2014年06月29日

大野和士指揮フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団・合唱団 ダフニス全曲

2014年6月29日(日)15:00 大阪 フェスティバルホール

大野和士指揮
フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団・合唱団

ルーセル:バッカスとアリアーヌ第2組曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ラヴェル:ダフニスとクロエ全曲

復活後初めてのフェスティバルホール。以前の昭和様式とは当然違ってこぎれいになった。

大野氏もリヨンも生で聴くのは初めて。
オケはフランスらしく縦の線を合わせる必要性は全く感じていないし、横の線も合わせようという意識はなさそうだが、それぞれのプレーヤーがそれぞれに歌うことで、結果として巨大な構築されない構築物を作り上げ、それがとてもまばゆく美しい。日本人にも、ドイツ人にもまねできない音楽。
大野氏はそういった性格をよくわかっていてのことであろう、情熱とインスピレーションを常にオケに注ぎ込み続ける。
合唱団はオペラハウスの住人だけあって、こぎれいな音楽を作ることはせず、常に物語を感じさせる。
あまりの素晴らしさに自制心を失って叫んでしまいそうな、勤勉さの積み上げだけではたどり着けないような音楽であった。
アンコール1曲目は、フォーレのペレアスとメリザンドの中のシチリアーノ。どのパートのプレーヤーも、フランス人なら一度はソロで演奏したことがありそうな、というかあったであろうような、音楽づくりの共通感(アンサンブルがぴったりという意味では全くなく)が素晴らしい。
もう1曲はビゼーのアルルの女のファランドール。プロヴァンス太鼓のリズム、それと同じリズムのオケの合奏のダサダサ感が現地ものっぽくておかしい。どんなに盛り上がっても洗練されないリズムに、例えば日本人の阿波踊りのリズム絶妙さとの共通点を感じておかしかった。

2014.8.21記

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