2007年02月24日

レコード芸術200703

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今月のレコ芸は案外いい。

まず第1特集の「ラヴェル&ガーシュウィンとその時代」。
作曲家でありピアニストである野平一郎氏がラヴェルの作曲技法について語った項。「時計の魔術師というよりは寄木細工」「その音を書いただけではオーケストラはならない。その倍音が鳴っていて初めて基音がきちんと聴こえる」。なるほど!

ところで、ガーシュウィンがラヴェルに弟子入りを請うて「二流のラヴェルになるな」と言われた逸話、ストラヴィンスキーに弟子入りを請うて、年収を尋ねられて話したら「私が弟子入りしたいよ」と言われた逸話、いずれも作り話らしい。初めて知った!ほんとかね。

次に、準メルクルのインタビュー。シューマンの交響曲は、古典派のアプローチで捉えるべき、従って、第4番は第1稿で演奏したほうがよいという言葉。第1稿がいいかどうかはともかく、10月にシューマンのマンフレッドと4番を演奏する私たちには示唆的な言葉である。

そして、特捜プロジェクトの「カロル・シマノフスキ」。ショパン以後のポーランドで最高の作曲家である。
シマノフスキ・ファンを自認していたのに、彼の生涯についてこれまで知ることがなかった。何と不遇な晩年であったことか。酒、麻薬、失意、衰弱、そして結核による死。
今では幸いたくさんの録音で彼の作品を聴ける。私のお気に入りは「スターバト・マーテル」。ポーランドの演奏家のは、音程の取り方が面白くて、民謡風の微分音を使っているみたいだ。
ちなみに、彼の交響曲は4曲あって、2〜4番は複数の録音があるが、1番は未だにNaxosの1種類しかない。


posted by tak at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽的思索 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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