2008年02月27日

抒情小曲集全曲

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イタリアのピアニスト、アルド・チッコリーニが、イタリアのピアノ、ファツィオーリで弾いた、グリーグの抒情小曲集全曲である。

昨日書いたアルベニスがグレープフルーツジュースなら、グリーグはさしずめ野いちごか。チッコリーニがファツィオーリで奏でる野いちごは、大きめで味が濃い。というか野いちごですらないかもしれない。でも「野」の香りが横溢するのは、グリーグの高度な知識と能力で表現した「素朴」さ、「素直」さゆえであろう。自然体の音楽である。
また、チッコリーニの演奏は泰然自若、まさに巨匠である。79歳の録音であるが、テクニック的な問題は一切なし。テンポ感、リズム感が絶妙で、きちんと「素朴」さを表現する。ただ、ファツィオーリのピアノはやはり「素朴」を表現するには器が大きすぎるかもね。

さて、今年の定期演奏会で取り上げる「抒情組曲」の原曲はもちろんこの曲集に入っていて、第5集の1,2,4,3曲目がオーケストラ編曲されている。ついでに言えばヤルヴィのCDに収録されている別の人の編曲による「鐘の音」も同じ第5集の第6曲。ピアノで聴けばやはりしみじみといい曲であるし、ピアノで聴いて初めて「編曲の妙」が理解できる。

ところでこのCDのジャケット写真、何の変哲もないものであるが、実は相当解像度が低い。ケイタイのカメラとかコンパクトカメラ特有の、というよりは圧縮したJPEG特有のもやもやが出ている。パッケージの大きな顔の方はまともな写真なのでプロのカメラマンだろう。演奏風景を撮ったのはなぜかこの録音のプロデューサーであるJoël Perrotという人。画質にこだわらないおおらかな人なのかな。ググるとこんな情報が出てきた。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=159781602
クラシックとゲンダイオンガクのプロデューサーで、500くらいの録音をプロデュースしているということか。
さらにこんなブログが引っかかった。
http://www.overgrownpath.com/2007/07/zen-and-art-of-new-music.html
なんだか相当マニアックなブログだった。ブログ名はヤナーチェクの「草陰の小径」の英語訳。


Aldo Ciccolini

Edvard Grieg
Lyric Pieces, Volume I-X

2004, Paris
CASCAVELLE


posted by tak at 00:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 買ったCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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