2006年07月03日

チャイコフスキー・コード

今日(7/2)は鳥取市交響楽団の練習日。
合奏の指揮をした。私はとても面白かったんだが、団員にはいつもの独りよがりに見えてるんだろうなあ。恥ずかしや恥ずかしや。

合奏の中ではあまり説明していないが、このたびやるチャイコフスキーの交響曲第5番では、演奏の前に謎解きをやろうと思っている。
いわば"チャイコフスキー・コード"の解読だ。

もともと循環主題である「運命の主題」を中心に説明するつもりだったんだが、ずっとそれだけの曲ではないはずだと思っていた。暗号が秘められていると気づいた(思い込んだ?)きっかけは、レコード芸術7月号の第2特集「名曲に隠された暗号」で、チャイコフスキーの5番に「怒りの日」が出てくるという説。
そこで説明されているのは4楽章のコーダに現れるトロンボーンの音型だが、本当はもっと早くに出てくる。
4楽章の第1主題自身が「怒りの日」の主題の断片であり、そのあとに出てくるチェロバスの跳躍系のメロディのバックで演奏される木管の下降音型が最初にはっきり出てくる「怒りの日」の音型だ。トロンボーンはその派生型である。

そこで練習後の運営委員会で役員に以下のようにコンセプトを説明。

「チャイコフスキーが5番に託した思いは、決して「勝利の交響曲」ではないはずだ。曲全体を拘束する運命主題、4楽章第1主題を中心に現れる「怒りの日」の主題、運命主題を克服したかと思いきや曲のどん詰まりに刻まれるベートーヴェンの「運命」主題。それは、結局は運命に抗えない人間の(チャイコフスキーの)姿を描いたのではなかろうか。
ベルリオーズの幻想交響曲に出てくる「怒りの日」のテーマやベートーヴェンの5番を規定する運命主題を交えながら、演奏例とともにチャイコフスキーが隠した暗号を解いていく。」

チラシには以下の文句を書こうと提案。

「“チャイコフスキー・コード”を解く!?
古今東西を代表する名曲のひとつ、チャイ5。その一見華々しい音楽に秘められたチャイコフスキーの本心とは?いま明かされる、チャイコフスキーの暗号!」

皆さん面白がってくれて、演奏会でマジでこれをやることになりそうだ。
世紀の大発見か、はたまた壮大な勘違いか?(後者に決まっておる)10月29日の本番をお楽しみに!


posted by tak at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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