2007年08月25日

ヤルヴィのニールセン#3,4

jarvi_nielsen3~4.JPG

私のニールセン受容は、3番「広がりの交響曲」から始まる。生演奏を聴いたのか、テレビで見ただけなのかどうしても思い出せないのだが、ブロムシュテットがN響を振ってこの曲を演奏したのを聴いたのだが、その演奏がとても素晴らしかったのだ。N響らしからぬ張りに満ちたブラスの音。この能天気な曲が脳天に直撃して、一気にこの曲を気に入ってしまった。
ソプラノとバリトンの独唱がなければもっと演奏機会があるだろうに、なんて思ったことを覚えている。
ヤルヴィとエーテボリの演奏は、残念ながらブロムシュテットのブリバリ感には及ばない。でも、良い演奏である。

さて、もっとも有名な「不滅」。名演は無数にあろうし、この演奏は分が悪かろう。と思いきや。充分な音圧、自然なテンポ変化、柔らかな歌、これらが三拍子揃った演奏というのは案外少ないかもしれない。演奏技量的に難しい曲であるから、上手いオケに有利な曲であることは間違いないが、なんでもできてしまうSクラスオケには曲への思い入れを感じさせる自然な歌は、それ相応の指揮者でないと逆に難しかったりするものなのだ。その点、エーテボリは曲への充分な愛情を表現している。
音圧だけを聴く人には物足りないかもしれないが、これは名演である。


Carl Nielsen

Symphony No.3 FS60 (op.27) "Sinfonia espansiva"
1991.8

Symphony No.4 FS76 (op.29) "The Inextinguishable"
1990.10

Göteborgs Symfoniker
Neeme Järvi

DG


posted by tak at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ネーメ・ヤルヴィ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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