2010年07月02日

パパ・ヤルヴィの刮目(刮耳?)すべきタンベルク

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全く知らなかった作曲家、エストニアのエイノ・タンベルクが、こんなに素晴らしいとは!
パワフルにあふれ出る音の奔流は、出自や時代にふさわしく、ゲンダイオンガクっぽいものではなく、オネゲルやプロコフィエフの音楽を思い起こすが、彼らよりあっけらかんと爽快で、優等生的。
ジャケット裏の写真に見る作曲家の姿とあわせて聴くと、なにやらほほえましい気がする。
ライナーノートでもたびたび"powerful"という言葉で彼の音楽を表現しているが、まさにその通りである。

彼の曲の中で面白いのが、サクソフォンの扱い方。コンチェルト・グロッソでは、フルート、クラリネット、トランペット、ファゴット、ピアノとともにアルト・サックスがソロ楽器の一員として参加しているし、交響的舞曲では、アルト2本とテナー1本が効果的に使われている。
「交響的舞曲」と「サックス」といえば、ラフマニノフの傑作(1941年作曲)を思い出す。3楽章構成といい、パワフルな音楽といい、影響はあるのかもしれない。

ちなみに、CHANDOS録音での「一丁上がり!」的カジュアルな仕上がりと一線を画すきちんと折り目正しい演奏は、BISのレーベルの気質を現しているのだろう。

というわけで、パパ・ヤルヴィとハーグ・レジデンティ・オーケストラの一連の録音は、それぞれとても興味深いものだった。

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3835430

Eino Tamberg (1930- )

Suite from the ballet 'Joanna tentata' op.37a (1972)
Symphonic Dance, op.6 (1957)
Concerto Grosso, op.5 (1956)

Residentie Orkest Den Haag
Neeme Järvi

BIS 2007.9, Dr Anton Philipszaal, The Hague


ラベル:ヤルヴィ
posted by tak at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ネーメ・ヤルヴィ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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