2009年07月06日

宇宙創成/サイモン・シン著

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私が中学生のころ、アイザック・アシモフが科学の伝道師としてのアイドルだった。ハヤカワ文庫NVで訳書が出ていた「アシモフの科学エッセイ」シリーズは何冊買ったことだろうか。「素粒子のモンスター」「たった1兆」「次元がいっぱい」。何度も読んでぼろぼろになった文庫本はすべて処分してしまったので、今は手元にないが、書名を見るだけで、これらを読んで科学の面白さにドキドキしたものだ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83A%83V%83%82%83t%82%CC%89%C8%8Aw%83G%83b%83Z%83C&x=5&y=16

もちろんアイザック・アシモフはSF作家で、そのほんの内容は学術的なものでないが、サイエンスの精神がみなぎっていた。

同様に、今をときめくサイエンスライターのサイモン・シンも、今はサイエンティストの仕事はしていないが、やはりサイエンティストの心の持ち主だろう。そしてそれ以上に、サイエンスを語る雄弁な文章、見事な設計が、サイエンスの歴史を、眼前で起きているかのごとく新鮮に語る。
これまでも、「フェルマーの最終定理」「暗号解読」を読んだが、今回の「宇宙創成」も、豊富なデータと流れるような構成で、人がどのように天体を観測し、宇宙の成り立ちをどのように考え、分析し、理論付けてきたかを分からせてくれる。

訳者あとがきにもあるとおり、「ビッグバン」に関する本はあまたあるが、私のようなサイエンティストでないサイエンスファンには、この本があれば当面は宇宙論について「分かった」ことにさせてくれそうだ。


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posted by tak at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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