2011年05月30日

5/23_24 Leipzig_Frankfurt_Osaka_Tottori

帰国の日、24日は、8時過ぎに起きた。S介君もA美さんも用事があってすでに出かけていた。なので、涙の別れは無し(笑)。A美さんに用意していただいた朝食を美味しく平らげ、9時には出発。

たった数日の滞在とは思えないほどなじんだCöthner Straßeに別れを告げ、4番のトラムに乗る。乗ったとたんに冷や汗。そう、買っておいた切符は1.50ユーロで、遠回りの4番ではなく近回りの11番のトラムに乗らなければならなかったのだ。同じ目的地でも、経由する駅数で料金が変わるというのも不思議な話だが、ルールだからしかたない。幸い、検札は来なかった。
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ライプツィヒ中央駅の威容も見納め。9:51発のRE(地方線?鈍行みたいなの)に乗る。ここでなんと滞在中初めて検札にあう。もちろん切符は持っているので余裕でチェック。切符はちゃんと買わないとね(汗)。10:05にはライプツィヒ空港駅到着。
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ゆとりを持ってチェックイン。チェックインの機械に自分のマイレージカード(私のはANAの)を突っ込むと、なぜか自動的にこれから乗る便が表示され(どういう仕組みなんだ?いつ登録されたんだろう?関空?)、座席を決めてすぐに搭乗券が出てきた。それを持ってカウンターに行って荷物を預ける。
ライプツィヒ空港では時間はたっぷりあったけど、特にやることもなし。さっさと身体検査してもらって、搭乗ゲートへ。ゲートのところの売店がタオルからおもちゃから雑誌からお菓子からお酒から、充実していたのでうろうろ見回る。

11:35の定時に離陸。窓側に座ったので、子供のようにずっと景色を見ていた。
フランクフルトには12:35の定時に到着。フランクフルトの上空はすごい数の飛行機雲。到着したのは滑走路のど真ん中。バスが控えている。乗り継ぎ短いのに大丈夫か?
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バスが着いたのは普通にAの国内線用ゲートで、関空行きはBのゲート。はるばる歩いて階段を登ったり降りたりして、汗だくで到着。出国手続きも15分くらい待つだけで完了。13:55の出発までは45分くらいの余裕がある。免税店でRitterのチョコレートのミニ版箱入りが3.90ユーロであって、土産追加分で購入。
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12:35には出発。飛行機には行きのときと同じ高校だけど別便の子たちの帰りといっしょになる。みんなおとなしいね。翌朝8:00の定時に関空着陸。日本的な屏風に出迎えられる。
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預けた荷物を回収して、顔洗いなどして駐車場を出たのが9時。燃費を稼ぐために急がず、ノンストップで鳥取に12時に到着。鳥取に着くとすぐにブレーキランプ警告が出てびっくり。車屋さんに直行した。ちなみに往復の燃費は、520kmほど走って、9.6km/L。街中で5km/L、ちょっと遠出して8km/Lというとても燃費の悪い車なので、一応これが最高記録に近いものだろう。ガソリン満タンで600kmは走れることが分かった。
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家に帰って荷物を解き、職場に顔を出して土産を配り、家に帰ってくつろいで、長くて短い旅行の終わり。
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2011年05月29日

5/22 Leipzig

このたびの旅行で、コンサートのチケットを確保していたのは、マーラー・フェスティバルのシュターツカペレ・ドレスデン、MDR交響楽団、バイエルン放送響、コンセルトヘボウの4公演分だけだった。
現地に着いて、F夫妻といろいろスケジュールを話してみると、F夫妻の関係するコンサートが2つあり、トーマス教会のモテット、さらには、A美さんのお知り合いから、マーラーフェスの日曜の夜の公演であるゲルギエフとロンドン響のチケットまで手に入り(110ユーロのが80ユーロで買えた)、日程的にも全ていけることが判明した。

従って、土曜に続いて、日曜もトリプルヘッダーである。

朝はゆったりと起き、朝の中心街を歩く。日曜はお店が閉まっているし、朝早いので、前日や前々日の喧騒がうそのようである。
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ところで、今回の滞在では、街中のいたるところにマーラー・フェスティバルの告知の看板やモニュメントが設置されていた。やはり相当な力の入れようであった。
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10時過ぎにはゲヴァントハウスへ。
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2011.5.22 11:00 Großer Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Gustav Mahler
Totenfeier
Das Lied von der Erde

Royal Concertgebouw Orchestra
Dirigent: Fabio Luisi
Solisten: Anna Larsson, Alt
Robert Dean Smith, Tenor

コンセルトヘボウ・オーケストラ初体験で、とても期待していたし、ファビオ・ルイージとの相性はどうだろうかと不安もあったが、いやはやどちらも千両役者。ソリストともどもとてつもない音楽体験であった。

まず前半は交響詩「葬送」。いわゆる交響曲第2番の第1楽章の初期稿である。演奏したことあります(自慢)。
冒頭から緊密なアンサンブルで見事に引き締まった音楽が鳴り始める。一切緊張感が途切れず、20数分の音楽が一つの交響詩としてきちんと完結した充実感を得ることができた。

今回の一連のコンサートで始めて「休憩」というものがあり、うろうろしていたら、みんなどんどんベランダに出ていた。出てみると、晴れた日の昼前の爽やかな風が心地好い。
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休憩後は大地の歌。生では初めて聴く。オーケストラを横から見るような席のため、ソリストの、特にテノールの声を背中側から聴く形になり、歌がどうだったかをきちんと評することはできない。オケは、歌のバックを務めても雄弁で、バランス感覚も見事であり、世界最高の「大地の歌」を聴くことができた。さらに6楽章では、アルトのアンナ・ラルソンが一人で作り出す広々と荒涼とした世界を、コンセルトヘボウがさらに雄弁に肉付けし、まるで映像を見るような立体感。オケが奏でるパッセージはまるで古今のあらゆる音楽の引用であり、そうした音楽からの別れであるように、この曲が聴こえてくる。
そうした世界を完璧に統御したファビオ・ルイージも、見かけは銀行マンのようだけど音楽性はとんでもなく深いと見た。
コンセルトヘボウの個々のプレーヤーは、個としてのソリスティックなプレーが完璧で、ちょうどよい音量、ちょうどよいアクセント、素晴らしい歌心で、どのパートも全く問題のない素晴らしい人たちばかりであった。そんな人が集まったテュッティはまた、見事な協調性で、まさに参りましたと言うよりほかない。

コンサートが済んだらすぐに出て、ホールのすぐ近くにあるイタリア料理の店に入った。セルフ方式みたいで、とりあえずサラダを頼んだら、巨大なボールに一杯の野菜、さらに大きなパンが四切れ。パスタも食べようと思ったけどこれでもう十分。ビールとあわせて10ユーロもしなかった。
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ごはんを食べたら、時間があるので街をぶらぶら。29℃と暑い日であった。
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中央駅から4番のトラムに乗ってStallbaumstrasse駅まで行き、歩いてSchlösschenへ。
F夫妻のS介君の声楽の先生がピアノを弾き、A美さんの同僚でもあるライプツィヒ・オーパーの合唱団であったりソリストであったりする人が歌うコンサートを聴きに。

Sonntag, 22, Mai 2011, 15 Uhr, Gohlischer Schlösschen
Eine musikarische Reise durch Italien
Livia Seidel, Soplan
Taejin Cho, Tenor
Karl-Hainz Müller, Klavier
Bernhard Biller, Rezitation und Moderation

シュロスヘンは、ちゃんと観光地図にも出ていて、日本語版ではゴーリス小宮殿と紹介されている。そのまんまやね。たたずまいといい、規模といい、中に関連する古ぼけたもの(失礼)が展示されているところといい、ちょっと前まで草ぼうぼうで放置されていたところといい、鳥取の仁風閣によく似ている。
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今回のコンサートは、シュロスヘンの独自企画であり、月に数回はコンサートを開いているようである。客席数60。チケット代は15ユーロ。

ソプラノの人は合唱団員だが、日本でならすぐソリストだろう。テノールの人は韓国人で、日本でならスーパースターだろう。歌心と声量が素晴らしい。本当にしびれてしまった。ピアノ伴奏を務められたライプツィヒ歌劇場のコレペティトゥーアのビラーさんも、素晴らしい歌にあふれたピアノで、すっかりと楽しんだ。あの大地の歌のあとでも、何の不満もありませんでしたよ。
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家に帰って時間調整。MNOZILという金管バンドのコンサートのDVDを見せてもらって、すごく面白かった。

7時には家を出て再びゲヴァントハウスへ。チケットは2枚確保できたので、A美さんと一緒。S介君はよく朝早いので自宅で休養。
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2011.5.22 22:00 Großer Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Gustav Mahler
Adagio aus der 10.Siofonie
Sinfonie Nr.1 D-Dur

London Symphony Orchestra
Dirigent: Valery Gergiev

そういえば、ゲルギエフのマーラーは、10年ほど前、池袋の芸術劇場で、キーロフ歌劇場の演奏で「復活」を聴いたことがある。あれは野性味あふれる演奏であった。

今回はどうか。
しかも、あの「大地の歌」の後で、イギリスのオケでマーラーを、しかもタイタンごときを聴いて楽しめるものだろうか。

杞憂であった。

まずは10番の1楽章。クック補筆の全曲盤のとはずいぶん違うんですね。
演奏は、ああ、懐かしいマーラーだなあというもの。しかも極上の。どういうことかというと、この4日間で、慟哭系を通り過ぎ、完全バランスゴージャス系を通り過ぎた、ある意味世界最先端の、俊敏系の演奏を立て続けに聴いて、なるほどこれが今のマーラーかと感嘆した後に、1つ前の時代のゴージャス系を聴いたという感じなのだ。

休憩はまたもやベランダへ。夕風も心地好い。
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タイタンも同様にゴージャス系、というかノーブル系。全てがバランスし、エッジは効きつつも常に美しいアタックで音楽は進行し、最後の最後にはきちんと見事に爆発する。
しかも何がおかしいって、出てくる音はゴージャス系なのに、指揮者は一人で野獣系なのだ。手はプルプル、息音は激しく、しかもたびたびギーギーうなる。指揮を見ててもどうやってザッツを合わせればいいのかぜんぜん分からない。見てるだけでおかしくてしょうがない。
今さらタイタンでこんなに感動するとは思わなかった。

例によっていつまで見られるか分からないけど、動画配信されています。
http://liveweb.arte.tv/de/video/Mahler-Festival__Totenfeier___das_Lied_von_der_Erde_unter_der_Leitung_von_Fabio_Luisi/
http://liveweb.arte.tv/de/video/The_London_Symphony_Orchestra_spielt_das_Adagio_aus_der_10__Sinfonie_und_1__Sinfonie_D-Dur/
http://www.mdr.de/mahler/

家に帰ってカレーライス。お代わりもした。満腹。明日は多分F夫妻に会えないので、感謝の意を伝え、就寝。明日は帰国の途。
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2011年05月28日

5/21 Leipzig

朝は寝坊して、10時過ぎにお出かけ。雨だけど風情がある。
お土産を買いに近所のKauflandへ。
なんともでかいスーパーで、ハンパない品揃え。道に迷いそうになってしまった。お土産をリーズナブルに購入。
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いったん家に帰って昼食に山盛りパスタをいただく。

すぐさままた出発。いったん中央駅に行き、あさっての帰りの切符を買っておく。トラム用の1.50ユーロと空港までのSバーン用の3.60ユーロ。落ち着いて選べたので、迷うことなく買えた。この時点で昼の1時15分。

次は、1番のトラムに乗ってClara-Zetkin-Parkへ。この公園を横切るAnton-Bruckner-Aleeという道があるのだ。
この小道、最初の日にゲヴァントハウスで買ったパンフレット(左の地図)には出ておらず、翌日観光局で買った4.95ユーロのパンフには出ていた(右の地図)ので、発見できたのだ。
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Clara-Zetkin-Park駅を降りるといきなりどの道が正しいのか分からなくなってしまう。細い小道を行くと、どんどん心細くなっていく。あるはずのない建物に出くわし、完全に迷っていたことに気付いて冷や汗。3時にはトーマス教会に行かなければならないのだ。必死に地図を調べて、道を戻り、ようやくAnton-Bruckner-Aleeらしき道にたどり着いたが道路標示は出ていない。地図的には間違いないので、どんどん歩く。
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自動車は入れない道で、とても心地好い。だが道は果てしなくまっすぐで、次の予定は決まっている。
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ようやく歩き終え、道路標示も発見して一安心。
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でもまだ道半ば。ベートーヴェン通りも歩き、最後の500mをうまい具合にトラムに乗れ、2時半にはトーマス教会に着いた。すでに長蛇の列。3時からモテットがあるのだ。
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Motette in der Thomaskirche
Sonnabend, den 21. Mai 2011, 15 Uhr

Dietrich Buxtehude, Magnificat primi toni BuxWV203 für Orgel
Alessandro Scarlatti, Exsultate Deo
Johann Sebastian Bach, Singet dem Herrn ein neues Lied BWV225
Gemeindelied "Lob Gott getrost mit Singen" EG243
Antonio Vivaldi, Magnificat g-Moll

演奏はトーマス教会聖歌隊とゲヴァントハウス管弦楽団メンバー、指揮はゲオルク・クリストフ・ビラー。
子どもたちの志あふれる歌、見事なハーモニーに心を打たれた。聖歌を一緒に歌う場面は教会の豊かな響きに包まれて感動的であった。
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4時には終了し、Grimmaische Straßeを通ってアウグストゥス・プラッツ駅から4番のトラムでViertelsweg駅へ。そこから歩いてすぐのVersöhnungskircheで、ライプツィヒ北男性合唱団とはるばるカルガリーから来たドイツ系カナダ人男声合唱団の合同演奏会を聴く。F夫妻のS介君がライプツィヒの団体に加わって一緒に活動しているのだ。この日も出演。

Männerchor Leipzig-Nord Gemaincschaftskonzert mit dem German Canadian Male Chorus of Calgary
Samstag, den 21. Mai 2011, 17.00 Uhr

アマチュアの合唱団ではあるけど、演奏内容はとても素晴らしいものだった。ドイツやカナダでのアマチュアの音楽活動の水準の高さをひしひしと感じた。
ライプツィヒの合唱団はほぼアカペラ。プーランクみたいな複雑な曲では転調で迷走したりしたこともあったが、個々の発声が立派でハーモニーも美しい。
カナダの団体は、ピアノ四重奏を伴奏に、正確で手堅い音楽作り。ムード音楽的だが、それはそれで心地好かった。

合同演奏とそれぞれの単独演奏を交代しながら休憩なしで1時間半、ずっと集中して楽しめた。
特に、ライプツィヒの団体がS君のソロも伴って歌った「夕焼け小焼け」は、肉料理の毎日にごはんを食べたような清涼感(?)があふれ、久々に聴いた日本の歌だなあとジーンと来た。
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終演後すぐさま教会を出て、またゲヴァントハウスのマーラー・フェスティバルへ。

2011.5.21 20:00 Großer Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Gustav Mahler
Sinfonie Nr.7

Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Dirigent: Yannick Nézet-Séguin

今回聴く一連の演奏の中で、この日の公演がどうなるかといちばん心配だった。記憶は不確かだが、おそらくマリス・ヤンソンスのキャンセルを受けてヤニック・ネゼ=セガンが指揮を引き受けたはずだし、これまでに彼はバイエルン放送響を振っていないはず。オケはちゃんと彼を尊重してくれるだろうかと。
杞憂だった。ネゼ=セガンだからこそ、バイエルンだからこそできる、本当に奇跡的な快演。
テンポ設定は総じて速く、しかも非常に事細かに変化させるが、いずれも確信を持ったテンポであり、どんなに速かろうともバイエルンのオケはものともせずに食いついていく。しかも個々のプレーヤーのスーパーな歌心を失わずに。
もちろんゆっくりなところも、揺るぎない確信を持った音楽運びで、安心して身を任せられる。
最後の5楽章が特にテンポが速く、響きの豊かなゲヴァントハウスでどうなることかと思ったが一切の破綻もなく、あくまでも音楽的進んで行って唖然とさせられた。
そして終盤。ネゼ=セガンがふっと微笑むと、オケの音がふわっとホール全体に広がり、100人のプレーヤーが渾然一体となった桃源郷のような音楽を作り出す。最後の最後、凄まじいテンポで曲を閉じるとともに一瞬の沈黙、さっと魔法が解けたようにネゼ=セガンが指揮棒を譜面台に置くと、凄まじい拍手とブラボー。拍手が進むにつれてスタンディング・オベーション率が50%に近付いていった。聴衆もみんなニコニコと帰路に着いた。

例によっていつまで見られるか分からないけど、動画配信されています。
http://liveweb.arte.tv/de/video/7__Sinfonie_von_Gustav_Mahler/
http://www.mdr.de/mahler/

家に帰って食事をいただき、1時過ぎに就寝。
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2011年05月27日

5/20 Leipzig

朝はちょっと遅めに起きて朝食をいただいた。
この日の大事な目的はLeipzig Cardを手に入れること。3日間有効の交通関係のフリーパスである。散歩がてら中央駅近くのライプツィヒ観光局へ。
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雰囲気のある石畳の町並みを通り、高級住宅街を抜けると、市民に人気の動物園を囲むようにあるRosental(薔薇谷?)公園。太っ腹なことに動物園の動物が一部丸見え。広々と気持ちいい公園を横切るともうすぐに駅前の中心街。
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ライプツィヒカードは、72時間ではなく、3日目の深夜まで有効で、18.50ユーロ。中心地のZone110というエリアの駅で乗り降り自由。3日はバッチリ使うし、美術館やレストランも割引になるので、迷わず購入。一緒にもらったライプツィヒカードのパンフには、トラムとバスの路線図が載っているので便利。さらに、観光マップは日本語版もあって便利。オペラツアーズさんには2006年版をいただいていたが、このときもらった2010年版にはトラムの駅も表示されていて、ちょっと便利。路線図は載ってないので、完璧ではない。
さらに、5月のイベント一覧と、それにはさまれていたStadtplan(地図)が、観光地図より広く載っていて少し便利(トラムの駅は載っていない)。これら2つの地図と路線図を駆使して、ライプツィヒを歩き回ることになる。
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このあとは、14番のトラムに乗って終着駅のPlagwitzまで行き、Spinereiへ。シュピネライとは綿糸紡績工場のこと。
現在は工場の建物だけが残り、芸術家の工房村として活用されるとともに、観光地となっている。
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絵、彫刻は言うに及ばず、画材、衣類、自転車(?)、ピアノ、ワインまで、いろんなショップが点在している。
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実はここの目的はそれだけでなく、安くて美味しいシュニッツェル。分厚くて美味しいけど6ユーロもしない。満腹である。
さらにもう一つの目的はワイン。フランクフルトの西のLorchという町で日本人の醸造家のTOMOKO KURIYAMAさんが作るAltenkirchというワインが、ライプツィヒではここでしか買えないのだそうだ。
なかなか現れない店主を待ってようやく店に入って品定め。F夫妻は3本ほど買い、私は1本だけ買った。
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家まで帰ってしばし息をつき、また行動。火曜と金曜しかやっていないMarktを見に、また、ライプツィヒ造形美術館を見に、一人で町に繰り出す。
旧市庁舎前の広場で行われるマルクトはなかなかの大賑わい。旬のシュパーゲルやさまざまな果物、野菜、魚、肉がところ狭しと並んでいる。相当美味しそうであった。
そのあとはライプツィヒ造形美術館。あんまり期待していなかったのだが、Max Klingerのコレクション(ベートーヴェン像は有名だと思う)や、アルノルト・ベックリンの「死の島」など、なかなかのものである。
迷路のようになっていて、点数が多くなかなか見終われないことや、3箇所ある階段の踊り場の上にも展示があることで、まさに駆けずり回るという感じ。1時間半以上かかってしまった(写真撮影禁止?知らなんだ…)。
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で、夜はマーラー祭。

2011.5.20 20:00 Großer Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Gustav Mahler
Sinfonie Nr.10 (Deryck Cooke)

MDR Sinfonieorchester
Dirigent: Jun Märkl

ゲヴァントハウス管と並ぶ地元オケであるMDR交響楽団は以前はライプツィヒ放送交響楽団と名乗っていた、ヘルベルト・ケーゲルがシェフだったオケ。準メルクルは2007年に首席指揮者になっている。

10番といえば、彼岸に達した9番より先、完全にあちらの世界の音楽だと思い込んでいた。しかし、準メルクルの解釈では、ひとつひとつのパッセージが生き生きとはじけ、生の喜びが横溢するエネルギッシュな音楽になる。
MDRのオケ自体は超一流とはいいがたいが、準メルクルの解釈を完全に咀嚼し、見事に表出していく。
最後の最後、ようやく彼岸に達し、生を全うすべく音楽が停止する。しばし沈黙のあと、割れんばかりの拍手とブラボー。我らが地元オケと首席指揮者の素晴らしいパフォーマンスに、ライプツィガーも大喜びである。私も大喜び。

いつまで見られるか分からないけど、動画配信されています。
http://liveweb.arte.tv/de/video/10__Sinfonie_von_Gustav_Mahler/
http://www.mdr.de/mahler/

公演は9時半には終わったので、ホール前でF夫妻と待ち合わせて、16番のトラムに乗り、Bayerischer Platzまで。ドイツ料理のBayerischer Bahnhofでごちそうをいただく。豚肉のかたまりとかサケのサラダとかジャガイモスープとか、腹いっぱい食べてビール飲んで、ライプツィヒカードで1割引で、44.86ユーロ。満足。でも、あの店は、地図情報だけだと一人ではたどり着けなかっただろうなあ。
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12時過ぎに店を出て家に帰り、もう少し飲んでから就寝。
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2011年05月26日

前口上と5/19Tottori_Osaka_Leipzig

ライプツィヒ旅行のレポート第1日。経緯と5月19日(木)。

旅行を思い立ったのは今年の2月1日のこと。ライプツィヒに住む友人F夫妻の奥さんの方、A美さんからの相談事の最後にあった「良かったらライプツィヒに、一度オペラ観にきてくださいね〜」の言葉がきっかけである。そう、A美さんは、ライプツィヒ歌劇場でペーター・コンヴィチュニーのもとでオペラの演出を学んでいるのだ。旦那のS介君も声楽の勉強をしている。
いろいろ調べて、5月に国際マーラー・フェスティバルがライプツィヒで開かれることを知り、日程の都合上オペラは見られないがマーラー三昧ができることが分かった。2月2日には切符の手配を始めた。
最初は全てをいつものオペラツアーズ・オルフェウスさん(http://orphique.clique.jp/)にお願いしようと思ったが、ライプツィヒは公演チケットとホテルはセットでないと取り扱いできないとのこと。チケットは現地の友人に、航空券はオペラツアーズさんにお願いすることにして、2月7日には全ての手配が完了した、という早業であった。

あっという間に旅行当日の5月19日。
いつものように朝3時に起き、3時35分には出発。鳥取道、中国道と行き、時間調整のため西宮名塩SAで朝食に名塩うどん。さらに近畿道、阪和道、関空道と行って、7時半には関空の駐車場に到着。
ルフトハンザのカウンターに行くと、既にチェックインは始まっていて、さっさと荷物を預ける。友人夫妻に密輸(?)を頼まれたカレー粉をはじめとする重い食品類があったので、まさに肩の荷が下りた。
特にすることもないので、さっさと出国手続きして、ゲートまで行く。行きは修学旅行の高校生の一団約150人が一緒であった。何事もなく9:50OSAKA離陸。機材はAirbus A340-600。そんなにでかくない。
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機内では、ケント・ナガノとバイエルン州立歌劇場のローエングリンの映像、バレンボイムとSKBのマーラーの9番の映像を見、ラトルとBPOのマーラーの2番のCD音源を聴いた。後2者はたまたま今回の予定では聴けない演目だったので、良かったと言えば良かった。演奏はいずれも思い入れはないけど音響の精妙さは世界一。

現地時間の15:00にはフランクフルト到着。
入国は日本人と中国人と韓国人とその他アジア人でごった返していたが、まあ30分もすれば通過できた。
今回初めてケイタイの海外ローミングを試してみたが、特に問題なく設定できた。
通貨の交換カウンターでユーロに換金。30,000円が220.87ユーロ。50ユーロとかの高額紙幣が多く、ちょっと気になる。

乗り換えは2時間以上あるが、とにかくLeipzig行きが出るA26ゲートに向かう。めっちゃ遠い。A26ゲート周辺はさすがにドイツ人ばかり。タオルを忘れたことに気が付いたので、空港内で買えるかと思って探したが、全然見つからない。諦めた。のどが渇いたので青りんごジュースを買ったら普通にコカコーラ社のミニッツメイドだった。50ユーロが少し細かくできたのでまあよい。でも小銭は少ないので不安。

乗り継ぎ便も問題なく17:15Frankfurt発18:10Leipzig着。
空港に直にくっついているLeipzig-Halle Flughafen(空港)駅に徒歩で移動。これも歩くにはめっちゃ遠い。

さていちばん気になっていた切符購入。Leipzig Hauptbahnhof(中央駅)に行くのは30分に1本しかない。夜の公演は20:00には始まる。乗り逃してはならない。切符の自動販売機には旧型と新型の2機種があって、新型はすぐに切符の種類は選べた(3ゾーンまたぐ3.60ユーロの切符を買えばよいと分かった)が、5ユーロ札が入らない。不安的中。連絡通路まで戻って旧型で試したら、1ゾーン、2ゾーンは簡単に買えるが、3ゾーン以上は行き先の駅を指定することになっている。しかし中央駅が見つからない。適当に行き先を設定したら4ゾーン4.80ユーロ分のが出てきたので、しょうがなくこれを買う。
時刻表をよくよく見れば出発までには相当余裕があった。
ちなみに新型の券売機でも、やはり買い方が分からない人続出で(フランス人に買い方を聞かれたけど私に聞くなよ)、長蛇の列であった。間に合わなかった人もいたのでは。

19:20には中央駅到着。とにかくでかい!
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現地友人A美さんにすぐに会え、荷物をお願いするとともに、買っておいていただいたマーラーのチケット一式を受け取り、一路ゲヴァントハウスへ15分ほど歩く。
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会場について、プログラム売り場らしきところで見ると、黒い表紙の総合プログラムっぽいものとライプツィヒゆかりの音楽家特集っぽいものを2冊選ぶと15ユーロと言う。何と高価なと思いつつも買うしかない。ホールに入ろうとしたら、黒いのとそっくりの黄色い冊子を売っていて、黒いのとは違うものだと言う。しかも4ユーロ。高いけど買うしかない。
席について確認すると、黒いのは全日程が出ている全体簡略プログラム、黄色いのはその日の詳細のプログラムであった。やはり買うしかないのだ。
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2011.5.19 20:00 Großer Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Gustav Mahler
Sinfonie Nr.3 d-Moll

Sächsische Staatskapelle Dresden
Dirigent: Esa-Pekka Salonen
Solisten: Lilli Paasikivi, Alt
Damen des Sächsische Staatsopernchores
Kinderchor der Sächsische Staatsoper Dresden

個人的には今回の旅行のいちばんの目玉。
サロネンのマネジメントをする事務所の意地悪で日本に来れなくなったサロネン、そしてドイツで一番の歌劇場のオケ、サロネンが国際デビューを飾ったマーラーの3番である。個人的にはサロネンも3番もはじめて聴く。

演奏は、曲の冒頭からサロネンもSKDも出力100%。俊敏で振幅の大きい指揮動作に対し、鋭利で鮮烈な音をズバズバと切り込むようにオケが出してくる。どんなにテンポが速くなってもアンサンブルは完璧。
1楽章が終わると、サロネンはステージに用意してあったイスに腰掛け、しばし休憩。激しい動作で指揮棒の持ち手で皮がむけたのか、舞台上でカットバンをむいて貼り、ごみはそのへんに放っていた(笑)。
2楽章以降も全く弛緩なく、最後まで素晴らしい緊張感に満ちていた。どこをとっても真っ当な、俊敏で正確な音楽。そこにさらに、シュターツカペレ・ドレスデンの個々のプレーヤーが持つ最高の音楽性が全く斉一して、ほんのわずかな揺らぎとなって立ち上るさまは、もうこれ以上はないと思わせるものだった。飛行機でBさんとかSさんのマーラーを聴いて、これからはこんな演奏ばかりになるのかなと少し寂しい思いをしたのだが、このコンサートを聴けば全然そんなことはないと安心した。マーラーの音楽に内在する音楽的なパワーをきちんと解放できる指揮者もちゃんといるのだ。

6楽章が終わって、沈黙を楽しむべくサロネンがフワッと指揮棒を置くと、残念ながらすかさずブラボーの声。これにはサロネンもあちゃーという顔をしつつも破顔一笑。拍手とブラボーの声に包まれた。
何度かサロネンが出入りしたあと、指揮者が促してもオケが立たずに賞賛をするシーンでは、サロネンは本当に純粋に喜んでいたようだ。オケも真剣に賞賛していたように見える。
何よりも喜んでいたのは聴衆だ。東ドイツ最高のオーケストラであるシュターツカペレ・ドレスデンが成し得た世界最高のマーラー。おそらく今でも東ドイツの誇りを持つライプツィガーにとって、何よりもうれしいことだったろう。

いつまで見られるか分からないけど、動画配信されています。
http://liveweb.arte.tv/de/video/3__Sinfonie_d-Moll_von_Gustav_Mahler/
http://www.mdr.de/mahler/

22時にコンサートは終わり、美しいオペラハウスを眺めつつ4番のトラムに乗って、F夫妻邸まで行って、旧交を温め、食事をいただいた。
ビールの酔いに包まれて就寝。
006OpernhausLeipzig.JPG
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2011年05月07日

5月は旅行があれこれと

5月8日(日)に倉吉未来中心でアザレアのまち音楽祭の開幕コンサートにオーケストラで出演するので、7日は倉吉に泊まり。
8日は14時開演で、モーツァルトのホルン協奏曲とピアノ協奏曲(23番)、未完成を演奏します。

5月12日(木)は、日帰りで東京出張。11時半には都心に着き、14時から平河町の都道府県会館で会議。お昼を一緒に食べてくれる人募集中。一人でも寂しくありませんが。空き時間も結構あるので、国立新美術館のシュルレアリズム展でも行こうかとか、いろいろ画策中。夜の便で帰鳥。

5月19日(木)から24日(火)まで、ドイツのライプツィヒに個人旅行。知人宅に泊めてもらう。
目的はライプツィヒ・マーラー祭。マーラーの交響曲ばかり、3番をサロネン&シュターツカペレ・ドレスデン、7番をネゼ=セガン&バイエルン放送響、10番を準・メルクル&ライプツィヒ放送響、大地の歌をファビオ・ルイージ&コンセルトヘボウ。恥ずかしながら(?)指揮者は全て初めて、オケはドレスデン以外初めて、生で聴く。
ペーター・コンヴィチュニー率いるライプツィヒ歌劇場は、日程が合わず残念ながら見られない。
タグ:マーラー
posted by tak at 00:17| Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

頭痛(快癒)日誌

おかげさまで、みなさまにご心配をおかけした今年の群発頭痛も治まったようだ。ホッ。

最後に本格的な頭痛が訪れたのは4月25日の深夜。アマージを1錠飲んで治まった。
その後はミグシスを飲み続け、特段の頭痛はなかった。
5月2日の昼まで薬を飲み、夜の分を飲み忘れたが、朝になっても頭痛がないので、そのまま薬なしで過ごしてみた。
なんとなく違和感はあるけど頭痛は来ないので、ビールとお酒も飲んでみた。それでも問題なし。
というわけで、今シーズンは快癒。多分。。。
タグ:頭痛
posted by tak at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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