2009年04月29日

ベルリン紀行第3日23.4.09(終)

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最終回は長いよ。

カーテンをきちんと閉めていても、気が高ぶっているせいか6:00には目が覚める。やることもないので7:00前には朝食を食べる。

この日の目標はWannsee(ヴァン湖)に行くこと、Hamburger Bahnhof(ハンブルク駅という名の美術館)とGemäldegalerie(絵画館という名の美術館)に行くこと。

ポツダマープラッツ駅まで歩いてS-BahnのS1路線に乗ることに。チェックポイント・チャーリー、ベルリンの壁を見つつ駅に到着。S1路線は街中を通っていて、唐突にWannseeに到着するのだが、ベルリン1の繁華街から住宅街を通って、あっという間にひなびた観光地に着いた、みたいな、街中にいただけでは分からないベルリンの姿をよく知ることのできる路線である。40分ほどで到着。
Wannseeを横切るベルリン交通局の路線フェリーがあり、ベルリンウェルカムカードも使えるかなあと思って行ったんだが、運行は1時間間隔で、次に出るのは50分後の10:00。このひなびた観光地の朝が早くて何もないところで50分も待つのはつらいので、S7路線で中心街に帰る。S7路線は打って変わって、Grunewald(緑の森)という、ベルリンのすぐ横にある、森というよりは広大な雑木林を突っ切る路線。車窓から見ても、こんなところで迷いたくないよなあという広大さである。

S7路線はハンブルガー・バーンホフ美術館の最寄り駅であるHauptbahnhof(ベルリン中央駅)を通るので都合がよい。歩いて5分。
http://www.smb.museum/smb/kalender/details.php?lang=en&objID=21786&typeId=10
これをみたくて行ったのだが、美術館の構造がよく分からず、赤い幕の向こうで大きな音で音楽が鳴っているけどこれとの関係もよく分からず、とりあえず常設展示みたいなのを見て歩く。巨石が無造作においてあるのとか、工事現場用扇風機が向かい合わせて2つ並んでいるのとか、ガラクタが積み上げてあるのが突然動き出すのとか(そういえば去年広島でそういうのを見たねhttp://takmusik.seesaa.net/archives/200811-1.html)、「う〜ん、分からん」と思いつつも、その徹底振りにドイツを感じ、結局「カラス殺し」はどこだか分からず退散。
次に行こうと思ってもういちどHauptbahnnhofに行き、ホームに電車が入ってきたところで、「いや、ここで見とかなきゃ絶対後悔する」と思い直し、再び5分歩いてHanburger Bahnhofへ行ってみる。なんのことはない、赤い幕の向こうに、この美術館の名の由来たる駅の構内を美術館スペースにしたところがあって、そこにスピーカーがたくさん並べられており、そこから巨大な音がしていたのだった。
発想自体は単純なもので、98本のスピーカーから、鳥の鳴き声や波の音、ポップスやクラシックの音楽などをつなぎ合わせたものを、音像定位やエコーをうまくプログラムして、鳥が飛んでいくかのようのであったり、そこに歌手がいてギターを弾きながら歌っているようであったり、オケの中に入って聴いているかのようであったり、すぐ後ろでチェロがなり始めたり。
単純なんだけど、音質がいいもんだから、ついつい音がするほうに目をやって楽器の存在(あるいは不存在)を確かめてしまう。だからみんなきょろきょろしながら聴いている。とにかくだまされる自分が面白いのである。かっこいい音楽だったし、オーディオの音質もきれいだし、やっぱり聴いといてよかった!これがコンサートに関連があろうとはこのときは少しも思わなかったのだが。

ちょうど昼になったので、駅で昼ごはん。どうせビールもそんなに美味しくないし、レストランも美味いわけではない。そのへんの軽食でいいやと思い、Hauptbahnhofでサンドイッチとジュースを買う。売り子さんが「コーヒーか紅茶もつけて4.49Euroだから、どちらか選んでよ(ドイツ語)」と言うので、コーヒーももらう。駅構内で食べる。中くらいのバゲットにハムとかチーズがはさんであるので、十分お腹一杯。

S-BahnとU-Bahnを乗り継いでポツダマープラッツ駅に行き、歩いて絵画館へ。途中ソニーセンターを経由する。つい9年前にはポツダマープラッツはまだ開発途中で、ソニーセンターがいやに巨大に見えたのだが、今はずいぶん小ぢんまりして見える。
絵画館ではこれ。
http://www.smb.museum/smb/kalender/details.php?lang=en&objID=10801&typeID=10
まぶしいくらいに美しく修復された15世紀絵画の名品に圧倒された。点数は50点にも満たないくらいかもしれないが、その輝かしさにふと疲れが吹き飛んだ。
絵画館の常設展示のほうは以前にも見て、その点数の多さに懲りていたので、今回は前回見なかった地下と、オランダコーナーだけを見る。これも名品ばかりなのに照明が暗かったりして見劣りする、なんて思うのは目が肥えたせいか。ちゃんとフェルメールも収蔵されている(グラスワインという作品)ので、人だかりがなくなってから見届ける。

次は、WittenbergplatzのKaWeDeに家族とかのお土産を買いに。この辺は以前の「庭」(言い過ぎ?)である。途中で乗り換えたStadtmitteの駅では、アコーディオンでバッハのトッカータとフーガニ短調を弾いていた。構内に心地好く響くバッハ。アコーディオンの音色がはまっている。

宿に帰って着替えて、いよいよPhilharmonieに。

19:00から事前レクチャーがあるので行ってみると、ホワイエにイスが100個以上並べてある。こんなに人が来るのか、と思ったら本当に来た。お年寄りが多く、善男善女という感じ。時間になるとラフな格好のペーテル・エトヴェシュが登場するが、舞台監督みたいな雰囲気なので誰も気付かず拍手も起こらない。仕方なく私が拍手を主導。
30分間、いろいろとしゃべった。ドイツ語なのでほとんど分からないが、それでもベルント・アロイス・ツィンマーマンとあったときのことなども話していた。
「ベルント・アロイス・ツィンマーマンに会った時、『君はいったいシュトックハウゼンのもとで何をしているんだ?』なんて聞かれたから、『助手とかコピスト(写譜屋)をしてるんですよ』と答えたんだ。すると、『XXX』(よくわからず。でもきっと否定的なこと。だめになるぞ、とかね)と言われてね」
とても興味深いレクチャーだったが、この善男善女のお客さんたちは、「若い詩人のためのレクイエム」があんな奇天烈な曲だってことを知らないんだろうなあ(レクチャーでも触れなかったと思う。合唱の配置のことは少し言ってた)と感じられ、いろんな意味で本番が楽しみになった。


Do 23, April 2009 20 Uhr 5, Konzert der Serie H

Berliner Philharmoniker
Dirigent: Peter Eötvös

Sopran: Caroline Stein
Bariton: Claudio Otelli
Sprecher: Michael Rotschopf
Sprecher: Thomas Wittmann
Rundfunkchor Berlin
Einstudierung und Co-Dirigent: James Wood
MDR Rundfunkchor Leipzig
Einstudierung und Co-Dirigent: Howard Arman
Herren des WDR Rundfunkchors Köln
Einstudierung: Philip Ahmann
Herren des SWR Vokalensembles Stuttgart
Einstudierung und Co-Dirigent: Celso Antunes
Klangregie: Joao Rafael


Johann Sebastian Bach
Zwei Choralvorspiel für Orgel
Orchestrierung: Arnold Schönberg
"Komm, Gott, Schöpfer, Heiliger Geist" BWV667
"Schmücke Dich, o liebe Seele" BWV654

Richard Wagner
Siegfried-Idyll

Bernd Alois Zimmermann
Requiem für einen jungen Dichter
Lingual für Sprecher, Sopran- und Bariton-Solo, drei Chöre, Orchester, Jazz-Combo, Orgel und elektronische Klänge, nach Texten verschiedener Dichter, Berichte und Reportagen


当日のパンフレットの中にこの4人の作曲家の関連を探したら、ちゃんと書いてあった。しかもかなりコンセプチュアルなことが。
「若い詩人のためのレクイエム」の、一番最後にテープで流されるKonrad Bayerの詩、"die sechste sinn"(第6感)の一節は、次のように始まる。
"wie jeder weiß. wie jeder wußte. wie alle wußten. wie alle wissen. wissen das alle? das können unmöglich alle wissen."
「各々はどう知るのか。各々はどう知らされるのか。すべての者はどう知らされるのか。すべての者はどう知るのか。すべての者が知る?すべての者が知ることは不可能だ」
"wie jeder weiß."はバッハのプロテスタント、"wie jeder wußte."はワーグナーのユダヤ人排斥主義、"wie alle wußten."はシェーンベルクのユダヤ教、"wie alle wissen."はベルント・アロイス・ツィンマーマンのカトリック、だということだ。
(Michael Stegemann著の当日プログラムp.14から引用)
宗教的な意味があるとは思っていたが、この言葉がそれを象徴していたとは。このプログラムを組んだ人は本当に天才である。


バッハの1曲目、BWV667は、結構細かく動く演奏の難しい編曲なのに、結構早めの3拍子を一つで振るという荒業。ベルリン・フィルでなきゃ演奏できないね。
バッハの2曲目、BWV654は、CDで聴く限りはヴァイオリン・ソロだと思っていた部分がなんとチェロ・ソロ。超ハイ・ポジション続出。
1929年録音のホーレンシュタインとベルリン・フィルの音は妙にかったるいと思っていたが、実はそういう編曲だったのだとようやく分かった。とても不思議な音響と、密やかなロマンが印象的。

ジークフリート牧歌は、テンポ変化がかなり激しくておしゃれで、かつドライなのにロマンティックという、エトヴェシュにしか実現できない不思議な境地の名演。この曲をこんなに楽しんだことはこれまでない。まさにうっとりである。

さて、本命。
外にも出ずセッティング替えを眺めていたら、なんとヴァイオリンとヴィオラは編成に無いのね。
ど真ん中にアコーディオンとマンドリン、その外側にピアノ1台ずつ、左にジャズコンボ、右にチェロとコントラバス、管楽器は定位置、ポディウム席に合唱、さらに右上の客席と左上の客席に合唱が一組ずつ、指揮者と客席の間にソリストと朗読者。朗読者の脇にはそれぞれメガホン。
録音されたものとかプログラミングされた音は、いろんな位置に配置されたスピーカーから、いろんな方向で聴こえるように鳴らされる。合唱さえもマイクで拾った声を別の位置から流すことで、いないはずの真後ろからも声が聞こえてきて、みんなきょろきょろ。ハンブルガー・バーンホフのアレと同じ!
この曲は、何分何秒から何がどうというような書かれ方をしており、電子音声や歴史的人物の演説、ヘイジュードなどの音楽の引用は全部事前のプログラミングでなるので、指揮は秒数をカウントする機械を見ながら指揮することになる。演奏前に59:59を指していたが、この曲は60分以上ある。どうするんだろう。
演奏は完璧と言っていいだろう。すべてが克明に描かれ、指揮者は無機的に秒を刻むのでなく、きちんと呼吸し呼吸させ、テープと音楽と演説と叫びと、渾然一体となってかつ明確に分離して音楽は進んでいく。ハンマーは見事に決然と鳴り響く!マーラーのときと同じように!こういった前衛性に耐えられない善男善女のじいちゃんばあちゃんは、途中でどんどん席を立って帰っていく。やはりね。
一つ残念なのは、Ricercarという部分で、全く同じテキストの朗読をリチェルカーレ、つまりフーガのように順々に流して重ねる部分があるんだが、一つの声部の中で音の位置がばらばらにされてしまって、フーガの意味がなくなってしまっている。テキストの録音の部分はたいてい意味不明なのに、この部分だけは仕掛けが分かりやすいはずなのだが、これでは知らない人は何がなんだか分からないだろう。イライラは募るだろうなあ。
合唱が"Dona Nobis Pacem"を歌ってすべてが終わると、盛大なブラーヴォといくつかのブーイング。私を含めて何人かはスタンディング・オベーション。でも、奏者は全然嬉しそうじゃなかったなあ。楽しかったのは指揮者とオタク系聴衆だけか?
拍手を終えてとなりのおばちゃん(娘連れ、60代)が話しかけてくる。
「ホントに素晴らしい曲ね。世界のすべてが描かれている」
「作曲家はこれをリンガルと名づけたんです」
「今日は演奏も素晴らしかったわ。ベルリンフィルがいつもこうではないのよ。この曲は、ミヒャエル・ギーレンのも聴いたけど(初演??)今日のは特によかった。今度聴くときはもっと勉強しとかなきゃ」
「私はちゃんと勉強してきましたよ(ベルティーニのCDのライナーノートも持参)」
「アナタはベルリン在住なの?」
「実は日本から来たんです」
「このコンサートのために?それは素晴らしいわね。ぜひまたフィルハーモニーにいらしてね」

会話を終え、気持ちよくバスに乗ってホテルに帰る。
レストランに行くといつもの陽気な兄ちゃん。
「コンサート行ってきたの?」
「うん、ベルリナー・フィルハーモニカー」
「ホルンは誰だった?」
「(???なんでホルンのこと知ってんだ???)ええっと、ドール。シュテファン・ドールだった」
「彼はよくこのホテルに泊まりに来るよ」
「(なるほど!)実は今日がベルリン滞在最後なんだ」
「そう!よいTripを!」
能天気そうに見えて、人は見かけによらないものである。
パスタとビールで最後の晩餐。

風呂を浴びて、テレビを見て、0:30には就寝。
翌日は、淡々と飛行機に乗り、乗り換えし、ごはんを食べたり寝たりして、普通に関空についた。
出国ゲートでは体温を測っていた(後で知ったが豚インフルエンザ対策)。
税関では、かわいいおねえさんに妙に疑われて、カバンを開けさせられた。ニコニコしながら「ドイツはよく行くんですか」とか聞かれたけど、嬉しくないよ。

帰りの運転も問題なく、ついでに大阪で弓の毛替えをして弦を買って、15:30には帰宅。夕方にはジュニア・オーケストラの練習。ようやく短いようで長い旅行の日々が終わり。
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2009年04月28日

ベルリン紀行第2日22.4.09

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カーテンをきちんと閉めなかったせいで、朝日がまぶしくて6:30には目が覚める。
テレビを見ながらぼうっとしていたが、テレビも面白くないので、さっさと朝食に。
NH MITTEも朝はバイキング。ハムとソーセージの選択肢が少なくて残念。ハム2種、チーズ、ソーセージ、パン2種、スクランブルエッグ、よく分からんオレンジ色のジュースを持って席についてもりもり食べる。席ごとにコーヒーがポットに入れてある。薄め。

部屋に戻ってもテレビも面白くないので、さっさと出かけることに。
この日の目標は、3つ行こうと思っているミュージアムのどれかに行くこと、ベルリン中央駅に行くこと、ホロコースト記念碑をみること、動物園に行くこと。
というわけで、まずは歩いてホロコースト記念碑へ。展示室は開いていないが、巨石が200個以上並ぶ記念碑はいつでも入れる。外側の石は低く、見通しもいいのに、中に入っていってふと気が付くと、恐ろしい深みに入っている。格子に巨石が並んでいるだけだが、歩く部分は波打ち、たまに柵でさえぎられる。また出口に近付くと、あっという間に見晴らしがよくなる。まるで悪夢から覚めるかのようである。
次に、ベルリン中央駅まで行こうと思って、ブランデンブルク門(巨大)の脇を通る。その先には旧帝国議事堂(巨大)があり、もう人が並んでいるのでよく見ると、8:00〜22:00開館、入場無料とのこと。こりゃ見とかなきゃ。入場制限があるのでしばらく待ち、厳しいセキュリティチェックを受けて、エレベーターに乗って屋上へ。見晴らしがいい。ガラスドームがあるんだが、これがやたらとメカニック。眺めを堪能して、ベルリン中央駅へ。これも巨大。ベルリンは本当に巨大建築のオンパレードである。
直訳すれば「主要駅」であるHauptbahnhofは、大きすぎて遠近感がゆがんでるのかなと思うくらいでかいが、実は平行四辺形のゆがんだ建物なのである。意地が悪いよ。
S-Bahnに乗って、ほんの3駅で、かつての事実上のベルリンの主要駅だったZoologoscher Garten駅、直訳すれば動物公園駅へ。昔はこれでも大きく見えたのだが、今は本当にかわいらしく見える。
というわけで動物園へ。めざすは、養育拒否されて愛称が公募された白熊「クヌート」。結構広いし、地図が少ないしでかなり迷ったが、たどり着けた。ここの動物はおおむねやる気なさそうな感じなんだが、クヌートだけは元気一杯、というか落ち着き無し。ボールで遊んでいるんだが、口に持って振り回しているなあと思ったら反動をつけてこちらに投げてきた。何事が起こったのかわからず硬直してたらほかの人が投げ返した。するとクヌートは再びボール遊び。人間とコミュニケートしたかったらしい。でも、なぜ私?

お昼ごはんを食べようと思っていろいろうろうろしたが、結局前にも行ったことのあるオイローパ・センターの地下へ。ボロネーゼソースとチーズのかかった豚のシュニッツェルという、不思議なものを食べる。シュパーゲルにしときゃよかった。山盛りのフライドポテトは食べ切れなかった。ビールはやはりベルリナー。苦い。

満腹になったら、ミュージアムへ。この日はペルガモン博物館に行くことにした。バスに乗ってシュターツオーパー前まで1本で。降りるとベルリン大聖堂とか旧国立美術館とかの巨大建築。それを縫って歩いて奥のほうのペルガモン博物館へ。中に入るとギリシャの神殿の柱とかが建物の中にドカンドカンと立っている。巨大建築の中に巨大建築。展示も多く、しかも美しいものばかりで、ドイツ人の収集にかける執念にはほとほと感心する。こんな巨石の展示なんて、日本にいては見られないだろう。

くたびれたので、宿に帰って休むことに。歩いて帰る途中、この日のコンサートの会場であるKonzerthausを下見する。これも巨大建築。宿に帰って昼寝。気が付くと19:00。でも安心。開演は20:00.会場は歩いて5分。

Konzerthausには初めて入る。なかなか格調高い内装。時間をもてあますので、景気づけ(?)に白ワインを飲む。20:00開演。

7. Abonnementkonzert 2008 | 2009 staatskapelle berlin, staatsoper unter den linden

Dirigent: Pierre Boulez
Klavier: Daniel Barenboim

Elliott Carter
Interventions für Klavier und Orchester
Deutsche Erstaufführung
(Gemeinsames Auftragswerk der Staatsoper Unter den Linden, der Carnegie Hall und des Boston Symphony Orchestra)

Gustav Mahler
Sinfonie Nr. 6 a-Moll
Tragische Sinfonie

前半のエリオット・カーターの曲は、ピアノコンチェルトであることを拒否するような音楽だ。
通常のコンチェルトの位置にピアノ、ピアニストの背側にフルート、トランペット、ファゴットのトリオ、ピアノの反対側にオーボエ、ホルン、バスクラリネットのトリオ。それを取り囲むようにオーケストラ。
ピアノがソロで難しいパッセージを弾いた後にオケがそれに答える(干渉する?)ように演奏したり、管楽トリオとピアノのアンサンブル、というほどのものでもないが、からんでみたり。ともかくその得意な構成を十分には(もしかして意図して?)使いこなさず、やたらと演奏至難なパッセージをみんなが演奏している。
まずはピアノのバレンボイムは本当に素晴らしい。意味があるんだかないんだか分からない難しいパッセージをほとんどミスなく(1箇所だけちょっと引っかかりそうになったところがあった)、しかもランダムっぽい音列の一つ一つに細かくついた音量差をきちんと再現して、音楽らしい音楽でもないのに音楽的に聴かせていた。オケも素晴らしい。ブーレーズの的確な指揮に導かれて的確に演奏する。後世に残る曲かといわれると言葉に詰まるが、バレンボイムが引き続ける間は、残るだろう。

後半のマーラーは、最初の1音から打ちのめされた。ちょっと遅めのテンポで、「楽譜どおり」以上のことは何もしていないのに、桶から素晴らしくブリリアントな音が本流のように流れてきて、流れに押し流されるかのよう。ちなみに、ブーレーズの使っていたスコアは2楽章がスケルツォ、オケのパート譜は2楽章がアンダンテ(おそらく最新校訂譜。レンタル譜だから当然か)であった。もちろん、ブーレーズのスコアどおり、2楽章はスケルツォ。このソナタ形式が肥大した音楽にとって、イレギュラーな2楽章=スケルツォ(ブルックナーの8番が良き先例!)こそ似つかわしいと思う。聴いてて疲れるけど、そういう負の演奏効果まで含めて、この順番が好きだ。
そしてフィナーレ。休憩中に平土間に下りたらちょうどハンマーのため仕打ちをしていたが、ヘッドの部分が中空っぽい巨大なハンマーだった。これがまた、打ち鳴らすと本当に巨大な(オケ全体と同じくらい)、いい響きの「コン」と「ゴン」の間くらいの音が出る。お客さんがびっくりしてハンマーの方を見るくらい。私の前の人は、ハンマーが3回目に打ち鳴らされそうなところでもハンマーの方をのぞいていた。その気持ち分かりますよ。でも鳴らないんですよ。

ともかくも、84歳のピエール・ブーレーズは、大振りはしないが手の動きはすこぶる俊敏で、音楽が常に生き生きとしていた。「ロマン」を漂わすなんてことは一切なく、正確なインテンポ、明確なルバート、絶妙な音量バランス、ブリリアントな音色を楽譜どおりに奏させるだけで、見事なマーラーを打ち立てていた。脱帽。

歩いてホテルに帰る。帰りは雨に降られる。
ホテルのエレベーターに乗ると、ほかのお客さんが乗ってくるなり"Rainy !"と話しかけてくるので"No umbrella !"と返すと、"Me too."と笑い返してくれる。こんなかんたんな会話でも、コミュニケーションが取れるということはなんと嬉しいことか。
またレストランへ。ウェイターの陽気な兄ちゃんは私のことを覚えていてくれた。ビール(ベルリナー)とカリー・ヴルスト。レストランでカリー・ヴルストを出す時代が来るなんて。その辺の屋台で食べる軽食なんであるが、どうも今のベルリンは、「熊」と「カリー・ヴルスト」でブランド化を進めているみたいである。
帰り際に陽気な兄ちゃんに、「ひょっとして明日も来てくれるの?」なんて聞かれると、「Ja」なんて答えてしまう。

風呂を浴びて、テレビを見て、0:30には就寝。
ラベル:skb マーラー BeRLiN
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2009年04月27日

ベルリン紀行第1日21.4.09

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前日は22:00に床に着き、朝は3:00に起床。といっても、妙に暑くてほとんど寝付けなかった。
顔を洗って歯を磨いて、3:30には車で出発。家にいちばん近いコンビニでパンとコーヒーを買い、食べながら一路関空へ。
国道373号→鳥取自動車道→国道373号→中国自動車道→近畿自動車道→阪和道→関空連絡橋と乗り継いで、ノンストップでちょうど3時間、関空の駐車場に到着。
チェックインまではまだ時間がある。小腹が空いたのでうどんを食べる。

ルフトハンザのチェックインカウンターが開くとすぐにチェックイン。
2時間待ってフライト。10:20(日本時間)出発。機内食を食べてワインを飲んで、寝て、機内食を食べてワインを飲んで、15:30(ドイツ時間)に予定通りフランクフルトに到着。
入国審査は混んでいて、少し時間がかかる。そのあとのセキュリティ・チェックも、金属探知機の設定が厳しく、チェックが妙に入念。1時間で乗り継ぎの便もあったが、2時間で乗り継ぎの便にしといてよかった。
両替カウンターでユーロに両替。大阪で両替した方がレートがよかったかも。約278Euroを入手。
17:20フランクフルト空港出発、18:30ベルリン・テーゲル空港到着。この日の「マクベス」開幕まであと1時間。飛行機から降りてゲートから出るときに、セキュリティチェックの警察のお姐さんに呼び止められる。英語で何か言われているが、単語が聞き取れない。パスポートを見ながら「あんたどこから来たの?」なんて尋ねるんだが、パスポート見れば分かることをなぜ聞く?と思い混乱。なんだか知らんけど疑わしく見えたらしい。カバンを開けてチェックされ、無罪放免。
空港内で、バス、地下鉄、路面電車、近郊列車の3日間フリーパス、「ベルリン・ウェルカムカード」を購入。25Euro。以前とカウンターの位置が違っていて、少しうろたえたがInfoのおばちゃんに聞いて、すぐに見つかった。ちなみに英語でやりとり。
TXLという路線のバスで、ウェルカムカードを使ってこの日に聴くベルリン・シュターツオーパーに直行できるのだが、この時点で開幕40分前なので、大事をとってタクシーを使用。
途中で、ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)、ブランデンブルク門、ラジオ塔、ホロコースト記念碑など、ベルリンの主要観光地が見られた。観光者向けに回り道してんの?とか思ったけど、後で地図を見ると最短距離。わずか10分ちょっとでシュターツオーパーへ到着。18.6Euro。旅行カバンをクロークへ預け、自席へ。

Macbeth / Giuseppe Verdi

Musikakische Leitung: Julien Salemkour
Inszenierung: Peter Mussbach
Bühnenbild: Erich Wonder
Kostüme: Andrea Schmidt-Futterer
Licht: Franz Peter David
Chöre: Eberhard Friedrich

Macbeth: Vladimir Stoyanov
Banquo: Christof Fischesser
Lady Macbeth: Sylvie Valayre
Kammerfrau: Carola Höhn
Macduff: Stephan Rügamer
Malcolm: Patrick Vogel

19:30開演。
ステージ全体が赤っぽい布で覆われた、奇妙なステージ。曲が進むにつれてステージが明るくなると、中央に塚のようなものがあり、いろんなところに出入り口があるのが見えてくる、というか、魔女たちがわらわら出てくる。真っ赤に見えたステージは、光によって、青にも緑にも白にも見える。あとでステージに近付いて見たら、赤いフェルトにブラックライト用のインクをちりばめていたようだ。
なんだかさっぱり分からんと思いながら見ていると、どうもマクベス夫人がいちばんえらいように見えてくる。なるほど、マクベス夫人が女王蟻、全体が蟻の巣に見えてくる。最後には魔女たちは虫のコスチューム。演出意図は結局よく分からんが、「しょせんは虫の世界と同じ」ということを描いたのかな。ちなみに、初演は2000年、初演時の指揮者はMichael Gielen。
歌手は押しなべて素晴らしい。マクベス、マクベス夫人とも、大きな喝采を浴びていた。
指揮のユリエン・ザレムコーアは、指揮姿を見てもオーラを感じないし、音楽も感じないし、ビート感もあまりない。なのにオケはどんどんいい音を出してくる。さすがにドイツ有数の名門。いい指揮者かどうかは結局よく分からず。
オケと歌がよくて、かなり満足。

22:30終演。
ホテルまで10分少々歩く。Stadtmitte地区、Leipziger StraßeのNH Mitte。「朝食は6時から10時、夕食はミッドナイトまで、そこのレストランで食べられますよ(英語)」とのことなので、部屋にカバンを置いてレストランへ。渡されたのはコース料理のメニューだが、そんなに金をかけられないし食べられないので、コースの中のパスタだけ選び、ビールも頼む。ベルリンの地ビールは「ベルリナー・キンドル」と言っていたが、今は単に「ベルリナー」となったようだ。味は変わらず、スーパードライっぽい味。給仕とお勘定は能天気な感じの若い兄ちゃんがしてくれて、テーゲル空港で妙に疑われたりしてくしゃくしゃしていた気分がほぐれた。

風呂を浴びて、少しテレビを見て、0:30には就寝。
ラベル:BeRLiN skb
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2009年04月26日

ベルリンより無事帰還

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3泊5日のベルリン旅行を終え、無事我が家に帰還しました。
明日(日曜)は仕事で今日はもう寝なきゃいけないので、とりあえず写真を3点載せるだけにして、詳細は別途書こうと思います。
写真の1枚目は、巨大建築のまち、ベルリンの古いほうの代表、ベルリン大聖堂。
2枚目は、新しいほうの代表、ベルリン中央駅。
3枚目は、ベルリンの顔、くまさんです。
ラベル:BeRLiN
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2009年04月20日

旅行の準備11_旅行前夜

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というわけで、ベルリン・オタク一人旅に行ってきます。
4月25日(土)の午前には帰国する予定です。

ベルント・アロイス・ツィンマーマンの「若い詩人のためのレクイエム」について、少し気が付いたことがある。
この曲にはビートルズの「ヘイ・ジュード」のレコード音源が途中で2度聴こえてくる。

ヘイ・ジュードは、私にとってはちょっと昔の曲というイメージ以上のものがなかったからこれまでなんとも思っていなかったんだが、この曲が発売されたのは、ベルント・アロイス・ツィンマーマンがレクイエムを作曲している最中のことなのだ。
そして、やはり同じ時期に「プラハの春」事件が起こり、その最中の民衆運動の中で「ヘイ・ジュード」が民衆のよりどころになった、らしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89
それは、その世代の人にとっては比較的有名なことらしい。昨日の日本海新聞(鳥取ローカルの新聞)で、岩国哲人氏の連載の中で紹介されていた。
http://www.nnn.co.jp/rondan/sansyu/index.html(2009/4/25までは無料で読めると思います)
ちなみに、このレクイエムで、最初にテープで流される演説は、1968年8月27日、プラハの春において「人間の顔をした社会主義」を掲げるアレクサンデル・ドゥブチェクの演説である。

さて、BPOの当日のブックレットにはどんなことが書かれていることやら。楽しみ。

バックナンバー
http://takmusik.seesaa.net/tag/BeRLiN
ラベル:BeRLiN B.A.Zinmmermann
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2009年04月14日

旅行の準備10_BAZ4

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ベルリン音楽三昧旅行の準備の第10回。
ベルント・アロイス・ツィンマーマンの核心、研究第4回。
めんどくさくなったので、無理矢理最終回。

ベルント・アロイス・ツィンマーマンの創作が行き着いた終着点。

まずはその二歩手前。コラージュ技法。
「ユビュ王の晩餐のための音楽」
すべての音符を既存の楽曲から引用して、精妙に(雑多に?)コラージュした、天下の奇作。
既存の音楽を用いて書いた曲と言えば、マーラーの交響曲第2番「復活」の第3楽章をそのまま使ったルチアーノ・ベリオの「シンフォニア」がすぐに思い浮かぶが、そんな生易しいものではない、と言うかもっとチャラいと言うか、言葉に詰まる。フックト・オン・クラシックスのノリに近い気もする。冒頭は無調風に変換された展覧会の絵の冒頭のファンファーレ風音楽がホルンで吹き鳴らされ、ワルキューレや幻想交響曲の4楽章が原型で出てきたり、ジークフリート牧歌がコントラバス四重奏で演奏されたり、つねにパロディ的な不真面目感が漂う。
ちなみに、ユビュ王は、先回の「プレザンス」に出てきたユビュ王と同じ。
CDは、例のRCAの5枚組。「ユビュ王」のために買ったら、ついでに「プレザンス」も聴けてお得、という訳。ジャケ写で楽しそうに踊るおっさんはもちろんユビュ王。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ubu_Roi

そして一歩手前は、これまでの、セリー(十二音技法の拡張)、時間の球体構造、引用やコラージュをすべてぶち込んだ、オペラ「軍人たち」。同じ20世紀のオペラでも、「ヴォツェック」や「ムツェンスク郡のマクベス夫人」はかろうじて娯楽の端っこにとどまっているが、「軍人さんたち」はもはや娯楽ではない。精神修養に近いものがある。
http://takmusik.seesaa.net/article/114024742.html

そして終着点。リンガル。
「若い詩人のためのレクイエム」では、オペラ的な表現とは違うものを追求した結果として、「リンガル」と言う、朗読を四方から語り散らす手法に行き着いた。
CDは、最近出たベルンハルト・コンタルスキーの指揮のもの。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=2798613
さらに、ほとんど最後の作品である「私は振り返り太陽の下で行われたすべての不正を見た」。ナレーションとバスのソロが同時並行的に演じられる。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=2809616

この音楽の真価(?)を聴けば、確かに同時代人が素直にベルント・アロイス・ツィンマーマンの音楽を理解できないのもよく分かる。問題意識が強いのに、表現が複雑で意図が捉えづらく、耳に優しくもない。おそらく、表層的な部分で捉えてしまい、満足な評価を得られなかったのだろう。
時代に先んじすぎた、というよりは、ベルント・アロイス・ツィンマーマンが音楽を深く考えすぎたゆえに、一般人の感覚から遠く離れすぎた結果、評価につながらなかったのだろう。
幸いなことに21世紀の今はオタクの花盛り(?)である。ベルリン・フィル定期である「若い詩人のためのレクイエム」も、チケット売り切れだそうだ。よい時代が来たと言うべきか、オタクはさらにオタク的に先鋭化していくと言うべきか。

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2009年04月13日

旅行の準備9_BAZ3

bazimmermann_sphere.JPG

ベルリン音楽三昧旅行の準備の第9回。
ベルント・アロイス・ツィンマーマンの核心、研究第3回。

ベルント・アロイス・ツィンマーマンが行った創作の表現手法を表す言葉として最も重要なのは、おそらくこれだろう。

時間の球体構造
spherical construction of time
Kugelgestalt der Zeit

この言葉は、過去、現在、未来の、3つの時制が、同時に、溶け合わずに複雑に結びついている状態を表している。
具体的な音楽表現としては、1人の演奏家のパート譜の中に、テンポとかリズムの異なる音楽が交じり合って出てくるように書かれている。

無伴奏チェロ・ソナタ(1960)
実際のアイデアとして思いついても、そのような複雑な楽譜を消化できる演奏家がいなければ存在意義がないのだが、幸いなことに、ベルント・アロイス・ツィンマーマンが「時間の球体構造」の概念の基に作曲した「無伴奏チェロ・ソナタ」は、ジークフリート・パルムというチェリストに支えられて演奏し、世に広めることができた。
3つのテンポとリズムパターンの音楽が1本のチェロから分離して聴こえてくる。
CDはWERGOの1967年録音。
他に、ジョルジュ・リゲティ、クシシュトフ・ペンデレツキ、アントン・ウェーベルン、パウル・ヒンデミットの協奏曲や独奏曲を収録。古典的名盤。

プレザンス(1961)
ヴァイオリン、チェロ、ピアノという、古典的ピアノ・トリオの編成で書かれ、ナレーターが語る、バレエ音楽。
各楽器には役名(役割)が与えられ、ヴァイオリンは「ドン・キホーテ」、チェロは「モリー・ブルーム」(ジェームズ・ジョイスの「ユリシーズ」の登場人物。http://en.wikipedia.org/wiki/Molly_Bloom)、ピアノは「ユビュ王(http://en.wikipedia.org/wiki/Ubu_Roi)」という、いずれもフィクションのキャラクターを演じている、らしい。
もちろん3人は3人でばらばらに演じるし、1人の中にも3つの状態が同居するような、複雑怪奇な音楽。巧妙に設計されたというのではなく、無造作に配置された風情。それが逆に凄みを持つ、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの傑作である。
CDは、RCAのおそらく今後50年間にわたって最も重要となるであろう仕事、「ドイツの音楽1950−2000」の、第9巻のうちの1枚目。ちなみにジャケ写は、ハンス・ウェルナー・ヘンツェの「ウンディーネ」。ベルント・アロイス・ツィンマーマンの音楽はこんな可愛らしいものではない、残念ながら。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1778709
ヴァイオリン:Melise Mellinger、チェロ:Lucas Fels、ピアノ:Yukiko Sugawara。ピアノの人はおそらくこの人。ヘルムート・ラッヘンマンの奥さんだそうだ。
http://www.operacity.jp/concert/compo/2009/artist/index.html
http://www.sospeso.com/contents/musicians/lachenmann.html

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2009年04月12日

世界砂像フェスティバル

20090411sandsculpture.JPG

4月18日(日)から5月31日(日)まで、鳥取砂丘オアシス広場にて、世界砂像フェスティバルが開催されます。
11日に、事前の取材に行ってきました。
写真はシンボル砂像。リチャード・バラノさんという、有名作家の作品です。
今回のイベントは、世界砂像選手権も兼ねていて、世界から10人のトップクラスの砂像彫刻家が参加しています。
写真は出せませんが、どの人の作品もすごい!今回のテーマは「童話の世界」で、どの国の代表も、自国の最も重要なネタを題材にしています。

カレン・フラリック(カナダ代表)「オゴポゴ」
ダン・ベルチャー(アメリカ代表)「ジョン・ヘンリー」
ウラジミール・クラエヴ(ロシア代表)「白鳥(サルタン皇帝の物語)」
ラドヴァン・ジヴニー(チェコ代表)「ゴーレム」
ヤン・セレン(ドイツ代表)「ごみ集め男」
マーチン・リジャース(オランダ代表)「さまよえるオランダ人」
マンセラット・クエスタ(スペイン代表)「ドン・キホーテ」
ケヴィン・クロフォード(オーストラリア代表)「ドリームタイム」
スダサン・パタナイク(インド代表)「ガネーシャ」
張永康(中国代表)「観音様を見守る竜女」

今回の作品解説のお手伝いをしたので、何とか記憶を頼りに書きました。
本物はぜひ会場で!
ラベル:日記
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2009年04月11日

旅行の準備8

bazimmermann_rheinland_tpcon.JPG

いよいよ佳境に入る(?)、ベルリン音楽三昧旅行の準備の第8回。
ベルント・アロイス・ツィンマーマン研究第2回。

「ライン地方の見本市会場の踊り」
1950年作曲、1962年オーケストラ用に編曲。
5つの楽章に分かれているが、全体でもわずか5分半の短い音楽。田舎舞曲「のようなもの」を借りて、ふざけ気味の音楽に仕立てられている。最後の和音は16世紀の舞曲とかを持ってきたみたいに終わる。解説では「ツィンマーマンのユーモアとコメディのセンスが現れている」なんて書かれているが、悪ふざけではなかろうか。
私が持っているのは、インゴ・メッツマッハーがハンブルク州立歌劇場の音楽監督時代に、大晦日コンサートとして毎年行っていた「20世紀音楽なんて怖くない」シリーズの3回目。ちょい老け気味のオケをブンブン煽り立てるメッツマッハーがすごい。

トランペット協奏曲「誰も知らない私の悩み」
1954年、北西ドイツ放送からの委嘱作品。全編ジャズ。なんだけど、くそまじめなのでジャズに聴こえない。その居心地の悪さがある意味快感である。
これはCDを持っておらず、友人から借りたもの。指揮はミヒャエル・ギーレン、オケは南西ドイツ放送交響楽団、トランペットはホーカン・ハーデンベルガー。他に、ハインリッヒ・シフ独奏のチェロ協奏曲が2曲と、ハインツ・ホリガー独奏のオーボエ協奏曲。どれもこれもスーパースターばかりのソロで、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの音楽が楽々演奏されているのが驚異的である。

この時代のベルント・アロイス・ツィンマーマンの音楽は、第1回で紹介した普通のゲンダイオンガクと並行して、借り物音楽的なものを書いている。クラシック、あるいはゲンダイオンガクと言うフォーマットからの離脱を試みている、あるいは、ほかのジャンルとクラシックの並立を表現しようとしているようだ。この後、この考え方はさらに拡張されることになる。

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2009年04月10日

イタリア食堂ターナ・カプリッチョ

久々にごはんネタ。
できてまだ1年経たない若い店である、ターナ・カプリッチョに行った。
私自身は2度目で、前回食べたトマトのパスタが美味かったので、再訪。

最初に私はジンジャーエール(辛口)と同行人はオレンジジュース。辛口は本当に辛い。
6種の前菜。二人で食べるにはちょうどよい分量。豚、アナゴ、鶏、きのこ、ハマグリなど、贅沢な食材を贅沢に使ってちょっとずつ味わえるのがよい。
トマトとモツァレラチーズのパスタは美味い。ソースが余ったので、スプーンを頼んだら「パンも持ってきましょうか」と言って出してくれた。ソースをパンでぬぐってきれいに食べる。幸せ。
タケノコとあさり(だったかな)のリゾットは、ちょっと変わった味付け。
最後に鴨のコンフィ。酸っぱめのソースにカリカリの鴨。美味かった!ますます鴨が好きになる。
適当に頼んだけどちゃんとコースの順に持ってきてくれるのがさすが。
デザートにジェラート。私はカシス。酸っぱすぎ。同行人はココナツ。甘すぎだそうだ。

〆て6200円ほど。リーズナブル。
ラベル:ごはん
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