2009年05月31日

1984、1Q84 その2

10章まで読んだ。面白い!内容は全く違うが、「羊をめぐる冒険」や「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を呼んだときの興奮がよみがえってきた。構築的緻密さの妙。初期のスピード感はないけど。最近の村上春樹が苦手なのはこのスピード感のなさなのだが、それを補って余りある構築感。今のところはだけど。
やはりジョージ・オーウェルの「1984年」についての言及があった。今のところ本質的ではない。今後はどうなるんだろうか。
ラベル:村上春樹
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2009年05月30日

1984、1Q84

1984_1q84.JPG

注文していた村上春樹の新作「1Q84」が届いた。
明日は朝が早いので、全部は読めないが、1時間くらい読めたらいいなあ。
正直言って、旧型ハルキストの私としては、そんなに期待しているわけではないが、おそらくはジョージ・オーウェルの「1984年」に何かしらのインスパイアを受けていることは間違いないだろうから、そうだとすれば、読むのが楽しみ。

左端は、その「1984年」の早川文庫。実は期待したほどSFっぽくなくて、肩透かしを食らったが、「ビッグブラザー」に代表される社会の描写は今日的過ぎて怖いくらい。

さあ、読もう。
ラベル:村上春樹
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2009年05月27日

実質初名古屋

nagoya1.JPG nagoya2.JPG nagoya3.JPG

出張で1泊2日で名古屋に行ってきた。
名古屋は少なくとも2度は行っているんだが、1人で歩かないと行った気がしない。今回ようやく一人歩きできたので、実質の初の名古屋のようなものである。

ちょうど1ヶ月前のベルリンも巨大建築の街だったが、名古屋もまた巨大建築だらけだった。名古屋城からして恐ろしいばかりの石垣の長さ・大きさで、しかも石垣の中も外も巨樹に遮られてお城が見えない。やっと天守閣を見られるところまで行くのに何キロ歩いたことか。
名古屋駅周辺も巨大建築だらけ。駅ビルは高さでギネス登録だそうだ。

ところで名古屋といえば、味噌カツ、きしめん、あんこトースト(言い過ぎ?)だが、私が泊まったホテルの朝食には、これらがすべて網羅されていてびっくり。ついつい食べてしまう。
そして、どうも最近は名古屋=手羽先と聞いたので、「世界の山ちゃん」で食べた。確かにうまいが、手羽先は手羽先。どこで食べてもうまいものはうまい。

ちなみに、帰りがけに名古屋駅の新幹線ホームをうろうろしてたら、なんとまあ、「立ち食いきしめん屋」があった。きしめんも冷凍麺があるんだね。美味しかったですよ。
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2009年05月19日

ドホナーニの映像、1977年

dohnanyi_wph_unitel.jpg

いったいドホナーニの指揮のもと、ウィーン・フィルはどんな表情で演奏していたのだろうかと、いつも思っていたのだが、ようやく理想的な映像で確認できた。
やはり、全然面白くなさそうな表情であった(笑)。

おそらくドホナーニとウィーン・フィルのレコーディングでの最初の共演は1976年。メンデルスゾーンの交響曲の1,2,3,5番とベルクの「ルル」を録音している。
そして、1977年、この映像収録の直前の11月22〜24日にバルトークの「役人」の全曲版、直後の12月6〜15日に「ペトルーシュカ」を録音している。

この映像収録での演奏は、もしかしたらDECCAの録音よりも精緻かもしれない。何せ、ウィーン・フィルが聴いたことのない精度で演奏している。ウィーン・フィルのこれだけ精緻な演奏は、最近チクルスに取り組み始めたティーレマンとのベートーヴェンの交響曲第2番くらいだ。
ドホナーニはノリノリで、暗譜で、恐ろしい精度のバトンテクニックで役人を、リヒャルトを、スコッチを振る。時折邪悪な笑みを浮かべながら。
それに対して、ウィーン・フィルのメンバーはニコリともせず、自らの美質である音の漂いとか揺らぎとかを捨てて、ひたすら精緻についていく。仏頂面で。
DECCA録音にしても、このUNITEL映像にしても、ウィーン・フィルにとっては「お仕事」であって、楽しいものではなかったのだろう。ドホナーニは時折、特定のパートに「大きすぎる」という意味で手のひらを下向きにした指示をするが、映像収録でそんなことするかね。オケにとっては全然嬉しくない指示である。だって、バランス取りを失敗したことを指摘されているんだから。でも、それによってドホナーニの絶妙のバランス設計が明らかになるのである。

この映像はこれまで発売されたことはあったんだろうか?ウィーン・フィルは発売してほしくなかっただろう。でもちゃんとこうやって世に出た。いい時代が来たものである。


http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3545255

Christoph von Dohnányi
Wiener Philharmoniker

Béla Bartók
The Miraculous Mandarin - Concert suite

Richard Strauss
Burleske for Piano and Orchestra

Felix Mendelssohn
Symphony No.3 in A minor "Scottish"

1977.11.28-12.2, Musikvereinsaal, Wien

UNITEL CLASSIA - medici arts

2009年05月18日

クナッパーツブッシュのワーグナー

kna_wagner_WPh_DECCA.JPG

以前、なかなか手に入らないディスクのことを書いたことがある。
http://takmusik.seesaa.net/article/23615708.html
そのうち、最後まで入手できなかった、クナッパーツブッシュのワーグナーを、ついに入手することができた!
19年くらい前に、今はなき渋谷WAVEで見かけたのが最後。以来、中古CD屋で探し続けるが、ついぞ見かけることがなかった。
それが、ついに某オークションに出品。すでに入札者はあり、最後の5分でかなり競ったが、無事に落札できた。ごめんね。でも真剣度が違うのよ。

今さら内容を説明するまでもない、「一家に一枚」的名盤であり(もちろんみんな持ってるよね?)、演奏の素晴らしさに疑問の余地はない。当然ながら常に発売はされていたのだが、それは国内盤だけ。不思議なことに輸入盤では、初回のデジタル・リマスター盤はあっという間に市場に出回らなくなり、ようやくDECCA LEGENDで復活したのが数年前。今確かめたら、HMVのカタログからはすでに落ちている。
国内盤はちゃんとある。しかも2種。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/882997
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2757881

ちなみに、初期盤だから音がいいかと思って、手持ちのKING盤(ちゃんと同じ音源は国内盤で持っていた)と比べたけど、違いはよく分からず(笑)。初期盤の方が心持ち音場感が豊かな気がする。
おかげで、この演奏の良さがより強く感じられる気がする。この演奏の良さとは、ウィーン・フィルの緊張感。クナッパーツブッシュは、おそらくウィーン・フィルが最も共演を望んでいた指揮者だろう。その緊張感と高揚感が感じられる。緊張感にはもう一つ、録り直しがきかない、ということがある。各奏者がちょっとしたミスをしても、クナッパーツブッシュは録り直しの必要を感じない可能性がある。奏者にとってそれは屈辱である。だから、細心の注意をソロにこめる。それが演奏に反映されているのだ。

さて、光が当たらないように聴かないで保管しておこう!(爆)

Kirsten Flagstad, soprano (Kundry)
George London, baritone (Wotan)
Birgit Nilsson, soprano (Isolde)

Hans Knappertsbusch
Wiener Philharmoniker

楽劇「神々の黄昏」から
 夜明けとジークフリートのラインへの旅
 ジークフリートの葬送行進曲
(1956年、KING盤では1957年10月)
舞台神聖祭典劇「パルジファル」から
 第2幕 クンドリの語り「幼子のあなたがお母様の胸に抱かれていたのを見た」
(1956年、KING盤では1956年6月)
楽劇「ワルキューレ」より
 第3幕 ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
(1958年、KING盤では1958年6月)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より
 前奏曲と愛の死
(1960年、KING盤では1959年11月)
ウィーン(多分ゾフィエンザール)録音

DECCA 414-625-2

2009年05月17日

市響は(も)楽し

先週は米津やらミンクスやら、オケ三昧だったわけだが、市響は市響でまた楽しい。

13:30〜17:00、とりぎん文化会館第4練習室で合奏。
今日は新人さんが4人も来て、団員も多くにぎやかな練習だった。
auftaktさんの指揮で、エグモント、シベコン全曲、ブラ3の1,2,4楽章の順に練習。

言い訳です。
たぶんほかの人には私が狂ったように弾いているように見えるだろうが、あれは狂ったように見えるように弾いているのである。
なにぶん多勢に無勢で、しかも、残念ながら「聴き合う」オケではないから、余裕を持って弾いていてはだあれも相手してくれない(気がする)。
だから、存在感を示したいがためについつい狂ったように弾いてしまう。でも、今日は弾いてて、それが逆効果なような気がしてきた。自分の音も周りの人の音も荒れてきてしまう。テンポはぶれる。今度からは、普通に弾くようにしよう。
ラベル:オーケストラ
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2009年05月11日

ミンクス室内オーケストラ演奏会終了

例によって(?)、演奏会の結果というのは書けないことも多いのであるが、自分のことはとりあえず書いてもよかろう。

5月9日の午前中は空き時間だったので、島根県立美術館でフランスの19世紀絵画展。印象派以前のフランスのアカデミズム的絵画(ギリシャ神話に題材をとったもの)が一望でき、また、名品が多く、まさに眼福であった。常設展示は指定管理者の影響か、かなり印象が変わった。松平不昧公特集は面白かったし、写真もビッグネームばかりの名品。さらに東海道五十三次と富岳三十六景の並列展示。ここの美術館はいい物を持っているなあ。

5月9日(土)19:00米子市公会堂
モーツァルト/ファゴット協奏曲(ソロ:木村恵里さん)
1曲目にモーツァルトというのは、オケにとっては結構つらい。「典雅」がうまく表現できないのだ。ソロの木村さんは堂々たる名演。
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ソロ:星野智子さん)
いろいろあったけど、いい意味でベートーヴェンらしくなくゆったりとした演奏。
ベートーヴェン/交響曲第4番
こんなに開放できずストレスのたまる曲は初めてだ。一瞬たりとも気が抜けず、体でリズムが取れないので、ノリが作れない。疲れた。

なんとこの日は翌日のソリストのために「皇帝」を演奏会後に練習。こんなくたびれる練習は初めてだ。


5月10日(日)14:00倉吉未来中心
アザレアの歌
ノーコメント。
モーツァルト/ホルン協奏曲第4番(ソロ:小椋順二さん)
当然のごとくソロは万全。オケも結構モーツァルトらしかったのではなかろうか。
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ソロ:中嶋由紀子さん)
本番は、前日のリハとも、午前のリハともまた微妙に違う演奏で、演奏は「なまもの」であることを感じた。そうは言っても変わらないところもあるわけで、こんだけ何度も「皇帝」を弾いたら、もうしばらくは弾きたくないなあ。
ベートーヴェン/交響曲第4番
前日以上にオケ全体に開放感がないのだが、その中でうまく音楽を表現できたのではないか。でも、やはり窮屈に聴こえたかもしれない。
アンコール:三朝小唄の旋律によるファンタジー
ノーコメント。


2日とも、演奏しながらいろいろ考えたが、そういうことは音にどれくらい反映されるのだろうか。あとで録音で確かめてみたいものだ。
ラベル:オーケストラ
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2009年05月07日

ミンクス室内オケ本番直前

一つ終わったらまた次。
ミンクス室内オーケストラの本番直前練習に参加。13:00〜18:30、米子の「本の学校」(今井書店)。

こういう本番である。
指揮はいずれも松岡究先生。

5月9日(土)夜(6時くらい?)米子市公会堂
モーツァルト/ファゴット協奏曲(ソロ:木村恵里さん)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ソロ:星野智子さん)
ベートーヴェン/交響曲第4番

5月10日(日)14:00〜 倉吉未来中心
モーツァルト/ホルン協奏曲(ソロ:小椋順二さん)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ソロ:中嶋由紀子さん)
ベートーヴェン/交響曲第4番

なんともヘヴィー。もう一曲、三朝小唄がテーマの不思議な曲も。
今日は一応全部の曲を練習した。最初は結構ぼろぼろ、というか意識のない演奏だったけど、松岡先生の的確な指導で、あっというまにそれっぽい演奏に仕上がっていく。
しかしまあ、松岡先生がいみじくもおっしゃったが「ベト4とベト7の組み合わせのコンサートなんて信じられない」。奏者の立場からも、そんな疲れる演奏会はやりたくないですな。カルロス・クライバーさんに付き合わされたオケは大変だっただろうなあ。

というわけで、お時間が許される方は、ぜひおいでを。
ラベル:オーケストラ
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2009年05月06日

米津記念無事終了

3回目になる米津俊広先生を迎えての演奏会、とりあえず無事終了しました。
ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、テンポ速めで、何とか集中力で乗り切った感じ。個人的に弾けてないところは一杯あったけど、チェロのトップの重責は半分くらいは果たせたか?
ブラームスの交響曲第1番は、後ろの席で弾いたけど、後ろの席でがんばろうと思ってもなかなか難しいね。ちょっとした疎外感を味わってしまいました。
アンコールは、アウセニック作曲「スポミン」という、スロヴェニアのフォークソング。この4日間ですっかりハマってしまいました。
これまで2回と比べて、やはり指揮者も奏者も年齢が上がったおかげか、これまでのプロコとかショスタコで感じた無色透明な味気なさが、今回はうまく払拭されていた。指揮の振りに、奏者の音に、いろいろな経験や苦労がにじみ出て、それが音楽の陰影につながったような気がする。その代わりにスタミナは少なくなっていたかも。
トータルでは、相当楽しい演奏会でした。
打上げでは、しっかりとおしゃべりしました。政治のこととか、福祉のこととか、音楽のこととか、車のこととか。
果たして次回があるのかどうか分かりませんが、乗れるなら手伝いたいね。

明日(日付上は今日)は5月9,10日の演奏会のための練習で米子に行きます。どんだけオケが好きなんだ、って感じですが。結局5連休は毎日チェロ三昧。
ラベル:オーケストラ
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2009年05月04日

米津記念オーケストラ

5月5日、午後2時開演です。

練習はずいぶん前からやっていたんだが、現在スロヴェニア・フィル副指揮者(だっけ?)の米津先生が鳥取にいらしての練習は、本番3日前の5月2日から始まった。

曲目は、ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第9番と、ブラームス作曲、交響曲第1番。前者はおそらく鳥取初演。アンコールはスロヴェニアのXXXXX、おっと、言ってはいけない、というか言っても誰もわからないだろう。いい曲ですよ。

練習・本番スケジュールはこんな感じである。

5月2日 13:00〜19:00
5月3日 10:00〜19:00
5月4日 10:00〜20:30 ←ここがすんだところ
5月5日 9:30〜12:30 14:00本番

まるで合宿のようなスケジュールであるが、その時間帯のスケジュールの楽員集中力の持ちようによって演奏の質が左右されるという、これまた合宿のような練習事情である。
だが、あえて言っておこう。「いい感じである」と。いろんな人がいろんな形でいろんな音楽体験を、内側から、外側からされてきたとは思うけど、米津記念の場というのは独特なものがある。米津先生、コンマスK君、事務方Y君、その他OBの人望で全国から集まった奏者が、一つの目標に向かって総力を結集する姿というのは、この世知辛い世の中ではなかなか見出しがたい美しい姿なのである。演奏も美しいけどね。

お近くの人でこれを読まれた方は、ぜひとりぎん文化会館梨花ホール、5月5日午後2時に、おいでくださいませ。 
ラベル:オーケストラ
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