ過ぎないように気をつけている。

Alfa Romeoの方は、電気系のトラブルっぽい。こんな症状である。
・車を動かし始めて15分くらいで左のブレーキランプがつかなくなる。
・ヘッドライトをつけると一時的に直る。が、30分ほどでやはりつかなくなる。
・いったんエンジンを切ってしばらくしてエンジンをかけるとまたつくようになる。が、またつかなくなる。
先日はワイパーも誤作動するし(スイッチがインターバルの位置でもインターバル無しで動いてしまう)、電気系にトラブルを抱えているようだ。
もうすぐ車検なので、きちんと見てもらうつもり。
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2008年01月22日

「勝手にブログ評論」されてみた

「勝手にブログ評論」というプログラムを使わせてくれるサイトがある。
http://onosendai.jp/hyoron/hyoron.php
私のブログも評論していただいた。結果。
http://onosendai.jp/hyoron/log/120088808428064.html
「なんと清々しいブログだろうか。グダグダ自室の風に乗って20年以上が舞うようだ。」
なんとも爆笑モノである。固有名詞と定型句をつないだだけなのに、そこはかとない面白みに頬が緩んでしまう。
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2008年01月21日

米管練習

日曜日は引き続き米子に居て、米子管弦楽団の練習に参加。
チャイコフスキーの4番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の5番、プロコフィエフのロメジュリの第2組曲の1曲目。
指揮はいつもの松尾昌美先生。

チャイ4はマジで弾けないところが何個所もある。少なくとも弓を止めないようにしよう(爆)。
松尾先生によれば、チャイ4はチャイコフスキー自身がメック夫人にあてた手紙で曲の解説を綿密にしているそうで、一部を先生が話された。
1楽章の憧れに満ちた第2主題はすぐに掛け合いで不安が忍び寄ってくる、とか。他の部分も聞けば聞くほどチャイコフスキーが「そのまんま」を表現していることが分かる。やはり文献に当たる作業は必要なんだなあ。

ちなみに今回の練習会場は初めての場所で、「淀江公民館」というところなのだが、防音も充分でなく、音が近所にだだ漏れという感じであった。事前に団長さんが心配されて確認したら、「音楽なんでしょ。大丈夫でしょう」と言われたそうだ。チャイ4とかプロコとかを音楽として認知してもらえただろうか???
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2008年01月20日

ミンクス初参加

20080119175215.jpgミンクス室内合奏団の練習に初めて参加した。
曲はヘンデルのメサイア全曲。指揮はオペラやオケで大活躍の松岡究先生。ファーストヴァイオリンのサイドには元テレマン合奏団奏者の平井さんが座られ、お二人からピリオドアプローチに基づく素晴らしいご指導をいただいた。恥ずかしながらメサイアはこの機会に初めて触れたのだが、なんとも神々しい素晴らしい曲である。
練習後にはコンマスの吉田さんと平井さんなど計6人で飲んだ。音楽の濃い話ができた。
特に面白かったのは2つ。
1
バロックボウ(弓)は弓先に力が入らないので裏拍になるアップボウはダウンより必ず相対的に弱くなる。モダン楽器の弓ではアップもダウンと同じように弾けてしまうが、バロックボウの特性を考慮する必要がある。
2
ヨーロッパ音楽で正統な拍子は三位一体の3拍子。正統だからいわば○。正統からはみだした4拍子は○が破れたCと書く。さらにはみだした2分の2拍子はCをさらに縦線で割る。

因みに、2分の2拍子は4分の4拍子とは強拍弱拍の関係が違うから譜面の見た目は同じでも表現は必ず違えなければならないという点で見解が一致した。
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2008年01月18日

156の曜日間違え

alfa_20080118.JPG

今朝出勤のときにふと車に表示された曜日を見たら金曜日になっている!いつの間に?と思ってよく考えたら、有名なアルファロメオ156フェイズ2のうるう年バグであるのを思い出した。
そう、2月29日までの何十日か、曜日が1個ずれるのである。いったいどんなアルゴリズムでそんな表示をさせることができるのか、むしろ謎であるが、でも間違うのだ。これはちゃんと2月29日になれば直る(はず)。
今年は2回目の車検、つまり5年目を迎えるから、うるう年も2回目。前回驚いたのもついこないだのような気がするなあ(←年寄りの証拠)。しかしあと40日も曜日を見ていちいちうろたえなきゃいけないのか。朝、ぼんやりとした頭で表示の日付と曜日を何の気なしに見るので、ついついドキッとしちゃうのだ。
ちなみに写真の右下のは、3.5℃以下になると「POSSIBLE ICE ON ROAD」の警告とともに表示される、多分雪を表すマーク。珊瑚みたい。
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2008年01月14日

弦楽講座第2回

20080113gengaku1.JPG 20080113gengaku2.JPG 20080114gengaku.JPG

この続き。
http://takmusik.seesaa.net/article/53584976.html
http://takmusik.seesaa.net/article/53702135.html

今回も同じ講師陣、篠崎功子先生、城戸喜代先生、菊地知也先生にそれぞれヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの生徒たちを見ていただいた。
今回は私の不手際でテキスト(楽譜)の準備をきちんとしておらず、生徒たちに迷惑をかけてしまった。
13日の夜には、ジュニアで指導している若者たちも一緒に会食し、音楽についてたくさんご教示いただいた。
本当に忙しい中、鳥取くんだりまでご指導に来ていただき、また、本当にあれこれご配慮いただきながらこどもたちを見ていただき、本当に頭が下がる思いだった。
私自身が忙しくて、この事務局も本当は降りたくて仕方がないのだが、先生方の姿を見ていると、もう一頑張りせねばという思いに駆られてしまう。

次回は3月。ちゃんと準備しなければ。
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2008年01月07日

ショルティ再会

solti_bruckner9.JPG

私にとってサー・ゲオルク・ショルティとは、20年以上も前、中学生の頃にクラシックを聴き始めた頃の「定番」であった。中学生時分の多くはない小遣いを工面して買うLPのチョイスの中で「ハズレ」を引かないと想定される指揮者だったのだ。だから、LPではアルプス交響曲(バイエルン放送響)と大地の歌(シカゴ響)、さらにオムニバスの1,000円LPを持っている(カルメンの前奏曲とかツァラ冒頭とかアダージェットとか「定番」の曲が聴けた)。
高校生の頃、知人の家に行ったらそのお父さんがえらくマニアで、ホーン型の巨大なスピーカー(普通の箱型のはブックシェルフ型と言います)などの高級オーディオと無数のCD(メジャーレーベルばかり)にびっくりし、とりあえず聴かせてもらったのがショルティのブルックナーの9番だった。そこから聴こえてきたのはショルティらしからぬ柔和な音楽であった。
大学生以降今に至るまで、この9番は全曲を聴く機会がなかったし、ショルティの音楽は聴くものすべてが柔和とは言いにくい「強靭」なものがほとんどだったので、あのブルックナー体験は何かの勘違いかもなんて思ったりもした。

このたびヤフオクでこのショルティのブルックナーの交響曲第9番を入手し、ようやく全曲聴くことができた。その演奏は、まさに柔和な部分とやはり強靭な部分とが絶妙に隣り合わせた名演である。
どうも最近はショルティというとあの森林をなぎ倒すブルドーザーのようなマーラーの6番を代表盤とするデリカシーのない指揮者のように思われている節があるが、それだけではないとずっと思っており、それがようやくこの演奏で確認できた。

ちなみにシカゴ響のブルックナーは、この約10年くらい前にカルロ・マリア・ジュリーニがEMIに録音した演奏がある。強靭さは同じだが、テンポの動かし方=音楽の動かし方は全然違っており、それぞれの個性が出ている。バレンボイムとの全集も聴いてみたいものだ。


Anton Bruckner
Symphonie Nr.9 d-moll

Sir Georg Solti
Chicago Symphony Orchestra

1985.10, Orchestra Hall, Chicago
DECCA
タグ:ショルティ

2008年01月06日

のだめに見るティルの楽譜事情

1月4日と5日の「のだめカンタービレinヨーロッパ」、メイキングも含めて充分に堪能いたしました。2部の放送時間の1部の録画を見て、その後に2部の録画を見たのでこんな時間です。
ヨーロッパの空気感が伝わってくるし、出演者もあのテンションのままだし、とてもよくできてるではないですか。特にプラハ放送交響楽団の協力にはブラーヴォです。コンサート・マスターさんの千秋への会釈とチャイコンのソリストへの会釈がそれぞれ「日本人向け」「西洋人向け」に使い分けられているのが印象的(?)。

それよりも、千秋が持っていた「ティル・オイレンシュピーゲル」のスコアがカルマス社のものだったのが不思議。
と思って調べたら重大な事実が発覚。

http://www.sheetmusicplus.com/store/smp_detail.html?item=3253225&cart=3187670004939364&cm_re=289.1.4-_-Results+Item-_-Title
購入できる唯一のフルサイズスコア
http://www.sheetmusicplus.com/store/smp_detail.html?item=3334217&cart=3187670004939364&cm_re=289.1.4-_-Results+Item-_-Title
上記と同じセットのパート譜一式
http://www.di-arezzo.jp/detail_notice.php?no_article=EULBG01740
他に購入できる唯一のスコア(ミニスコア。日本版もあり)
http://www.edition-peters.com/php/stock_info.php?section=composer&pno=EP8836
ホルンの抜粋パート譜(ソロ練習用?)
http://www.edition-peters.com/php/stock_info.php?section=composer&pno=EP3191
「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」という室内楽小編成編曲版のパート譜

検索してもこれだけしか見つからない。つまり、フジテレビがフルサイズのスコアを今確保しようと思うとこれしかない。もちろん普通の人もそう。
逆に言えば、Kalmusに感謝!である。カルマスとは、世界中の廃業した楽譜出版社から出た楽譜印刷原版や、新しく版を起こしたために要らなくなった旧版を買い取って、リプリントして出している(もちろん自社出版もある、らしい)。だから、例えばチャイコフスキーの交響曲第5番のロシア版とドイツ版(ブライトコップ旧版)が両方買える、なんて利点(?)もある。

そうそう忘れてました、もう一つこれ。
http://store.doverpublications.com/0486237559.html
でもテレビでDoverという訳にはいかないよなあ。英雄の生涯もツァラも入っててお得なんだけど、コンクールの間違い探し並に間違いを正していかないといけないかもしれないしね。

ドラマに戻ると。
「君はここに何しに来たの?」
深く噛み締めたい言葉である。
posted by tak at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽的思索 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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