2007年10月18日

上岡敏之のブルックナー#7

bruckner7kamioka.JPG

演奏時間が90分と話題(?)の、上岡敏之のブルックナーの7番のCDを聴いた。
第1楽章 28:43
第2楽章 33:33
第3楽章 12:07
第4楽章 16:37
 計  90:57

比較に手元にあるいちばん速そうなエドゥアルド・ファン・ベイヌムとコンセルトヘボウ管弦楽団の2回目(1953年)の録音のタイムを掲載する。
第1楽章 18:40
第2楽章 19:05
第3楽章  9:10
第4楽章 11:45
 計  58:40

上岡とヴッパータールのオケはなんでも来日している(た?)そうで、同じ曲を東京でも同じように演奏したらしい。
http://concertdiary.blog118.fc2.com/blog-entry-62.html

CDを聴く前に風呂に浸かりながら1楽章が30分になりそうなテンポをシミュレーションしてみた。う〜ん、全然違和感ないじゃん。というか、パルジファルを想定しているのかな。冒頭の音型がよく似ているし。ということは、パルジファルみたいなバレエの振り付け作ってこれで踊ったらいいんじゃない?なんて、適当なことを思いついてみた。
聴いてみると、想定そのまんまじゃないか。一瞬パルジファルみたいだし。遅くてもオケが比較的上手いから違和感全然ないし。ただ、このテンポでなければできないことというのはあまり聴き取れない。
東条氏は遅いことで構築性がどうとか書いておられるが、一瞬一瞬の音楽がきれいだったら充分じゃないの。

解説を読んでみると、上岡自身が「ハース版とか改訂版とかから取捨選択した(超略)」なんて書いてて、テンポの遅さもそうだけど、ペーター・ヤン・マルテのやっていることとおんなじじゃないのか。
http://takmusik.seesaa.net/article/33165784.html
http://takmusik.seesaa.net/article/33247529.html

というわけで、このテンポの意味を邪推してみる。
(1)とにかく遅いこと自体に意味がある
(2)とにかくチェリ様の信奉者
(3)ヴッパータール市にゆかりの3大ブルックナー指揮者に敬意を表しつつ、ヴッパータール市とヴッパータール交響楽団の名を一気にブルックナーオタクに知らしめるために、わざと遅いテンポでブルックナーオタクども(私も含むよ)を直撃した。←「ちょっと変わった演奏があればブルックナーオタクは必ず注目する」という「習性」を利用した。
<参照>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB

マルテさんは(2)でしょうな。上岡氏は(3)だったりして。つまり私は作戦にまんまと乗せられたと。でも悔やんでなんかないもんね。

ちなみに、2楽章は誰もが遅いので違和感無し、3楽章はごく一般的なテンポ設定。4楽章も転んでしまいそうな遅さが冒頭部分の1楽章との親和性(とパルジファルっぽさ?)を見事にあぶりだしている。それと第3主題の再現部が音程の良さと相まって独特の(本来の、と言うべきか)美しさを醸し出している。

結論。世の中にブルックナーの7番のCDがこれだけであったとしても全く悲しくないくらいのいい演奏ではある。でも、超速のベイヌムの方が好きだ。


Anton Bruckner
Symphonie Nr.7 E-Dur

上岡敏之
Sinfonie Orchester Wuppertal

2007.9.8-9, Historische Stadthalle Wuppertal

TDK


【無頭痛日誌】
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金曜日に飲み会の予定が入ってしまったので、練習がてらビールを飲んでみた。さてどうなることやら。


ラベル:ブルックナー
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