2013年08月06日

オペラってなんだいな?ちょっぴり贅沢コンサートその1

8月3日、1年半も前から準備にかかったオペラコンサートが、無事終了した。このユニークな企画にかかわった一人として総括をしてみたい。

ドイツ、オーストリア、日本で活躍する素晴らしい歌手の皆さんが集い、地元で結成した素人も含む合唱団とともに、トークをはさんで、前半はオペラの歴史のレクチャーとともに送るコンサート、後半はピアノ伴奏ながら本格的な演出を施した「エフゲニー・オネーギン」の抜粋公演を行った。

宮永あやみさんの演出は、オネーギンにおけるロシアの農村を昭和30年代の鳥取に移したもの。宮永あやみさんとドラマトゥルク二人とで、スカイプで議論しながら内容を煮詰め、オネーギンの世界を上手に置き換えられたのではないかと思う。

合唱は、私も歌うのは初めてだが、半分くらいが素人集団。練習の中で、幾度も音程が問題になったが、本番では奇跡的に改善されて、素人の良さも出た力強い合唱ができたのではないかと思う。

演出家、ドラマトゥルクの3人で、前半・後半ともレクチャーを間にはさみながらの公演だったのだが、この台本作りも本当に直前まで、というか本番中も細かく手を入れながら、ぎりぎり冗長さを回避しつつ(アンケートなど長いという意見はたくさんあったが)必要なことをなるべく多く詰め込めたと思う。

歌手の皆さんは、万全の態勢で鳥取に来ていただいていて、練習でも常に素晴らしいパフォーマンスを見せていただけた。それを本番で最高に出せるように持っていくペース配分が巧みで、本番はしびれっぱなしだった。また、オネーギンをピアノ伴奏でやるというとても無茶な要求にこたえたピアニストにも大拍手。

マネジメントの皆さんは、最初は不安いっぱいだったようだが、本当にそれぞれの分担の仕事を頑張り、きちんとやるべきことを成し遂げられたと思う。

個人的には、いろんな仲間ができたとても楽しい練習・公演であり、終わってしまった今はさびしさでいっぱいである。私には珍しく、早く次の練習が始まってほしいと思っている(笑)。まあ次は合唱では出られないのだが。

以下にデータ的なものを。


鳥取国際オペラ オペラってなんだいな?ちょっぴり贅沢コンサート

平成25年8月3日(土)
とりぎん文化会館梨花ホール

主催:ムジークテアター・TOTTORI実行委員会

プログラム
第1部 ―オペラの歴史―
ペーリ作曲 《エウリディーチェ》より
「我静かなる深き溜め息と嘆き」(キム・ヘヨン、濱田紗耶加、宮永あやみ、藤田俊介、山岸玲音)
「地獄の扉の中」(藤田俊介、ルーベン・ゲルソン)
モーツァルト作曲 《フィガロの結婚》より
「恋とはどんなものかしら」(キム・ヘヨン)
「裁判は勝った!」「わしがため息をついている間に」(谷口伸)
ヴェルディ作曲 《ナブッコ》より
「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」(合唱)
「おお、ここで泣かれるのか?美しい乙女達に」(ルーベン・ゲルソン、合唱)
ワーグナー作曲 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より
「ドイツのマイスターをたたえよ」(合唱)

第2部 ―演出の時代―
チャイコフスキー作曲 《エフゲニー・オネーギン》より
【第1幕】
「歩き通しで足が痛む」「小さな美しい橋の上」(合唱)
「こういうのが好きなの」「あぁ、ターニャ!」(キム・ヘヨン)
「失礼とは存じながら」「また会えるなんて」(浦池佑佳、キム・ヘヨン、藤田俊介、谷口伸)
「これが恋の炎!」(浦池佑佳)
【第2幕】
「踊らないのか?」「あなたの家で」(浦池佑佳、キム・ヘヨン、藤田俊介、谷口伸、合唱)
「どこかへ過ぎ去ったのか」(藤田俊介)
「君を敵と呼ぶ日が来るとは」(藤田俊介、谷口伸)
【第3幕】
「恋に年齢は関係ない」(ルーベン・ゲルソン)
「さあ、改めて紹介しよう」「あれは本当にタティアナなのか?」(浦池佑佳、谷口伸、ルーベン・ゲルソン)
「あぁ、タチアナ」(浦池佑佳、谷口伸)


出演者

指揮 高野秀峰 Hidemine Takano
演出 宮永あやみ Ayami Miyanaga
ソプラノ 浦池佑佳 Yuka Uraike
メゾソプラノ キム・ヘヨン Hyeyoung Kim
テノール 藤田俊介 Shunsuke Fujita
バリトン 谷口伸 Shin Taniguchi
バリトン 山岸玲音 Reon Yamagishi
バス ルーベン・ゲルソン Ruben Gerson
コレペティトゥーア(ベルリン) 益子明美 Akemi Masuko
ドラマトゥルク 北川千香子 Chikako Kitagawa
ドラマトゥルク 井上拓也 Takuya Inoue
合唱 ムジークテアター・TOTTORI合唱団
ピアノ 邨上 美子

おまけ
打ち上げでみんなで歌った「小さな橋の上で」
2013-08-03_20-38-43.wav


posted by tak at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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