2010年04月09日

ドホナーニのデッカ録音コンプリート(多分)

dohnanyi_lulu_salome.JPG

なんか久々の日記になってしまった。今日のは意味なく物々しいです。割り引いて読んでね。

コレクターの夢は「コンプリート」である。
私はこれまでいくつかのコンプリートを成し遂げてきた。
小さいものでは、ハイティンクのショスタコーヴィチ交響曲全集をすべて初期盤で集めたもの。点数は少ないが、10番はほとんど見かけなかったので苦労した。
結構がんばったのは、ドイツ・グラモフォンのショスタコーヴィチ全録音。ハーゲン・カルテットの録音したカルテットとか、いくつか廃盤があって苦労した。

そして今回成し遂げたのが、クリストフ・フォン・ドホナーニがデッカに行ったすべての録音。きちんとしたリストを見たことがないので「多分」としか言えないが、全曲集まったはずである。
ディスコグラフィは、よその人が作ったものだけど、こちらをどうぞ。http://blogs.yahoo.co.jp/megumegu0565/folder/70087.html
勝手に引用してごめんなさいね。

というわけで、最後に手に入ったのが、おそらくデッカへのドホナーニのデビュー録音であろう、ベルクの「ルル」組曲とR.シュトラウスの「サロメ」終幕のカップリングの1枚。1973年4月、ゾフィエンザールでの録音である。2曲とも後に全曲録音を行っているので、デッカ的にはテスト録音だったのかもしれない。
不思議なことに、このカップリングでは国内盤でしかCD化されていない。サロメだけなら以下のものがドイツ盤(多分)で存在するが、ルルは全然見つからない。
http://www.amazon.de/Ber%C3%BChmte-Szenen-Nilsson/dp/B00004U8FE/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=music&qid=1270740737&sr=1-5

演奏はこれがまた、ドホナーニのベスト録音ではないかというような、凄まじいもの。縦の線や横の線が正確とか、オケのテクニックがべらぼうとか、そういうことではなくて、音楽の方向性や、いろんな要素の有機的なからみ方が、あるべき姿で実現されている。しかも、たまたまそうなったのではなくて、オケにとってはいや〜なリハーサルを経て、そういう方面の精度を異様に高めることで実現されているっぽい。
ウィーン・フィルとは、これ以降もいくつも録音を重ねているが、オケのメンバーにとって楽しい思い出は一つもないだろう。であるからこそ実現できる音楽もあるということを、ドホナーニの演奏は教えてくれる。真似できないけどね。


この記事へのコメント
ドホナーニはU野氏が「ぼんくら」と罵っていたため、無視していました。こないだ中古で新世界かってきたら、これがいい演奏!
他は知りませんが、やっぱりセルみたいなんですか。
Posted by gkrsnama at 2010年05月17日 23:07
セルの「怖さ」をドホナーニも持っていると思います。演奏者はあんまり楽しくなさそうですが、聴く側の私は幸せです。
Posted by 井上拓也 at 2010年06月08日 23:54
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