2008年02月12日

マルティヌー/ギリシャの受難劇

mackerras_martinu.JPG

ギリシャの作家ニコス・カザンザキスの小説「ふたたび十字架につけられるキリスト(ギリシャの受難劇)」(1948年)をもとにマルティヌーが台本と音楽を作ったオペラ。
このDVDは、マッケラスの1981年のスタジオ録音を音源に、テレビ映画版として1999年に制作されたもの。DVD化されたのはついこないだである。

ギリシャの村で毎年開催される「受難劇」の上演を軸に、古い因習にとらわれた農村での愛憎渦巻く人間模様を描いた、なかなか刺激のあるストーリーであり、晩年のマルティヌーらしいさまざまな音楽様式が見事に1つに収斂した音楽である。
オペラとしても見てみたいとは思うが、映画版のほうが話はつかみやすい。特に、映画版の長所が夢のシーンの効果的な映像化だ。主人公の夢が夢として分かりやすい。
というわけで、本当に素晴らしい作品の美しい映像化であった。

ところで、ここで使われたもとの演奏では、ウェールズのオペラの座付き歌手が大挙出演している。ブルノとウェールズで共同制作をしたのかもしれない。録音が同じ年のグッドオールの「トリスタン」と共通の歌手が出演しているのが興味深い。
英語で歌われているが、もともと英語で書かれたのかどうかはいろいろ調べたけど分からずじまいであった。

Bohuslav Martinů
The Greek Passion
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Greek_Passion_%28opera%29
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Greek_Passion

Sir Charles Mackerras, Concuctor
Brno Philharmonic Orchestra

Manolios (tenor) / John Mitchinson
Katerina (soprano) / Helen Field
Grigoris the Priest (bass) / John Tomlinson
Panait (tenor) / Jeffery Lawton
Yannakos (tenor) / Artur Davies
Fotis the Priest (bass) / Geoffrey Moses
Lenio (soprano) / Rita Cullis
Kostandis (tenor) / Phillip Joll
Nikolio (soprano) / Catherine Savory
Michelis (tenor) / John Harris
Old Man (bass) / David Gwynne
Magdalena (mezzo-soprano) / Zuzana Bydzozska
Andonis (tenor) / Jeffery Lawton
Despinio (soprano) / Jana Jonasova
Patriarcheas (bass) / David Gwynne
Ladas (spoken role) / Michael Geliot

1981.6.1-6, Brno Stadion Studio

TV Film from 1999, Czech Television


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