2006年12月30日

美しきエレーヌ

illusion20061229.JPG

BS2でN響アメリカ公演が放送され、エレーヌ・グリモー独奏のブラームスのピアノコンチェルトの1番を見ることができた。リアルタイムではチェロの練習をしながらだったので、用事を済ませてから深夜にゆっくり見た。
名演!
まずは、あれだけのいろんな意味で大きな曲を何の疲れも見せず弾き通すスタミナ、細かいところも全部聴こえるテクニック(もちろんミスタッチはあるが)、そして何よりも「思慮深さ」。
エレーヌのブラームスの1番といえば、エラートから出ているザンデルリンクとの協演が有名だし、名演として評価が高いが、そこから数段進化している。
この曲をブラームスが書いたのは25歳。その若さとは関係なしに「思慮深い」この曲にふさわしい「思慮深さ」を身に着けたようだ。

この曲については、ホルスト・シュタイン先生とバンベルク交響楽団とラドゥ・ルプーの「天上に昇るように神に招かれている」ような究極の演奏を聴いてしまっていて(同じコンサートを聴きに来ていたマリア・ジョアン・ピレシュがぼろぼろ泣いていた。もちろん私も)、たいていの演奏には反応しないのだが、この演奏はまた違った方向性の「音楽とともに生きる喜び」に満ちていて、良い。

N響もエレーヌの演奏に反応して、深みのある演奏で見事なサポートをしていた。毀誉褒貶激しいこのオケであるが、「分かってる人」と「分かってない人」の混在を感じた。後輩のT君、がんばれよ。アシュケナージについては、表現もリズムも良いが、音程を管理できてないんじゃないだろうか、どうしてもけばけばしくなってしまう。というよりもピアノっぽい音程感覚?それでも「海」も「エニグマ」もいいところはいい演奏だ。

その前に今日は砂丘イリュージョンのボランティア。外に立って案内とか募金活動などをした。5時間くらいのうち4時間は外にいたが、だんだん寒さに慣れてきて、寒いのは苦にならなくなった。と思ったら、帰りの車の路面温度計を見たら行きの2.5℃より高く5.5℃。慣れたというよりは暖かくなったのね。

ところで、なぜわざわざ「路面」温度計などと言うかというと、本当に路面にセンサーが向いていて路面の温度を測っているのだ。だから道端によくある外気温計とは違う温度表示をしていることが多い。
アルファ・ロメオの人にとっては、温度がどうとかより、路面が凍っているかどうかが大事なのだ。温度が3.5℃まで下がると「ピコーン」と警告音を発して「possible ice on road」と画面に表示する。ちなみに雪が積もってたり氷が張ってたりしても「possible」である。


posted by tak at 02:13| Comment(0) | TrackBack(0) | エレーヌ・グリモー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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