2009年04月06日

旅行の準備4

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ベルリン音楽三昧旅行の準備の第4回。

4月22日の、ピエール・ブーレーズとシュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団、以下SKB)の公演の2曲目、マーラーの交響曲第6番の予習。

DGの録音で、ウィーン・フィルとの演奏が発売されているが、これは聴いていない。基になる定期公演のFM放送は録音したはずだが、あまり覚えていない。いずれにしてもずいぶん前の演奏である。
最近の演奏で、2005年のウィーン・フィルとのブルックナーの7番(FMエアチェック)を聴いてみた。

ブルックナーが体にしみこんでいるウィーン・フィルである。ついつい自分たちだけで音楽を作りそうになるが、ブーレーズは許さない。ロマン派?私はそんなぼやけた概念は知らんよ、みたいに。微妙な緩みや揺らぎを排し、あくまでも楽譜に書いてあることを書いてあるとおりに演奏させる。それによって初めて音が建築物のように構築され、作曲家の本来の意図が透けて見えてくる。

というわけで、シミュレーションとしていくつか聴いてみた。
キチキチ系と言えばハンス・ロスバウト。南西ドイツ放送交響楽団との1960年録音。予想に反して、ロスバウトがオケを支配しきれておらず、妙にロマンが滲み出してしまっている。
次に、ミヒャエル・ギーレンと南西ドイツ放送交響楽団の1999年録音。ギーレンもすっかりロマン派親父になっている。
そして、クリストフ・フォン・ドホナーニとクリーブランド管弦楽団。これが近いかも。クリーブランドのオケは、マーラーとかロマン派とかそういうのには全然関心がないみたいだ。うるさいおっさん(=ドホナーニ)にあれこれ言われるから仕方なくやっている、みたいな演奏。でも、そのうるさく言うことで実現できる正確さによって初めて分かる音楽の構築性。SKBなら、もっとヨーロッパ的に揺らぎとかふくらみがあるだろうが、なんとなく予想像が浮かんだ。

ところで、SKBとは、昨年だったか、ブーレーズはバレンボイムとともにマーラーの交響曲全曲をツィクルスとして短期間に演奏している(「復活」の映像と録音が発売されている)。6番をどちらが振ったか覚えていないが、ともかく、SKBはマーラーの語法もブーレーズの芸風もしっかりと身に沁みている。しかもドイツでも屈指のハイテクオケである。どんな音が聴けるか、楽しみ。

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posted by tak at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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