2006年09月12日

希求的音盤

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欲しいCDの購入は、最近はほとんどインターネット+通販で行うようになった。
新譜はもうほとんどHMVのウェブサイトで、ごく一部、大きな声では言えない音源だけアリアCDで調達している。

しかし、欲しいCDは新譜だけでなく、廃盤になったものもある。
そういうのは基本的に中古CD店で調達してきた。
大学時代から中古CD店中毒で、セカンドハンズ時代の新宿店、渋谷店、御茶ノ水店には定期巡回していた。いまや東京はディスクユニオン御茶ノ水店しか知らないが、上京の際には何を措いてもここには行く。

最近は車で大阪に調達に行くようになり、大阪駅前ビルのワルティ堂島、名曲堂など有象無象の中古CD店、名曲堂梅田東通店を巡回する。

それでも手に入らなかったものが某ヤフー・オークションで結構出品されているのにショックを受け、今年の1月ごろからはヤフオクに主力を移している。eBayとかも充実しているのは知っているが、海外のオークションはおっくうなので手を出しかねている。

さて、こういった入手方法でもなかなか手に入らないCDがある。
以下は私が長年探している音盤である。
持ってる人は売ってねとかいうことではありませんので。

クナッパーツブッシュ/WPhのワーグナー曲集(DECCA)
トリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の詩、ジークフリートの葬送行進曲、ワルキューレの魔の炎の音楽など、クナッパーツブッシュの最良の姿を捉えた名盤である。
これは、キングから国内盤でも出ていたし、国内盤LONDON1,000円シリーズでも出たし、LEGENDシリーズでも出た、べつに入手の難しい音源ではない。
しかし、DECCAの輸入盤で初めて出たときのものは初回発売で見かけて以来一度も現物を見たことがない。いや、初回ではなくて最終入荷だったのだろうか。1990年に渋谷WAVEで新品を手にとって感動したことがある。でもそれがそのディスクを見た最後だ。
探してみたらちゃんとジャケットのデータがあった。http://s-fuji.hp.infoseek.co.jp/CD-Jackets/Decca/414625.jpg
実はこれを見つける元になったのがこないだ買ったドホナーニのヴォツェック。なんと中に当時のDECCAのカタログが当時のまま封入されていた。感動しつつ確かめると、ちゃんとこのディスクの型番があって、それでググって見つけられた。ちなみに414-625-2。

ジュリーニ/フィルハーモニアのブラームス交響曲全集(EMI)
これも初回発売分がなくなってから一度も見たことがなかった。と思ったら、今週ヤフオクで出品されているのを発見。ちょっとアホみたいな額で入札してしまった。結果は16日。
そんな大騒ぎするほど名盤という噂があるわけではないが、つい5年ほど前に同じフィルハーモニアでクレンペラーが録音した全集が支持されているのを見ると、今後も再発の見込みがないんじゃないかと思って、欲しくなってしまうのだ。

クレンペラー/ニュー・フィルハーモニアのブルックナーの8番(EMI)
これはヤフオクには結構出てくる。が、3回ほど挑戦していつも敗北。2枚組で8,500円以上の落札額なのだ。さすがにそこまでの価値があるとは思えない。そもそもクレンペラーの8番は57年のケルン、64年のニュー・フィルハーモニアの音源を持っているし。
しかし、このブルックナーの8番には4楽章に大きなカットがあるようで、そのせいで今後も再発されないんじゃなかろうかと危惧しており、それで欲しくなるのだ。
実はこのブルックナーよりもカップリングの「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」の方を聴きたかったりする。これもいまだ再発されないのだ。

ドホナーニ/WPhのブラームス/シェーンベルクのピアノ四重奏曲第1番(DECCA)
これもヤフオクで3度敗退。これに3,500円以上は出せない。これはFMで聴いたことがあるので、聴けなくても悔しくはない。でもカップリングのベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」弦楽合奏版は聴きたい。

コンドラシン/モスクワ・フィルのショスタコーヴィチ#11,12,13(ル・シャン・ドゥ・モンド)
ル・シャン・ドゥ・モンド盤は、1,2,3,5巻を集め、後はこの4巻を残すのみ。先日の上京の際には2巻と5巻を見つけたが、4巻はなかった。
音を聴こうと思えば何度も全集が発売されているのでそれを買えばいいのだが、全集完成を目前に無駄足を踏まないのも意地だ。
http://mixi.jp/list_diary.pl?year=2006&month=6&day=3
http://takmusik.seesaa.net/article/19322825.html

ヤルヴィ/エーテボリ響のニールセン#1,2(DG)
DGの全集は3枚セットで廉価盤で発売されてしまい、1枚物がなくなってしまった。これはヤフオクでも一向に見かけない。3,4番のセットは新品で買っていて、5,6番のセットは大阪のワルティ堂島で買った。これも全集で買えばいいが、意地でも買わない。

(なんとこれらの音盤、クナッパーツブッシュを除いてすべて手に入ってしまいました。2008.6.23記)
(そしてついに、クナッパーツブッシュも入手。それぞれの入手の経緯は以下をご参照ください(コンドラシンは未作成)。2009.5.18記)
クナッパーツブッシュのワーグナー
ジュリーニのブラームス
クレンペラーのブルックナー
ドホナーニのブラームス/シェーンベルク
ヤルヴィのニールセン


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2006年08月23日

アンチェルのプラハの春1968

ancerl_smetana.JPG

プラハの春とは、一般にはこの1968年の動乱を指すだろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%81%AE%E6%98%A5
チェコの作曲家カレル・フサはまさに「プラハの春1968」という曲を作曲している。

そう、このアンチェルがプラハの春国際音楽祭で1968年5月12日に演奏した「我が祖国」は歴史的にも重要な意味がある。

ところが、演奏は絶対的評価で極上の演奏であり、歴史的とか何とか、音楽外での逸話を寄せ付けない「高潔」な音楽である。
正にカレル・アンチェルの人格の高潔さ、音楽家としての非凡さが伝わる演奏である。

チェコ・フィルとしてももう何度も演奏した曲だとは思うが、一切のルーティン性を感じさせず、今この曲の本当の価値を知ったかのような、新鮮な表情。

1968年の録音だから決して良好な音質ではないが、演奏の優秀さを聴くには何の問題もないし、そっけない放送録音であることが逆に奏者の息遣いをリアルに伝える。

特筆すべきことが2つ。
1.チェコ・フィルの縦の線のそろい具合がすさまじい。優秀なソリスト集団ではなく、厳格に統率された合奏集団。
2.各楽章、各パッセージを演奏する際に、どういう「心持ち」で演奏したらいいかということについて、意思の徹底が厳格である。

アンチェル恐るべし。これが指揮者の力だ。

Bedřich Smetana
Má Vlast
Czech Phikharmonic Orchestra
Karel Ančerl
1968.5.12, Radioservis
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2006年08月10日

HMVから届いたCD3

20060808HMV.JPG

しばらく前に注文したCDが届いた。
忙しくてまだ封も開けていないが、聴くのが楽しみ。

○ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団のチャイコフスキー/交響曲第2番など
ヤルヴィのチャイコフスキー・チクルス第4作。6→1→5→2と続いた。次は4→3?先日の京都市響とのチャイ4がすばらしかっただけに、4番の録音が待ち遠しいし、早くチクルスを完成させてほしい。実は個人指揮者によるチャイ全は持ってないんです。

○キリル・コンドラシン/シュターツカペレ・ドレスデンのショスタコーヴィチ/交響曲第4番
言うまでもなくコンドラシンとモスクワ・フィルの初演ライブは重要であるが、それ以外に音源があったこと自体が驚きだ。たぶんモスクワ・フィルより上手いSKDがどんな合奏力を聴かせるだろう。

○カレル・アンチェル/チェコフィルのスメタナ/「我が祖国」
アンチェルという指揮者は大好きなのだが、なぜかCDをほとんど持ってない。DG ORIGINALSのショスタコーヴィチの10番と新世界のルガーノ・ライブくらいだったっけ。じゃあなんで好きなんだろう?アンチェルについての文章を読んで感激したからか。耳年増ならぬ目年増だな(?)。
我が祖国はカレル・シェイナ/チェコ・フィル、ヤルヴィ/デトロイト、プラハの春の6指揮者で6曲収録のDVD(まだ見てない)に続いて4枚目。最近この曲にますますはまってきた。
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2006年06月23日

HMVから届いたCDなど

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2ヶ月くらい前に予約していたCDとDVDが届く。

●ショスタコーヴィチのオーケストラ伴奏歌曲集
トーマス・ザンデルリンクとロシア・フィルによる生誕100年記念録音その1。

●ショスタコーヴィチのマクベス夫人組曲など
トーマス・ザンデルリンクとロシア・フィルによる生誕100年記念録音その2。世界初録音って本当か?どちらのCDもタイトルはケースにシールで貼ってある。すごいデザイン。

●「わが祖国」プラハの春50年の歴史
マッケラスの「ボヘミアの森と草原より」(1999)、ヤルヴィの「ターボル」(1994)の映像が見られる!

●エロイカ
クナとWPhによるベートーヴェンが聴ける!しかしジャケットのクナの表情は何?

日本対ブラジル、前半16分ではどちらも得点なし。kna.JPG
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2006年06月15日

HMVから届いたCD

20060613HMV.JPG

先月注文していたCD が昨日届いた。新録音の新譜を買うのは久しぶりかも。

●マッケラス/WPhのヤナーチェク「イェヌーファ」(DECCA)(旧譜)
マッケラス/WPhのヤナーチェク・シリーズは、「利口な女狐の物語」、「死者の家から」、「カーチャ・カバノヴァ」を持っていたので、なんとか全作揃えたい。あとは「マクロプロス島事件」。

●マッケラス/スコットランド室内管のモーツァルト「ティトの慈悲」(DG)(新譜)
マッケラスの現在を聴いておきたいと思って買った。DGのモーツァルト・イヤー記念録音にマッケラスが採用されたのがとてもうれしい。
ちなみにマッケラスはDGには、ハインリッヒ・シフとサン=サーンスのチェロ協奏曲を30年前に録音しているので、DG初録音というわけではない。
とても不思議なケースが使われてて、そっちにも興味津々。

●ワーナーの「アーティスト・ポートレイト」シリーズの「エレーヌ・グリモー」(Warner)(旧譜)
過去録音のオムニバスなんだが、もとのディスクは全部持っている。違う写真が載ってないかなあと思って買った。購入動機は邪念のみ(爆)。
あけてないので実際はどうだか分からない。

●エレーヌ・グリモーの「レフレクシオン」(ブラームス&シューマン夫妻)(DG)(一応新譜)
今回の注文はこれが最大の目的。ヨーロッパ盤の限定盤で、なんとアルブレヒト・マイヤーと協演したシューマンの3つのロマンスのDVD(!)付きのものが発売されたはずなんだが、結局注文がキャンセルされてしまった。日本割り当てがなくなっちゃったのか?
仕方ないので、普通盤を購入。

サッカー見るのに忙しくてしばらく聴けない。←と言いつついつもうたた寝している。
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2006年06月12日

クレーメラータ・オリジナル

kremerata.JPG

なんとも饒舌なセカンド・ヴィエネーゼ・クラスである。
シェーンベルクの説諭、ベルクの雄弁、ウェーベルンの寡黙といった感じでなんとなく三者三様の音楽という気がしているのだが、これは、そう思って聴いているからそう聴こえるのかも、と思わせるほど、どの曲も(いい意味で)饒舌に歌う。

そうした中でも最近は特にベルクのオペラティックな雄弁さに惹かれるものがあり、クラリネットとピアノの小品など、ザビーネ・マイヤーの深みのある演奏もあいまってとてもよかった。

もともとはマーラーのピアノ・カルテット目的で買ったが、どの曲もいい。

グスタフ・マーラー
ピアノ四重奏曲

アルノルト・シェーンベルク
ヴァイオリンとピアノのための小品
弦楽三重奏曲 作品45
ピアノ伴奏によるヴァイオリンのための幻想曲 作品47

アントン・ウェーベルン
チェロとピアノのための2つの小品
ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 作品7
チェロとピアノのための3つの小さな作品 作品11
チェロ・ソナタ
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2006年06月08日

「至高」の「不滅」

fumets_shikow.JPG

「究極」はどこ?なんてことはともかく、気の漲った「不滅」である。
批評家と相性が悪く短い音楽監督生活であったが、この演奏に聴く限りシカゴ響はマルティノンに多大な敬意を払っている。と同時に自らのオーケストラのヴィルトゥオージティに相当な自信を持っている。
相当速いテンポだと思うが、「何の問題もないよ」と言わんばかりのうまさ。4楽章の「太鼓勝負」もばっちり決まり、とても満足できる演奏だった。
当時としても音は悪くないとは思うが、ホールのデッドさと国内マスターゆえの音の弱さは致し方なかろう。感動には何の影響もない。

さて、マルティノンの曲。
当然初めて聴くが、う〜ん、いい曲なのか?
いわゆる「現代音楽」のちょっと一時代前みたいな、シリアスな感じの1楽章は、私にはノレないしオケもノレてない?
でも、2楽章のフルート、ヴァイオリン、チェロの室内楽っぽいところから曲も演奏も俄然密度が増してきて、そのまま終曲まではとてもいい感じ。

なんといってもこの国内ジャケットが良いですね。

Carl Nielsen
Symphony No.4, op.29 "The Inextinguishable"
1966
Jean Martinon
Symphony No.4 "Altitudes"
1965

Jean Martinon
Chicago Symphony Orchestra
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2006年06月04日

タワレコ・オリジナル

toweroriginalcd.JPG

タワレコ・オリジナルの復刻シリーズで出たコンドラシン/バイエルン放送響のショスタコーヴィチの13番が、2日に注文したのがもう届いた。現代の流通業界はすごいね。

これまで通販はHMVがメインで、ほかにARIA CD、berkshire record outlet、ヤフオクを使っていたが、タワレコは今回初めて。
実はこのコンドラシンを買うためだけに新規登録したのだ。タワーは検索しにくいので使わなかった。

そこから先が我ながらオタクらしい。

・2,625円以上買えば送料無料だから、3枚買うことにする。
・ターゲットはタワレコでしか買えない、RCA系のプレシャス・シリーズ、ユニバーサル系のヴィンテージ・コレクション・シリーズに絞る。
・そうしたらほしいのが4枚出てきてしまった。
・しかたなく(?)全部買う。
・以上、買うと決めてから登録し、注文し終わるまで30分強。

ばかだねえ。無理して買わなくてもいいんだけどなあ。

結果今日届いたのが以下の4点。

・コンドラシン/バイエルン放送響のショスタコーヴィチ交響曲第13番
・クレーメルたちのマーラーのピアノ・カルテットその他
・マルティノン/シカゴ響のニールセンの不滅と自作の至高
・プレートル/ボストン響の幻想交響曲

今日はN響アワーがスクロヴァ先生だし、芸術劇場も面白そうなので、聴くのは明日以降だな。
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