2009年02月24日

CHANDOS30_09 20ショスタコーヴィチ子・孫のショスタコーヴィチ

CHANDOS30_09_20threeshostakovichs.JPG

CHANDOS30周年記念ボックスの録音を、年代順に、その年の私の思い出とともに振り返る第9回。20枚目の、作曲家ドミトリ・ショスタコーヴィチの息子マキシム・ショスタコーヴィチが指揮をし、孫のドミトリ・ショスタコーヴィチ・ジュニアがソロを弾いた、ドミトリ・ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番、など。
http://www.chandos.net/details06.asp?CNumber=CHAN%208357

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲は、2曲ともショスタコーヴィチの自作自演の録音がある。もちろん子・孫たちはも参考にしただろうが、参考にならないくらい強烈に速いテンポで、ある意味トンデモ演奏である。
子・孫たちの演奏は素晴らしい。第2主題なのかな、1楽章のテンポが緩む主題の「黒さ」が、作曲家の演奏よりショスタコーヴィチらしい。さすがに彼らにとって手馴れた演奏なのだろう。
バルシャイ編曲の室内交響曲は、このモントリオールの楽団の創設者であるユーリ・トゥロフスキの指揮。優秀な奏者が揃い、かつ弦楽器奏者らしい表現を奏者に伝達することで、素晴らしい演奏になっている。
ライナーノートをトゥロフスキ自身が書いており、「この曲はモスクワ室内管弦楽団にたびたび演奏されていた」なんて書いてある。ラフマニノフのライナーノートのトゥロフスキのプロファイルには、ソリストとしてモスクワ室内管弦楽団とたびたび共演した、なんて書いてあったので、演奏(おそらくバルシャイ指揮の)を目の当たりにすることもあっただろう。

ところでこの1枚。CHANDOSのサイトでも、おそらくそれを基にしたHMVのサイトでも、収録が1984年8月1日となっているが、オリジナルのライナー・ノートには8月とだけしか書いてない。いくらこのモントリオールの楽団が優秀であろうと、指揮者が違うこの2曲を1日で収録するわけがない。8月の何日かを使ったのだろうが、元の資料がなくて、CHANDOSのサイトに仮に「1日」として置いたのではなかろうか。

1984年は中学校1年生。兄の影響で本格的にクラシックを聴き始める。母にオーディオを買ってもらい、おまけで付いてきたカセットテープに初めてエアチェックしたのは、表面がストラヴィンスキーの「ミューズの神を率いるアポロ」、裏面が三善晃の「響紋」。なんと不健全(?)な。確か秋山和慶とN響だったか。おかげで今でも「ミューズ」は大好きな曲の一つである。初めて買ったLPはブルーノ・ワルター・コロンビア交響楽団のベートーヴェンの交響曲第6番「田園」であるから、こちらは健全(?)である。

バックナンバーはこちらから。
http://takmusik.seesaa.net/tag/articles/CHANDOS30


CD20
Dmitri Shostakovich (1906-1975)

Concerto No.1 for piano, trumpet and strings, op.35
piano: Dmitri Shostakovich (junior)
Maxim Shostakovich
I Musici de Montréal

Chamber Symphony, op.110a
Transcribed by Rudolf Balshai from String Quartet No.8
Yuli Turovsky
I Musici de Montréal

1984.8 Church of St Pierre Apotre, Montreal
CHAN8357


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