2013年05月06日

5/6ケルン

実はこの日は、航空券の値段が3泊5日より4泊6日の方が安いかなと思って、そんなにイベントはないけどまあ滞在しようかという、いわば「捨てた」日だった。それが、あんなことになろうとは…。

朝はちょっとばかしダラダラ寝て、9時から朝食。アメリカンな雰囲気のホテルと相まった、品数豊富で野菜らしきものもあって、選びがいのある朝食。でも味は普通。
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今日は夜のコンサートだけチケットがとってあって、あとは暇なので、美術館巡りをしようと、まずはチョコレート博物館へ。
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10時過ぎに到着。が、開いてない。そう、この日は月曜日。つまり、ルートヴィヒ美術館もローマ何とか博物館も、どれもこれも開いてない。風邪気味な体調と相まってテンションガタ落ち。
仕方なく街並み散歩に切り替える。
アルター・マルクトの旧市庁舎を眺め、
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ホイマルクトのフリードリヒ・ヴィルヘルム三世像を眺め、
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ギュルツェニヒ通りを西に行って、ノイマルクトに。地下駐車場の台数はハンパない。
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この辺りは、中央駅・大聖堂あたりの観光の顔と違って、完全に地元民のショッピング街。服も靴も軽食も電化製品もデパートも何でもある。観光客に必要なものはあまりないけど。
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で、オペラハウスは大改修中。これホントに直せるのというくらい完膚なきまでに骨組み化されていた。
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12時前、大聖堂まで帰ってきて、中にちょっと入ってみるが、なんか入りづらい雰囲気だったので、写真を撮っただけ。
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あんまりくたびれたので、とりあえずホテルに帰って休憩。連泊はこれができるのがありがたい。
40分もするとまたうずうず動きたくなって、昼ご飯を食べるために外へ。
適当にちゃちゃっと済まそうと、駅中のコンビニで500ml1.24ユーロのビールを買い、駅外のパン屋で3ユーロ程度のサンドイッチを買って、大聖堂前の階段に腰かけてランチ。
昨日までは、なんでこんなに大量の人がだらだら座ってるんだろうかと猜疑の目で見ていたのが、自分が見られる側に(笑)。座ってだらだらできる空間が観光客にとってありがたい場所であることを真に理解できた(笑)。ちなみにサンドイッチもビールも、見た目ほどにはうまくない。
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腹もくちくなって次の行動を考える。ケルンウェルカムカードの電車乗り放題があと2時間使えること、昨日ICEで渡ってきたホーエンツォレルン橋は人も渡っていたことから、適当にUバーンを乗り継いで、ライン川の対岸に出て、橋を渡って戻ることにする。幸い地下部分は少なく、車窓の景色を楽しめた。
途中の乗り継ぎの駅で、古いアルファロメオ・ジュリアが通り過ぎた。ケルンもアルファロメオが多い。なぜかベルリンは少なかったなあ。まじめな人が多いのだろう。
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Kメッセ・ドイツという駅で降り、Sバーンの駅の前を通って橋の方へ。
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どんどん渡る。柵に鍵が。大聖堂側だと鱗みたいにびっしりでいささかキモチワルイ。ICEもたまに通る。8分ほどで渡りきる。
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さて、14時半とちょうど良い時間。何にちょうど良いかというとこれ。

ACHT BRÜCKEN | Musik für Köln

Mon 6th May 2013 3:00 p.m.
Filmforum

Journalist and radio presenter Björn Gottstein is a recognised expert in the history of electronic music and has conceived a multifaceted programme for his electroacoustic salon. Today's salon "Calculate – Musikalische Algorithmen" is devoted to works by Barlow, Bodin, Brümmer, Brün, Finnendahl, Koenig, Makino, Russell Haswell & Florian Hecker, Savski, Tazelaar, Xenakis and others.

Björn Gottstein Konzeption

Iannis Xenakis
Mycènes Alpha (1978)

Russell Haswell & Florian Hecker
Blackest ever Black (2007)

Herbert Brün
Wayfaring Sounds (1959)

Gottfried Michael Koenig
Funktion Violett (1969)

League of Automatic Music Composers
Pedal with Twitter (1980)

Orm Finnendahl
Jericho (1987/88)

Lars-Gunnar Bodin
Dizkus III (1989)

Ludger Brümmer
Inferno der Stille (2000)

Borut Savski
aCTIVITIES (2001)

Kees Tazelaar
Chroma (2006)

Yutaka Makino
Ephemera (2008)

Klarenz Barlow
Çoğluotobüsişletmesi (1975-79)

bis 19:00

http://en.achtbruecken.de/programm/111542/

今日はとことん、電子音楽三昧!(笑)
お客さんが3人くらいだったらどうしようと会場に行ってみると、なんと会場は映画館のホワイエで、せいぜい20人分くらいの席しかない。音響技師さんのような人が一人だけ。大丈夫かな…。
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トイレに行って落ち着こうと思ったら、やたら落ち着かないトイレ。
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それでも始まったら人が来て、最大で15人くらいになった。
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ところが。あの例の正弦波ピーピーガーガーギュルギュルザーザーが2時間も続くと一人抜け二人抜け、2時間15分目にはついに私一人!音響技師もどっかいなくなった(パソコンで音を鳴らしているので、抜けても影響はない)ので、その空間にいるのは私と、まったく興味なさそうな映画館の飲み物売りの兄ちゃんだけ!(これが冒頭の「あんなこと」です(笑))
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一応世界的な現代音楽祭の、無料とはいえ4時間もあるそれなりに重要そうな行事で客が私だけ!こんなに恐ろしい(笑)思いをしたのは初めてである。この企画は私が退出してしまったらどうなるのか!まあどうもなりませんが。それがまた誰もいなくなった時間帯は、ピーピーガーガーが終わってシンセサイザーみたいなかっこいい音楽になっていたので、ますますこの企画者にいろいろ問いただしたくなる。
それでも最後にはまた客が戻ってきた。
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最後の曲が圧巻で、ピアノの音(多分電子音、複数台分)がランダムな感じでなっているのだが、だんだんと微分音が混じってくる。終曲に近づくにつれて微分音の方が圧倒し、最後は元の音とは微妙にずれているけど全部同じだけずれた微分音で結果的に調和した和音らしきもので終わるというもの。これは電子音楽でないと実現はできない!音響技師さんみたいな人は、終わったよ、みたいな感じで客席を振り向くと、自然に拍手が出た(笑)。
というわけで、電子音楽は一生分聴いた。と思ったら…(後述)。

夜のコンサートは20時からなので、まだ1時間ある。またライン川沿いの公園を歩いてみる。
「ラインゴールド」という店を見つけた。ちゃんと指輪を売っていた。結構安かった。でも買うと災厄を呼ぶんだろうな(笑)。欲しい。
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この期間中だけなのかどうなのか分からないが、フィルハーモニー周辺に数台、こういうものが置いてあった。
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これ、2本の柱を同時に持つと、人体が伝導体になって、それぞれの組み合わせに応じた音や音楽の断片めいたものが鳴る。
結構放置されてる時間が長いが、私が遊んでいるとすぐにみんな興味を持って、私が抜けた後にやり始める。
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で、夜のコンサートはこれ。

ACHT BRÜCKEN | Musik für Köln.
Matthew Herbert Quartett, stargaze, André de Ridder: Werke von M. Herbert und T. Riley
Kölner Philharmonie

Matthew Herbert Quartett

stargaze
Johannes Pennetzdorfer Viola
Michael Rauter Violoncello
Marlies van Gangelen Oboe
Miguel Pérez Iñesta Klarinette, Bassklarinette
Morris Kliphuis Horn
Sarah Nicolls Klavier
Johannes Fischer Percussion

André de Ridder Leitung
Matthew Herbert Elektronik
ACHT BRÜCKEN | Musik für Köln

Matthew Herbert Quartett
The End of Silence (2012)
Deutsche Erstaufführung

Terry Riley
In C (1964)
für beliebige Instrumente

Erstaufführung der Fassung für Elektronik und Live-Instrumente

Pause gegen 20:50 | Ende gegen 22:00

http://www.koelner-philharmonie.de/veranstaltung/110844/
http://en.achtbruecken.de/programm/110844/

テリー・ライリーの「In C」は、NHKの坂本龍一の番組でやってて面白そうだったし、マシュー・ハーバート・カルテットを弦楽四重奏団と思い込んでて、カルテットでやるとどうなるのかななどと思っていた。ところが。会場に行ってみると電子楽器やら打楽器やら。
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こ、これは、もしや!そう、さっきさんざん聴いた電子音楽なのだ。もう一生分聴いたよ(笑)。しかもライブ・エレクトロニクスというジャンルで、電子音楽を生でやる。
前半はカルテットの4人だけの演奏。何やらみんな忙しくいろいろ体を動かしてやっているのだが、身体的動作と音響的動きの関連性がよく分からず、ライブの意味合いがよく分からなかった。それでもまあ緊張感あるパフォーマンスで、800人くらい来ていたお客さんも大喝采。

そして後半。さっきの4人とアコースティックの楽器を持った7人。それでIn C。ということは、生音をその場でサンプリングして、In Cの音素に合わせたパッセージに聴こえるように変換して、最後は生音をサンプリングした電子音だけで盛大に終わるに違いない、と思って聴き始めたら、ほぼその通り(笑)。
でも、生音の楽器と電子音はすぐにずれそうになるし、それが面白い。熱のこもったパフォーマンスで電子音だけになったIn Cで曲が終わる、と思いきや、生音の楽器の人たちが客席に散らばって、最後のパッセージを四方八方からマイクなしで演奏して、それで終わり。これは素晴らしい効果だった!企画の勝利である。やんやの喝采。これで本当に電子音楽は一生分聴いた。

満足して夕食。ケルシュ・ビールのもう一つの名門っぽいGaffelに行く。
残念ながら料理もビールも微妙。ケルシュ3杯とソーセージでチップ込みで14ユーロと安かったのでよしとする。
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ホテルに帰ってよくよく見ると、大聖堂をモチーフにしたアートらしきもの。ケルンの人はみんな大聖堂が大好きなんだなあ。
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寝る。


ラベル:ケルン
posted by tak at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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