2007年04月16日

トゥランガリーラ交響曲

turangalila.JPG

私が若い頃(今でも若い?)は、トゥーランガリラ交響曲と言っていたものだ。なんてことはどうでもいい。
曲についてはこちらをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2

新装相成ったNHK-FMの日曜の定番、FMシンフォニーコンサート→サンデークラシックワイド−シンフォニーコンサート−。N響以外のオーケストラの日常公演をFMで聴ける貴重な機会が、1時間枠から4時間枠になることでさらに価値を増した。
その最初の恩恵をこうむった曲は、メシアンの「トゥランガリーラ交響曲」だった。70分を超える曲を全曲放送。指揮はチョン・ミョンフン、演奏は東京フィル。車のオーディオで聴いたが、見事な演奏であった。特に丸々聴けた第10楽章。演奏者にとっては長くつらい曲であろうが、素晴らしいパワーを失わず(アンサンブルだけはちょっと見失い気味?)で、最後の長い伸ばしのクレッシェンドも、本当に長く長く伸ばして、見事な演奏であった。

久しぶりにこの曲を聴きたくなって、我が家のCDを探してみる。持っていたのは以下の3点。面倒なので日本語表記。

・エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
  ピアノ:ポール・クロスリー
  オンド・マルトノ:トリスタン・ミュレイユ
  録音:1986年ごろ
・マレク・ヤノフスキ指揮 フランス国立放送フィル
  ピアノ:ロジェ・ミュラーロ
  オンド・マルトノ:ヴァレリー・アルトマン=クラヴェリー
  録音:1992年9月16-20日
・ハンス・ロスバウト指揮 バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団
  ピアノ:イヴォンヌ・ロリオ
  オンド・マルトノ:ジネット・マルトノ
  録音:1951年12月23-24日

F1を見なければいけないので、全楽章は聴けない。従って第10楽章のみ聴き比べした。
結局、どの演奏もそれなりに面白い。

サロネンは、バイエルン放送響とのロシア名曲集がデビュー盤で、これが2作目のはず。1985年にSONYと契約を結んでいらい、最近までずっとSONYと録音してきたが、最近DGに移籍(?)した。
なぜかこの演奏の録音日はライナーには書いてなくて、ウェブ上でも見つからない。1985年か86年だと思う。サロネン28歳ごろの仕事である。
フィルハーモニアはオケの創立以来名門として知られてきてはいるが、最初の10年を除いてはヴィルトゥオーゾ・オケではない。そのフィルハーモニアをヴィルトゥオーゾ・オケのようにきびきびとしたテンポで振るので、いろいろと問題はある。
特に、リズム感を強調しすぎて、フランスの音楽に聴こえない瞬間があるのはどうかと思う。それでも、きびきびとした音楽を聴く快感に満ちている。

ヤノフスキの演奏は、おそらく巷でもほとんど評価されていないだろう。サロネンの後に聴くとハエの止まりそうな遅さ。
でも、まるでシャンソンを聴くような軽やかさと潤い、ドイツ的重みといった、ヨーロッパ音楽らしい演奏である。オケもちゃんと聴けば上手いことが分かる。

そしてハンス・ロスバウト。きびきびと言うよりは、キリキリとした演奏。初演2年後の録音であるが、メシアンの音楽というよりはロスバウトの音楽であろう。でも、これも面白い。現代音楽を現代音楽として演奏している。

なお、サロネンとヤノフスキは2枚組でカップリングの曲も魅力的だ。サロネンはルトスワフスキの交響曲第3番と「眠りの空間」、ヤノフスキはメシアンの「ほほえみ」(ヤノフスキに捧げられた)とルトスワフスキの管弦楽のための協奏曲。

それぞれゆっくり聴かねば。


posted by tak at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 聴いた音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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